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徳島県議会高校生フォトコンテスト応募作品

令和6年11月定例会

正・副議長 定例記者会見(令和6年12月20日)

定例記者会見
配布資料

1 議長会活動について(元木議長)

 それでは、まず議長会活動についてご報告させていただきます。

 去る10月24日に東京都において全国都道府県議会議長会の各委員会が、10月31日に山形県において全国都道府県議会議長会の定例総会が開催されました。

 定例総会では、人口減少の克服に向けた少子化対策と地方創生の推進に関する決議など6項目の決議と、令和7年度政府予算編成に関する提言を決定し、関係各方面に要望いたしたところであります。具体的に申しますと、私は社会文教委員会委員長といたしまして、少子化対策・子育て支援の抜本的強化や地域医療提供体制の強化などについて、関係省庁等に要望に参った次第です。

 また、議長会において自治功労者の表彰があり、徳島県からは永年勤続功労議員として、在職25年以上の嘉見博之議員、在職15年以上の扶川敦議員、在職10年以上の井川龍二議員、須見一仁議員の4名が表彰されております。

 そのほか財政基盤強化対策県議会議長協議会等の総会が開催され、要望事項をそれぞれ決定し、国や関係機関に対し善処方を要望いたしております。

 今後ともこれらの議長会活動を通じ、本県はじめ地方の声を積極的に発信してまいりたいと考えております。

2 徳島県内議会3団体合同の要望活動について(元木議長)

 次に、徳島県内議会3団体合同での要望活動についてであります。

 去る11月21日、市議会議長会・町村議会議長会とともに、連携協定に基づき、3団体合同で地方財政の充実強化など、地方行政の直面する5項目について、関係省庁に出向き要望活動を行ってまいりました。

 今後とも、本県が抱える様々な課題の解決に向け、3団体連携の下、しっかりと取り組んでまいります。

3 一年を振り返って(元木議長)

 次に、今年も残すところわずかとなりましたので、この一年を振り返り、お話させていただきます。

 まず春には執行部にて大規模な部局編成があり、議会のほうでも特別委員会を全面的に見直し、「まちづくり・魅力向上対策」「防災・環境対策」「地域活性化対策」「こども未来・安心対策」の4委員会に改組いたしました。これにより県政の喫緊の課題に対応し、集中して審議が進められることになり、より一層時代に即した対応が行えることとなったと考えております。

 また私自身のこととなりますが、先ほども報告しました全国都道府県議会議長会の会議をはじめ、各種要望活動などには積極的に参加し、徳島県議会の代表として発言や発信をしてまいりました。

 一方、議長として3定例会を経ましたが、県議会ではこの間、新ホールや鉄道高架事業をはじめとした県都のまちづくり、最低賃金の引上げなどの経済対策、能登半島地震の教訓を踏まえた防災対策などが重要課題として、議論されてまいりました。

 今定例会では、県都のまちづくりによる徳島の未来創生基金の条例案及び予算案が提出され、さらには早期整備プランの素案が示されました。議員からも県民の皆様からも様々なご意見があったところであります。県都のまちづくりについては、徳島市との関係も含め、今後とも丁寧な議論がなされるよう期待します。

 また当該基金と併せ、今定例会におきましては物価高騰対策、防災減災対策等に係る292億円に及ぶ追加補正予算も可決したところであり、特に物価高騰については、6月補正、9月補正に続く対策となりますので、県民の皆様の暮らしや安全安心に係る不安を払拭し、社会経済活動の飛躍を実感できるものとするため、速やかな執行を図っていただきたいと思います。

 そのほか議会改革の取組として、7月、10月には中学生県議会セミナー、11月にはオンライン委員会の本格導入を新たにスタートいたしました。

4 書道パフォーマンスの実施について(元木議長)

 次に、書道パフォーマンスの実施についてであります。

 昨日、議事堂ホールにおいて、毎年恒例の行事であります四国大学書道文化学科の学生による書道パフォーマンスを実施いたしました。学生が選んだ今年の漢字「翔」と「躍」、信頼や変革をテーマとした作品を音楽に合わせて書き上げ、豪快かつ繊細な筆さばきと若さあふれるはつらつとしたパフォーマンスを披露していただきました。

5 県議会高校生フォトコンテストの結果について(元木議長)

 次に、県議会高校生フォトコンテストについてであります。

 県内の高校生を対象に、政治や徳島県議会への関心を高めるとともに徳島の魅力発信に資するため、昨年度に引き続き、みんなに伝えたい徳島の魅力をテーマとして写真を募集しましたところ、各地域の四季折々の景色や高校生ならではの視点で撮影された登下校中の何気ない風景を切り取った作品など、数多くご応募いただきました。

 審査の結果、議長賞、副議長賞ほか計7点の優秀作品を選定いたしました。私自身、審査に当たり全ての作品を見させていただき、残念ながら今回受賞に至らなかった写真の中にも素晴らしい作品がたくさんあり、高校生の皆さんの徳島愛を存分に楽しむことができました。

 表彰式は週明け23日に行い、その際、入選された作品を発表させていただくこととしております。

 私からは、以上でございます。

6 発表(1)県議会表彰の実施について(山西副議長)

 次に、私のほうから2点発表させていただきます。

 まず、徳島県議会表彰の実施についてであります。資料1をご覧ください。

 この表彰制度は、スポーツ、芸術文化活動等において、その成績が顕著なものを表彰し、その努力と功績を称え励ますことにより、徳島県の次代を担う人間性豊かな児童、生徒及び学生の健全育成を図ることを目的として平成24年度に創設いたしました。

 徳島県内の学校に在籍する小学生から大学院生の方々のうち、スポーツ、学芸の各部門で、全国規模以上の大会やコンクールにおいて最優秀、つまり全国一位や世界一位の成績をおさめられた方を、各学校長等からの推薦に基づいて表彰しているものであります。

 今回は、令和6年1月から令和6年12月末までの間に最優秀の成績を挙げた方を対象に、令和7年2月定例会の本会議開催日に、議場において表彰式を執り行いたいと考えております。詳細の日程等につきましては、追ってご連絡をいたしたいと思います。

 本県の子どもや若者が、この県議会表彰をきっかけとして徳島から全国へ、そして世界へと大きく羽ばたいていくことを期待するとともに、こうした取組を通じまして、子どもや若者が夢や希望を持ち、未来を創造することができる社会の実現に向け、なお一層の努力を傾注してまいりたいと考えております。

7 発表(2)大学との連携協定事業について(山西副議長)

 次に、大学との連携協定事業についてであります。資料2をご覧ください。

 来る1月22日に、徳島文理大学との連携事業として、学生と議員との意見交換会を実施する予定であります。

 この事業は、意見交換を通じて学生に議会や県政への関心を深めていただくとともに、互いの交流を図ることを目的として行うものであります。

 大学からは総合政策学部の学生4名程度、議会からは井村保裕議員、木下賢功議員、岸本淳志議員の3名が参加し、地域活性化について意見交換を行う予定としております。当日は、学生さんから地域を元気にするため取り組んでいることをご紹介いただくこととしており、若い方ならではの柔軟な発想に触れることにより我々議員にとっても良い刺激になることを期待します。

 今後とも、次代の徳島を担う大学生に対し、県議会に対する理解や関心を深めていただく取組を進め、より一層の開かれた議会を目指して参ります。

 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

8 質疑応答

(四国放送)

 報告事項に関して、特に質問のある社はございませんか。

 では、本議会に関しての質問を、まず幹事社からさせていただきます。私からは2問です。

 1つ目は、まちづくり基金の20億というのが、一部の議員の間からは分離して採決して欲しいと。ですが、理事者側からは一括して採決ということで、可決になったわけですけれども、私どもから見ているとまちづくり基金については反対だけど、他の予算案については賛成しているっていう方が、割と反対している方の中にも多かったと見受けられるんですけれども。逆に基金について分けて採決した方が賛成、反対、それぞれの議員さんの政治行動がよく分かっていいんじゃないかなという気もしたんですけれども、その辺はどういう風にお考えでしょうか。

(議長)

 これについては審議の結果、否決されたものでありまして、これを尊重して議長としてのコメントは差し控えたいと思います。

(副議長)

 提出権限は知事にございますので、どういう予算案を出してくるのかというのは、最終的には知事のご判断になると思います。県執行部の中で様々な議論を経て、こういう風なご提案をされたものと理解をしておりますので、議会の立場としてのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。

(四国放送)

 もう1点目ですけれども、今回まちづくりの基金が可決されました。で、条例も可決されました。で、前回の議会でも藍場浜公園西エリアでの分を可決されています。ただ、どうしても徳島市は別として、徳島市議会は割と異論があって、なかなか見通しがつかない点がありますけれども、私どもが聞くと県民はもう早期整備というのを非常に求めている空気はあるなと思ってますけれども、そうなってくると市議会にまず納得してもらわないとという点があるんですけれども。県議会として、例えばそういう制度はないんですけれども、市議会と話をするであるとか、何か徳島が前に進むために、理事者もですけれども、議会を含めて何か行動をするというお考えはありますでしょうか。

(議長)

 もちろん県民の方々の中にも賛否両論ございまして、県民の方々も様々なご意見があるということは承知をいたしております。そういった中で、これまでの議会において度重なる議論を行っておりまして、各種アンケート結果や調査結果など、新しい情報が出る都度、活発な議論を行ってきたと認識をいたしております。今後とも特に県民に賛否のある事案については丁寧な議論を進めていただきたいと考えておるところでございます。市議会の議論については我々の立場としてはコメントは差し控えたいと思っております。

 今のところ市議会議員の方と直接我々が話し合うということは想定はしておりませんけれども、また必要があれば検討していきたいと思っております。

(副議長)

 議長のただいまのご答弁のとおりでありますけれども、補足をさせていただきますとすれば、二元代表制の中で私たち県議会は県執行部と向き合いながら、その都度議決をさせていただいておりますので、基本的には県の執行部に対して様々な判断をしていくということは大原則になろうかと思います。一方、ただいまの県議会と市議会で話し合いをしたらどうか、調整をしたらどうかいうご提案でございますが、少なくとも県議会として公式に協議をするということは基本的にはないものと思います。ただ、それ以外については、様々な可能性もあるのかなという風には思っております。

(四国放送)

 各社ありますか。

 では以上で終わります。ありがとうございました。