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令和6年9月定例会

正・副議長 定例記者会見(令和6年10月8日)

定例記者会見
配布資料

1 議長会活動について(元木議長)

 それでは、私からご報告させていただきます。

 まず、議長会活動についてであります。

 四国4県議会正副議長会議が、去る8月19日、愛媛県において開催され、本県からは、私と副議長が出席いたしました。

 会議では、四国4県に共通する課題について意見交換が行われ、四国地方の高規格道路ネットワークの整備推進、四国への新幹線導入など、計7項目を国に提出する要望事項として決定いたしました。

 先月、関係省庁及び関係国会議員に対し、要望書をお送りいたしております。

 その他、7月から8月にかけて全国都道府県議会議長会定例総会ほか、2件のブロック会議等に出席し、国への要望活動の決定や各県の取組などについて意見交換を行いました。

 今後とも、議長会活動を通じ、本県はじめ地方の声を積極的に発信してまいりたいと考えております。

2 今定例会を振り返って(元木議長)

 次に、今定例会を振り返りまして、報告させていただきます。

 本日、閉会日に、藍場浜公園西エリアにおける新ホールの整備プラン策定や測量設計業務、賃上げの支援や人材確保の促進などの県内経済成長施策、大阪・関西万博や国際航空路線の定期便化に向けた本県の魅力向上事業などの補正予算を可決し、総額約156億円の9月補正予算を成立させたところであり、県内の活力を高め明るい未来につながるよう、可能な限りの対応を図ってまいります。

 次に、代表質問・一般質問においても、議員各位が熱心に論議され、懸案となっている県都のまちづくりについて、新ホール整備に係る今後の進め方や徳島市とのワーキンググループでの協議、まちづくりのための基金など、様々な論議がなされたほか、最低賃金の引上げに伴う支援策やタイとの産業連携等の経済振興策、河川の治水対策や高規格道路の整備等の社会資本整備の促進、農林水産物の輸出拡大や林道の利活用等の農林水産振興施策など、今まさに必要とされる重要課題の解決に向けた多岐にわたる論議を行いました。

 私からの報告は以上でございます。

3 発表(1)大学との包括連携協定事業について(山西副議長)

 次に、私のほうから、3点発表させていただきます。

 まず、大学との包括連携協定事業についてであります。資料1をご覧ください。

 四国大学との包括連携協定事業として、11月29日に県議会議員と学生との意見交換会を実施する予定であります。

 この事業は、議員と学生が本県の課題について共に考え、議論を交わすことにより、互いの交流を図ることを目的として行うものであります。

 四国大学からは、女子サッカー部の学生の皆様が参加する予定となっております。

 女子スポーツの振興について、活発な意見交換が行われますことを期待しております。

4 発表(2)中学生県議会セミナーについて(山西副議長)

 次に、中学生県議会セミナーについてであります。資料2をご覧ください。

 このセミナーは、中学生を対象に議員が県議会や議員活動等に関する授業を行うことにより、近い将来有権者となる中学生の県議会及び政治に対する関心を高め、多様な人材の政治への参画促進につなげることを目的として、今年度から実施しております。第2回として10月22日、鳴門教育大学附属中学校において、古野司議員、井下泰憲議員による授業を行うこととしております。

 授業を通じて県議会への関心を高めていただき、さらに理解を深めていただければと期待しております。

5 発表(3)県民と県議会議員の意見交換会の開催について(山西副議長)

 次に、県民と県議会議員の意見交換会の開催についてであります。資料3をご覧ください。

 県民の皆さんと議員が県政に関する身近なテーマについて、直接、意見を交わすことにより議会への理解や関心を高めるとともに、両者の意思疎通の促進を図ることを目的として、意見交換会を開催いたします。

 今年度、「持続可能な観光地域づくりの促進について」をテーマとし、地域の文化や観光等を学んでいる大学生や、現在、観光や地域おこしに関わっている方々と意見交換を行う予定としております。日頃感じていることをはじめ、忌憚のない御意見を頂き、今年度の政策条例の検討や今後の観光施策などに生かしていけたらと考えております。

 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

6 質疑応答

(徳島新聞社)

 では、幹事社の徳島新聞社から質問をさせていただきます。

 まず資料3にございます県民と県議会議員の意見交換会のことについて、大学生や観光に関わっておられる方らのお話を聞くということですが、例えば観光に関わっておられる方はどんな方々だったりされるんでしょうか。

 (議長)

 この意見交換会は、県民の皆様方と議員が県政に関する身近なテーマについて直接意見を交わすことにより、議会への理解や関心を深め両者の意思疎通の促進を図るため開催するものであります。

 以前は、高校生との意見交換会という形で開催しておりましたが、昨年度より県民へと対象を広げ、様々なテーマについてふさわしい多様な県民の方の意見を聞く機会としております。

 年度ごとにテーマを決めて開催することとしておりまして、おっしゃっていただきましたとおり今年度は「持続可能な観光地域づくりの促進について」のテーマに、観光に関わる方などと意見交換を行うことにしております。

 メンバーといたしましては、議員側の参加者は今年度、議員提案による政策条例として、もてなしの阿波とくしま観光基本条例の改正を検討している政策条例検討会議及び本県観光の振興を図ることを目的とする観光振興議員連盟の所属議員が出席することとしています。

(徳島新聞社)

 こちらの資料について皆様、質問はございますでしょうか。

 では、ないようですので改めて幹事社の方から。先ほどの県議会、長丁場になりましたがお疲れ様でした。

(元木議長、山西副議長)

 お疲れ様でした。

(徳島新聞社)

 それについて改めてちょっと振り返り、質問させていただければと思います。このたびの議会、議(会)運(営委員会)では一度提出を見送りましたが、他の会派から問責決議案が提出されまして今回否決となりましたが、その受け止めを一言ずつお願いします。

(元木議長)

 問責決議が出されて、否決とはなったものの、各議員からもいろいろな厳しいご意見もございました。知事さんにおかれましては、その職責の重さを十分に御理解いただきまして今後とも誠意を持って議会にも対応していただきたいと思う次第でございます。以上です。

(徳島新聞社)

 ありがとうございます。是非、副議長にも。

(山西副議長)

 はい、まずはですね、本日、本会議の冒頭で知事のほうからお詫びの言葉がございました。そのことにつきましては大変重く受け止めておるところでございます。今後、不用意な言動は厳に謹んでいただきたいと思っておりますし、先ほど議長もおっしゃいましたように議会には常に緊張感を持って望んでいただきたいと、そういう風に思っております。

(徳島新聞社)

 ありがとうございます。

 皆さま、もしも質問がございましたら是非どうぞ。

(朝日新聞社)

 すみません、朝日新聞です。ちょっと事務局さんがおられるのでちょっとお聞きしたかったんですけど、今日の33人の白票、青票、白が22で青が11と一応確認させていただきたかったんですが、それでいうと議長さんは入れてないんですね。で、退席されたのは3人。そうですよね。で、欠席されたのが1人。だから38人の定数に対して33人がいわゆる分母になるっていう、38に対して。そういうことでよろしいですね。

(元木議長)

 はい。

(朝日新聞社)

 これ、白票・青票ってよくあるんですか、そういうことやるのは。僕初めて見たんですけど。

(山西副議長)

 いや、昨年…。

(事務局)

 去年の11月議会にやっています。

(朝日新聞社)

 はい、分かりました。

 これまた名前の方は出るんですか、ホームページで。

(事務局)

 議事録に白票を入れられた議員さんの名前が出ます。

(朝日新聞社)

 そうですか、ありがとうございました。

(徳島新聞社)

 徳島新聞です。改めてすみません、昨晩、隣の徳島市議会は大変、向こうは向こうで長丁場で、非常に長い議論が尽くされた末に終わったようなんですが。県市の基本協定に関して、例えば変更や廃止については議会の議決を必要とする条例を可決したということで、これからまちづくり、ひょっとしたらこういったことが壁になってくるのかなと思うんですが、やはりあの、もちろんアクセルも必要ですが同時に相手の出方を見計るブレーキといいますか、ときにはゆっくり進むことも必要なのかなと思うんですけど。今後まちづくりを徳島県と徳島市の事務方と議会がうまくかみ合うためにはどのようなことが必要かなとお感じになりますでしょうか。

 実はほとんどワーキンググループの実態がなかったのではないかと、我々は思っていまして、1回始まってから2回目以降ずっとなかったという、1年間なかったというふうなことで、果たしてこれで大丈夫なのかと不安になるときがありまして、やはり県議会と例えば市議会というふうなチャンネルも何かあった方が前に進むのかなとも思って、私の勝手な感想ばっかりなんですが。

(元木議長)

 この度、市議会の方でも議論がなされて、意見書等も県に出されたりという動きがあったとお伺いをしておりますけれども、アクセルとブレーキのバランスは大事かなと感じております。ただ一方において、市議会の話はやはり市と市議会が解決すべき問題であるので、私の方からコメントする立場にはないのかなと思っておりますけれども、県は県議会と連携を保ちながら、ときには市との関係も議論を重ねながら、やはり同じ方向に向いて進んでいくことが大切であると感じておるところでございます。

(徳島新聞社)

 ちょっと無茶ぶりな質問ですみませんでした。

 皆様いかがでしょうか。

(徳島新聞社)

 すみません、徳島新聞ですけども、新ホールについてなんですけども、今、改選によってメンバーが入れ替わったとはいえ、現計画、文化センター跡地への計画っていうのを進めてきた立場だったと思うんですよ、県議会として。今回ホールの建設地っていうのが変更になったということなんですけども、その辺はどう有権者の方に説明をしていかれるんでしょうか。

(山西副議長)

 議決についてはそれぞれの議員がそれぞれの判断基準で適切に判断をされていると思いますので、有権者に対してはそれぞれの議員が説明をしていくというふうに思います。ただ、今日はあくまでも議会を代表してこちらの会見に臨んでおりますので、議会の総意としてなかなかコメントしづらいかなと思います。

(徳島新聞社)

 問責決議が2002年の大田正、当時の知事の時代だということで、本当に非常に重い決議が出てきたなと思うんですけども、これに至るまでになんとか、例えばブレーキではないんですが、岡田理絵県議がちょうど苦言を呈されて、ああいうのがやはり議会の役割なんだろうなと私は勝手に思ったりしたんですが、ちょっとなかなかそうもいかなかったというふうなところが難しいのかなとも思ったんですが。今後・・・。すいません、私の言いたいことばかり言っちゃって。すいません、ちょっと質問ではなくなったので、懸念だけが先行してしまって。これからもどうぞよろしくお願いします。

 もしもなければ、これで会見の方は終わります。

(元木議長、山西副議長)

 お世話になりました。ありがとうございました。