徳島県ではこれまで、2019年9月、消費者庁との共催により、日本初となる「G20消費者政策国際会合」を開催したほか、2020年7月からは、日本における消費者行政・消費者教育の「政策創造」と「国際業務」の恒常的拠点として県庁内に開設された「消費者庁新未来創造戦略本部」と連携して、先駆的なプロジェクトを展開するなど、国際会合から受け継がれてきたレガシーを発展させ、徳島の地が「消費者政策の国際拠点」となるよう全力で邁進しています。
本ページでは、徳島県の消費者行政・消費者教育の国際展開に向けた取組について紹介します。
今年9月5日・6日の両日、徳島市において、消費者庁と徳島県の共催により、G20大阪サミットのサイドイベントとして、 「G20消費者政策国際会合」を開催しました。本会合では、G20の各国、関係機関の参加者が、デジタル化の急速な進展に伴う新たな消費者問題への対処やSDGs(持続可能な開発目標)の推進等、各国が共通して抱える政策課題を議論しました。
「G20消費者政策国際会合」を皮切りに、本県において生み出されてきた「国際会議のレガシー」を継承し発展させるため、令和2年度より本県主催による新たな国際会議を開催しています。「持続可能な社会の実現」に向け、世界のエシカル消費のトップリーダーの方々や、日本国内の有権者の皆様から先駆的な意見をいただきました。オンデマンド配信中。
本県では、「G20消費者政策国際会合」のレガシーの創出と新たな消費者政策の展開をカウンターパートとして支援するG20国際会合の参加者や学識経験者、消費者団体等で構成される「徳島県持続可能な社会を目指した国際連携ネットワーク(TIS)」を令和2年2月に設立しています。
アフターコロナを見据えた「消費者政策における国際連携」の更なる構築を図るため、令和3年度より、徳島県では県内大学と海外大学との間において、消費者教育等についての取組発表や意見交換をオンラインを活用して行っています。
令和5年度は、「デジタル社会における消費行動の在り方~私たちからの提言~」をテーマに、各校からの発表及び意見交換を行いました。
また、各大学の代表者が、令和5年10月31日に開催した「とくしま国際消費者フォーラム2023」に出演し、デジタル社会の消費者が直面する課題や、より良い消費者となるための提言等について意見交換を行いました。