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平成29年11月定例会

正・副議長 定例記者会見(平成29年12月15日)

定例記者会見の画像
配布資料

1 議長会活動について(木南議長)

私の方からはまず,議長会活動について報告をさせていただきます。

 去る,10月26日に,熊本県で全国都道府県議会議長会の役員会及び定例総会が開催され,「地方税財源の充実確保」などに関する4項目の決議と「平成30年度政府予算編成に関する提言」を決定し,関係方面に要望いたしたところであります。

 そのほか,財政基盤強化対策県議会議長協議会等の総会が開催され,要望事項をそれぞれ決定し,国や関係機関に対し,善処方を要望いたしております。

 今後とも,これらの議長会活動を通し,本県議会の思いを積極的に発信して参りたいと考えております。

2 徳島県内議会3団体合同の要望活動について(木南議長)

  次に,徳島県内議会3団体合同の要望活動についてであります。

 去る11月17日に,連携協定締結後初めて,市議会議長会,町村議会議長会,徳島県議会の3団体合同で,地方創生の実現に向け,「参議院選挙における合区解消について」など3項目について,自由民主党本部,参議院自由民主党及び関係省庁に出向き,

要望活動を行って参りました。

 今後とも3団体の緊密な連携のもと,本県が抱える様々な課題の解決に向け,しっかりと取り組んで参りたいと考えております。

3 今定例会を振り返って(木南議長)

 次に,今定例会についてでありますが,今定例会におきましても,代表質問・一般質問において,議員各位が熱心に議論され,県施策の新たな展開を導き出しております。

 まず,防災・減災対策に関しては,

・木造住宅の耐震化

・大規模災害からの復興対策など

農林水産施策に関しては,

・徳島の「食」の魅力発信

・「藍」の生産振興など

社会資本整備に関しては,

・高速道路等の整備促進

・河川整備の取組など

そのほか,国民健康保険制度改革,教育施策の推進,IT人材,農業人材の確保,観光振興の取組,今後の音楽事業のあり方,文化・スポーツ基金についてなど数々の提言がなされたところであります。

 また,今定例会においては,決議1本及び意見書1本を可決いたしております。

  そのうち,「北朝鮮によるミサイル発射に抗議する決議」については,緊急を要することから,12月1日の本会議において可決し,政府に強く要請したところであります。

 また本日,閉会日には,「国の教育政策における財政的支援を求める意見書」を可決し,地方の声を国政に反映させるよう取り組んでいるところであります。

 次に,「とくしま藍の日を定める条例」の一部改正についてであります。

 当条例の改正については,本日,議員提案により,全会一致で可決したところであります。本年3月に当条例を制定したことで,官民を挙げた取組が行われ,藍の振興や魅力発信に対する県民の気運は盛り上がりをみせております。

 そこで,この度,更なる藍の魅力発信の方策の一つとして,徳島県の色を藍色と定めることで,国内はもとより世界に向けた,より一層の藍の魅力発信へとつなげていきたいと考えております。

4 大学との包括連携協定事業の実施について(木南議長)

次に,今定例会中に実施しました大学との連携協定事業について,御報告いたします。

 まず,一般質問日の12月1日に,徳島文理大学総合政策学部の学生が本会議を傍聴し,7日には,文教及び県土整備両委員会を視聴したところであります。

 また,昨日には,毎年恒例の行事となりました四国大学文学部書道文化学科の学生と名西高校書道部の生徒による書道パフォーマンスを実施いたしました。今回も,両校のコラボにより,息の合った若者らしい,はつらつとしたパフォーマンスを披露していただき,大変好評でありました。

 今年の漢字2作品は,年内いっぱい,議会ホールに掲示しておりますので,ぜひ御覧いただきたいと思います。

 次に,今後の事業予定につきまして,資料1に基づき,御説明いたします。徳島文理大学との連携事業として,来年1月25日に,議員と学生との意見交換会を実施する予定であります。大学からは総合政策学部の学生15名程度,議会からは資料に記載の3名が参加する予定となっております。活発な意見交換が行われますことを期待しております。

 今後とも,次代を担う大学生に対し,県議会に対する理解や関心を,より深めていただく取組を進め,一層の開かれた議会を目指していきたいと考えております。

私からは,以上です。

5 発表⑴県議会表彰について(寺井副議長)

続きまして私から,2点発表させていただきます。

 第1点目は,「徳島県議会表彰の実施」についてであります。

 お手元にご配布の資料2をご覧ください。

 この表彰制度は,スポーツ・芸術文化活動等において,その成績が顕著なものを表彰し,その努力と功績を称え励ますことにより,徳島県の次代を担う人間性豊かな児童,生徒及び学生の健全育成を図ることを目的として,平成24年度に創設いたしました。

 対象者は,徳島県内の学校に在籍する,小学生から大学院生までとし,スポーツ,学芸の各部門で,全国規模以上の大会やコンクールにおいて,最優秀(つまり全国一位や世界一位)の成績をおさめた者を各学校長等から推薦していただくこととしております。

 今回は,平成29年1月から12月末までの間に最優秀の成績を挙げた者を対象に,平成30年2月定例会の本会議開催日に議場において,表彰式を執り行いたいと考えております。詳細の日程等につきましては,追って御連絡をいたしたいと思います。

 本県の子どもや若者が,この県議会表彰をきっかけとして徳島から全国へ,そして世界へと大きく羽ばたいていくことを期待するとともに,こうした取組みを通じまして,子どもや若者が夢や希望を持ち,未来を創造することができる社会の実現に向け,なお一層の努力を傾注して参りたいと考えております。

6 発表⑵高校生との意見交換会の実施について(寺井副議長)

2点目は,高校生と県議会議員との意見交換会の実施についてであります。

 資料3をご覧ください。

 徳島県議会では,開かれた県議会,親しみやすい県議会を推進しており,選挙権年齢の引き下げに伴い,若者を対象とした事業の充実の一環として,平成27年度から高校生との意見交換会を実施しております。

 今年度は,去る5月に富岡西高等学校で行ったところでありますが,2回目としまして,来年1月30日に徳島商業高等学校へ3名の議員が訪問し,高校生の皆さんと意見交換を行う予定となっております。

 高校生らしいフレッシュで斬新な御意見や御質問を頂けるものと,期待しております。

 今後このような取組を通じて,高校生の皆さんの議会や政治への関心が高まり,積極的に社会参加していただく一助になれば,と考えております。

 以上でございます。

7 質疑応答

(記者)

それでは,質問をお願いします。

(記者)

 今定例会におきまして,代表質問,一般質問それから委員会などで,徳島記念オーケストラの関係でかなり質問がありましたけれども,それを受けまして議長としてどのようにお感じになったか,今後この問題についてどのようにしていくのか,何かありましたらお答え下さい。

 

(木南議長)

 記念オーケストラにつきましては,脱税の件と,基金の件についてであると思いますが,脱税の件は警察や税務局の方から調査が入ると思われます。

 基金については,これから見直していくであろうと思います。基金というものはやはりスピード感がいるものですが,逆にスピード感があるということはリスクを伴う訳でありますから,これからも基金のあり方を十分に検証していきたいと思います。

 そしてやはり大事なのは,徳島県の文化レベル,あるいはスポーツレベルを上げることであると思います。全国と比べましても決して高くはないと思っていますので,それをどのようにして押し上げていくかということも含めて,文化行政,スポーツ行政は考えていかなくてはならないのではないかと思っております。

 

(記者)

 議長ご自身も邦楽をなさっていらっしゃいますが,今回クラッシックだけにお金がかかりすぎて偏ってしまったのではないかと思うのですが,今後についてどのようにお考えでしょうか。

 

(木南議長)

 ご存じのとおりクラッシック音楽というものは非常に訓練の度合いが高いものですから,レベルの高いクラッシックの生演奏を聴くという機会は,県民には少ないと思いますので,それなりの成果はあったように思います。

 これからどのようにしてレベルを上げていくか,あるいは,先日邦楽ガールズが発表会をしましたけれども,そのような邦楽,あるいはジャズなども取り入れて,文化振興,レベルアップをしていただきたいと思うところであります。

 

(記者)

 他に何か質問はありますでしょうか。ありがとうございました。

 

(木南議長・寺井副議長)

 ありがとうございました。

 

配布資料