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徳島県議会高校生フォトコンテスト応募作品

令和6年6月定例会

正・副議長 定例記者会見(令和6年7月3日)

定例記者会見
配布資料

1 議長会活動について(元木議長)

(元木議長)

 それでは、私からご報告させていただきます。

 まず、議長会活動についてであります。

 去る5月27日、四国4県議会正副議長会議が高知県において開催され、本県からは私と副議長が出席いたしました。会議では、四国4県に共通する課題について意見交換が行われ、計10項目を国に提出する要望事項として決定いたしました。

 今月7月19日には、私をはじめ四国4県議会の議長が、子育て支援施策及び震災対策関係施策の充実、強化、四国地方における鉄道ネットワークの維持について、関係省庁に直接要望することといたしております。

 今後とも、議長会活動を通じ、本県はじめ地方の声を積極的に発信してまいりたいと考えております。

2 今定例会を振り返って(元木議長)

 次に、今定例会を振り返りまして、ご報告をさせていただきます。

 本日閉会日に、大規模災害に備えた県土強靱化の推進、県内経済成長施策、GIGAスクール構想等の教育施策推進、さらには、大阪・関西万博に向けた取組などの補正予算を可決し、総額約10億円の6月補正予算を成立させたところであります。県民の皆様の不安を払拭するとともに、県内の活力を高め、明るい未来につながるよう、可能な限りの対応を図ってまいります。

 次に、代表質問、一般質問においても、議員各位が熱心に論議され、懸案となっている県都のまちづくりについて、新ホール整備に係る調査結果や県市協定の取扱い、アリーナ整備に係る立地場所やスケジュールなど、様々な論議がなされたほか、バッテリーバレイ構想の推進や新たな地域商社の機能、スマート農業の推進、海外への輸出及び交流の拡大等、県内経済活動の飛躍に向けた取組など、今まさに必要とされる重要課題の解決に向けた多岐にわたる論議を行いました。

 さらには、こども・まんなか社会の推進、大規模災害に備える防災対策、社会資本・整備促進、航空路線の展望など、県政の重要課題に対する数々の提言がなされたところであります。

 また、本日、防災・減災、国土強靱化対策の強力な推進を求める意見書、ほか1件の意見書を可決し、皆様の安全・安心な暮らしを守るため、意見書を国へ提出することといたしております。

 そのほか、去る3月に策定しました第4期議会改革・行動計画に基づき、鋭意取組を進めており、今定例会から新たに託児サービスの受付を開始したところであり、本日、傍聴者のお一人が利用され、子どもさんお二人の託児を行ったとお伺いしています。

 小さなお子さんがいる方も安心して本会議を傍聴していただけますので、どんどん利用していただくよう、お待ちしております。

 私からの報告は以上でございます。

3 発表(1)とくしま藍推進月間に係る情報発信について(山西副議長)

 次に、私のほうから4点発表させていただきます。

 第1点目は、とくしま藍推進月間にかかる情報発信についてであります。資料1をご覧ください。

 今月7月は、議員提案条例のとくしま藍の日及び徳島県の色を定める条例で定められた、とくしま藍推進月間となっております。この月間における県議会の取組について、2点ほどご紹介いたします。

 まず、藍をテーマにしたパネルの展示についてであります。これは、四国大学と県議会との包括連携協定に基づく事業として、6月定例会開会日である6月13日から7月31日まで、議事堂1階ホールにおきまして、同大学の藍に関する教育研究活動や取組についてのパネルを展示し、広く県民に周知するとともに、県民の藍に対する関心と理解を深めていただくものであります。

 次に、議会図書室における藍関係の文献コーナーの設置についてですが、阿波藍の歴史や藍染めの技術、藍関連の作品など、藍について深く知ることができる資料、文献を展示しているところであります。ホールでのパネル展示とあわせて、議会図書室・藍関係文献コーナーにも是非お立ち寄りください。

 また県議会では、とくしま藍推進月間中の、藍染ウェア等の着用推進はもとより、スカーフや名刺入れ等の藍製品を積極的に身につけ、全国に徳島の藍の魅力を発信してまいりたいと考えております。

 このような取組を通じ、県民の皆様方はもとより、全国各地で本県の伝統文化である藍に対する関心や理解が深まって欲しいと考えております。

4 発表(2)大学との包括連携協定事業の実施について(山西副議長)

 次に、第2点目は、大学との包括連携協定事業の実施についてであります。資料2をご覧ください。

 県議会では、平成22年に徳島文理大学と、平成24年には四国大学と包括連携協定を締結し、開かれた県議会づくりの一環として、魅力ある地域づくりや地域における人材の育成に向け、様々な連携事業を行っているところです。

 まず、今年度実施する徳島文理大学との連携事業でございますが、7月16日には総合政策学部の学生に対し、平山尚道議員が県政に係る課題や議員活動に関する体験談などについて講義を行います。

 また、議会インターンシップの実施や大学教員による講演、調査レポートへの寄稿のほか、学生と議員との意見交換会など、協定に基づく様々な連携事業を実施することとしております。

 次に、四国大学との連携事業についてでございますが、資料の裏面をご覧ください。

 先にご説明した藍をテーマにしたパネルの展示を含む、テーマを設定したパネル展を年4回、各定例会中に実施いたします。

 次に、7月29日には政治学受講の学生と私が意見交換会を行うほか、9月には、議会インターンシップの実施を予定しております。

 さらに、経営情報学部の学生に対し、議員による講演を予定しているほか、12月には書道パフォーマンスを実施する予定としております。

 今後とも、包括連携協定事業の充実に努めまして、魅力ある地域づくりや地域における人材の育成に、より一層取り組んでまいりたいと考えております。

5 発表(3)中学生県議会セミナーについて(山西副議長)

 第3点目は、中学生県議会セミナーについてであります。資料3をご覧ください。

 このセミナーは、中学生を対象に議員が県議会や議員活動等に関する授業を行うことにより、近い将来有権者となる中学生の県議会及び政治に対する関心を高め、多様な人材の政治への参画促進につなげることを目的として、今年度から実施することといたしました。

 第1回目として、7月12日には鳴門市鳴門中学校において、長池文武議員、沢本勝彦議員による授業を行うこととしております。授業を通じて、中学生の皆様に県議会への関心を少しでも高めていただき、理解を深めていただければと思います。

 なお、第2回目のセミナーを、11月頃、鳴門教育大学附属中学校において、実施する予定としております。

6 発表(4)徳島県議会高校生フォトコンテストについて(山西副議長)

 次に、第4点目は、昨年度から開始いたしました徳島県議会高校生フォトコンテストについてであります。資料4をご覧ください。

 県内の高校生を対象に、政治や徳島県議会への関心を高めるとともに徳島の魅力発信に資するため、みんなに伝えたい徳島の魅力をテーマとした写真を、今年度は応募期間を早めまして、7月10日から10月10日まで募集いたします。

 本日、こちらのボードには昨年度の受賞作品を使用しております。高校生の皆さんの若い感性で、徳島の魅力あふれる作品をお待ちしておりますので、是非ご応募ください。

 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

7 質疑応答

(四国放送)

 幹事社からまず1点目を聞かせていただきます。

 先ほど議長から県都のまちづくりの話であるとか、県市の協定の取扱いなど様々な議論がなされた議会だったというふうにおっしゃいました。で、先ほど知事は閉会日の挨拶で藍場浜西エリアでやりたいと、開会日よりはかなり前進した強い言い方でおっしゃったと思うんですけれども、本議会においてですね、議論っていうのは十分なされたというふうにお考えでしょうか。それとももう少し議論すべきだったというふうにお考えでしょうか。

(元木議長)

 はい、県が示した案に関しての議論は十分なされたと思っておるところでございます。

 今議会におきましても知事から藍場浜公園西エリアを候補地とする新ホールについて、大ホール席数やコスト、スケジュール等の調査結果が示されたところであります。

 アリーナの規模やJR車両基地の移転可能性は示されたものの、徳島市との基本協定の取扱いを含む具体的検討や専門家などへのヒアリング、開催可能なイベント等の具体化などについて、様々な意見のある中、丁寧な協議を進めていく必要があると感じておるところでございます。

 県議会の論議を踏まえてこれから案を作っていきたい、市とワーキンググループを作って進めていきたいということでございました。県議会の意見を踏まえていただけるところは踏まえていただいて、そして市のご意向も把握をしながらまちづくりを前に進めていただきたいと思っております。我々もしっかりと調整役を果たして県議会の議論をまとめていきたいと思っておるところでございます。以上です。

(朝日新聞社)

 副議長はいかがでしょうか。

(山西副議長)

 はい、先ほど議長もおっしゃいましたように、現時点においてはですね、各委員会において様々な熱心な議論がなされたというふうに理解をしております。

 知事の方針は今日、閉会日に改めてなされたと思いますけれども、それも踏まえてこれからさらなる議論を深めていかなければならないというふうに思っています。

(四国放送)

 幹事社のほうからなんですが、ちょっとお聞きしたいといいますか、どのようにお考えかというところなんですけれども、よく我々記者クラブで議論になるのが、事前委員会っていうのは4つの委員会を同時に行うじゃないですか。取材するのも実は大変なんですけれども、一般の方がもしそれを傍聴するとなると1日に4つも一気にあったらもしかしたらすごくやりづらいと言いますか。だから、いろいろな議論があると思うので理由もあると思うんですけれども、例えば2日間に分けて2つの委員会ずつぐらいであれば、通常の付託委員会のように関心のあるところに傍聴される方も入りやすいと思うんですけれども。そういう点もちょっと感じるときがあるんですが、いろいろルールもあると思うのであれですけれども、いかがでしょうか。

(元木議長)

 日程の話は、年間スケジュールというのを定めていてその中で日程を決めてやっているんですけれども……。

(山西副議長)

 現時点で議員の中から4つの委員会を一気に開くのはどうかとか、分散したらどうかとか言う声は私は承知していないですが、今回ご提案いただいたので今後議会改革等々の中で、より県民の皆様方に開かれた議会を議論する中で、そういうご意見があれば皆さんと議論していきたいと思います。ただ日程の制約があるのでそこの調整がつくかどうかというのもあると思いますので、そこは研究したいなと思います。

(四国放送)

 もう一点ですね、本議会の中で、ちょっと記者クラブの中で「これはおかしいんではないか」という意見が出かかった件が一つありまして、北島議員が代表質問の中で「ホールの調査結果が情報漏洩している」と、「それの調査を」っていうふうなことをおっしゃっていました。もちろん報道の自由は守られなければいけないということを前には付けていただいているので、我々としてはそれ以上言うつもりはそのときはなかったんですけれども、これは非常に危ないというか。我々からすると報道の自由というのは是が非でも守らなければいけないことで、情報の漏洩を調査するという考え方が、枕詞に報道の自由を保障するってつけているけれども実は規制するのとほとんど一緒のことを言っているので、ちょっと発言としては憲法で守られた報道の自由ができなくなる、そこに触れてるのではないかなというのを思っている記者はおりまして、そのことは一応お伝えしたいなと思います。

(元木議長)

 情報の取り扱いについてはなかなか難しい面もあると思います。県議会の活動をする中で情報が県議会に来る前に先にマスコミさんに伝わって、それが報道されて議会の中でもちょっと不満に思う方々もいらっしゃる局面もありまして、情報の出し方というのは本当に慎重に扱っていただきたいなと思う次第でございます。今回の情報漏洩という表現についてはあまり好ましくない面もあったのかなというふうには感じておるところでございます。以上です。

(山西副議長)

 私も一言申し上げます。報道の自由、これはもう言うまでもなくしっかりと保証していかなければならないというふうに思います。今回、代表質問で当該議員のご発言、思い、あるいは当該議員の所属する会派のご発言、思い、なのかなと思っておりまして、議会の総意としてそのようなことを発信しているわけではないということで、そこはご理解をいただきたいなというふうに思います。

(四国放送)

 多分いろいろ情報のやりとりがあると思うんですけれども、我々もいち早く知っていち早く伝えるのが仕事としてやっているので、当然、もしかしたらそういう場合も、不満に思われる場合もあるかとは思うんですけれども、それは報道の自由ということでやっているということが、別にお二人はご理解していただいているのは分かっておりますので、一応記者クラブとしてそういう意見が今回の場合は出たということをお伝えしたということです。

(元木議長)

 分かりました。ありがとうございました。

(山西副議長)

 ありがとうございます。

(朝日新聞社)

 要は漏洩っていう言葉の持つ犯罪性みたいなもので、それはちょっと思いがあるのは分かるんですけれども、理事者の方々がその言葉を逆に悪用というか、こちらから見たら利用できるんですよね。漏洩に繋がるから何も言えませんと。これが一番怖いんですよ。議会の方々がどうのこうのというのはないと思うんですけれども。と思っております。

(山西副議長)

 しっかり受け止めます。

(朝日新聞社)

 お願いします。

(四国放送)

 はい、特に後はございませんでしょうか。

(元木議長、山西副議長)

 ありがとうございました。