それでは、私のほうから今定例会を振り返りまして、報告をさせていただきたいと思います。
徳島県議会におきましては、閉会日に提案されました、公共事業予算の前倒し計上をはじめとする防災・減災対策の推進、国際的・魅力的な地域づくりの促進など、約66億円の補正予算に加え、本日、閉会日に追加提案されました、県民生活を下支えする物価高騰対策や、持続的な賃上げに向けた生産性向上支援などに対する約8億円の補正予算を可決し、総額約74億円の6月補正予算を成立させたところであります。
県民の皆様の暮らしへの不安を払拭し、社会経済活動を力強く支えるために、速やかな執行を図っていただきたいと思います。
次に、代表質問・一般質問においては、議員各位の質問を通じ、県都のまちづくりについて、アリーナ整備に係る候補地選定に加え、鉄道高架事業や徳島駅北口開発など、様々な議論がなされたほか、バッテリーバレイ構想の更なる推進や、中小・小規模事業者の支援等の経済支援策、高規格道路の整備や河川の治水対策、上下水道機能の維持向上などの社会資本整備の促進、公立高校の在り方や学びの多様化学校の設置などの教育環境の充実など、今まさに必要とされる重要課題の解決に向けた、多岐にわたる論議がなされたところであります。
また、本日閉会日に、「災害時の確実な情報伝達体制の強化を求める意見書」及び「地域医療を守るための県立病院等への経営支援を求める意見書」の2件を可決しまして、全ての皆様の安全・安心な暮らしを守る情報伝達体制や安定的な地域医療の確保に向けた国の支援について、意見書を国へ提出することといたしております。
私の報告は以上とさせていただきます。
次に、私のほうから、3点発表させていただきたいと思います。
まず、第1点目ですが、とくしま藍推進月間に係る情報発信についてであります。資料1をご覧ください。
今月7月は、議員提案条例のとくしま藍の日及び徳島県の色を定める条例で定められた、とくしま藍推進月間となっております。この月間における県議会の取組について、2点ご紹介いたします。
まず、藍をテーマにしたパネルの展示についてであります。これは、四国大学と県議会との包括連携協定に基づく事業として、6月定例会開会日である6月12日から7月31日まで、議事堂1階ホールにおきまして、同大学の藍に関する教育研究活動や取組についてのパネルを展示し、広く県民に周知するとともに、県民の藍に対する関心と理解を深めていただくものであります。
次に、議会図書室において、藍関係の文献コーナーを設置し、阿波藍の歴史や藍染めの技術、藍関連の作品など、藍について深く知ることができる資料、文献を展示しているところであります。ホールでのパネル展示とあわせて、議会図書室「藍関係文献コーナー」にも是非お立ち寄りください。
また、県民の皆様方はもとより、全国各地で本県の伝統文化である藍に対する関心や理解が深まるよう、私ども県議会としても様々な機会を通じて、藍染めウェアの着用や藍染め製品を活用することにより、全国に向け、とくしまの藍の魅力発信に努めてまいりたいと考えております。
次に、第2点目でありますが、大学との包括連携協定事業の実施についてであります。資料2をご覧ください。
県議会では、平成22年に徳島文理大学と、平成24年には四国大学との包括連携協定を締結し、開かれた県議会づくりの一環として、魅力ある地域づくりや地域における人材の育成に向け、様々な連携事業を行っているところであります。
まず、今年度実施する徳島文理大学との連携事業でございますが、7月15日に総合政策学部の学生に対して、元木章生議員が県政に係る課題や、議員活動に関する体験談などについて講義を行います。
また、議会インターンシップの実施や、学生と議員との意見交換会など、協定に基づく様々な連携事業を実施することとしております。
次に、四国大学との連携事業についてでございますが、資料の裏面をご覧ください。
先にご説明した藍をテーマにしたパネルの展示を含む、テーマを設定したパネル展を、年4回、各定例会中に実施いたします。
次に、7月28日には、政治学受講の学生と、山西国朗議員との意見交換会を行うほか、9月には議会インターンシップの実施を予定しております。
さらに、経営情報学部の学生に対し、議員による講演を予定しているほか、12月には、書道パフォーマンスを実施する予定としております。
今後とも、開かれた議会の推進に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、第3点目は、第3回徳島県議会高校生フォトコンテストについてであります。資料3をご覧ください。
県内の高校生を対象に、政治や徳島県議会への関心を高めるとともに、徳島の魅力発信に資するため、「みんなに伝えたい徳島の魅力」をテーマとした写真を7月10日から10月10日まで募集いたします。
高校生の皆さんの若い感性で、徳島の魅力あふれる作品をお待ちしておりますので、是非ご応募ください。
報道機関の皆様におかれましても、是非周知にご協力をお願いいたします。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
(読売新聞)
はい。ありがとうございました。
そうしましたら、幹事社のほうから、まずご質問させていただきます。
この議会終わられまして、アリーナの話などで非常に注目を集めておりましたけれども、徳島県とですね徳島市の関係性も含めて、例えば徳島市議会と県議会との意見交換の場でありますとか、そういった何か場を今後ですね、まちづくりの観点から設けたりするような考え等はございますでしょうか。
(須見議長)
ございません。
(読売新聞)
ありがとうございます。
(徳島新聞)
幹事社の徳島新聞から1点。
今回の6月定例会は、後藤田知事が就任してから、ちょうど任期が2年折り返しになったっていうところでして、知事が力を入れてきた政策であるとか、あるいは政治姿勢等についての議論がされたかと思うんです。県議会と知事との関係性といいますか議論っていうのはこの2年間で、変わってきたと思うかであったりとか、今後、どうやっていくべきかとか何かお考えがあれば教えていただきたいです。
(須見議長)
議会と知事の関係性というのですかね。
特にこれまでと変わらずに、議会としては対応していくというところでありまして、特に、
先の2年間も含めて、何か関係性が変わっていくということはないとは思っております。
(大塚副議長)
私も同意見です。
(読売新聞)
各社様、いかがでしょうか。
(朝日新聞)
すいません、朝日新聞です。
大学との包括連携協定事業なんですが、今年度から初めてこれをやりますよ、というのがありますか。
(大塚副議長)
今までも、やってきてるんですけれども……。同じですね。
(朝日新聞)
分かりました。ありがとうございます。
(読売新聞)
他、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
(須見議長、大塚副議長)
ありがとうございました。