はじめに,議長会活動について報告をさせていただきます。
まず,「全国都道府県議会議長会」についてですが,去る7月25日に,「定例総会」に出席いたしております。
総会においては,「地方税財源の充実確保に関する決議」など5件の決議と,あわせて,「平成30年度政府予算編成並びに施策に関する提言」を決定し,国に要望として提出することとなりました。
また,9月11日には役員会が開催され,「北朝鮮によるミサイル発射及び核実験に関する決議」を決定しました。
9月8日には,「四国4県議会・正副議長会議」として,地方創生の実現に向け,四国4県が直面する共通の諸課題である「四国八十八箇所霊場と遍路道の世界遺産登録について」など7項目について,文部科学省,経済産業省,農林水産省,総務省及び環境省の5省庁に出向き,4県の議長等がそろって,要請活動を行って参りました。
また,8月22日に広島県で開催された「中国四国9県議会・正副議長会議」,8月30日に和歌山県で開催された「近畿2府8県議会・議長会議」に出席し,国への要望活動の決定や各県の先進的な取り組みなどについて,意見交換を行ったところであります。
今後とも,これらの議長会活動を通し,本県議会の思いを積極的に発信して参りたいと考えております。
次に,今定例会を振り返りまして,報告をさせていただきます。
今定例会におきましても,代表質問・一般質問において,議員各位が熱心に論議され,県施策の新たな展開を導き出しております。
まず,「地方創生の推進」に関しては,
・消費者庁等の徳島移転
・消費者教育の推進など
「防災・減災対策」に関しては,
・地震防災対策の強化
・大規模災害時の物流体制の確保など
「農林水産施策」に関しては,
・ブランド戦略
・林業・漁業の人材育成など
「福祉・医療施策」に関しては,
・子育て支援
・救急医療体制の確保など
そのほか,「文化施策」,「地球温暖化対策」,「にぎわい創出」,「教育施策」,「基金について」など,数々の提言がなされたところであります。
また,今定例会においては,決議2本及び意見書1本を可決いたしております。
そのうち,「北朝鮮によるミサイル発射及び核実験に抗議する決議」については,緊急を要することから,開会日である9月15日に先議をいたしました。
また本日,閉会日には国際博覧会の大阪・関西への誘致を関西広域連合の構成府県市と一体となって取り組むための,「2025年国際博覧会の大阪・関西への誘致に関する決議」,地方の道路整備を引き続き強力に推進するための「道路財特法における補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書」,を国へ提出することといたしております。
次に,「議会コンサート」についてであります。
今議会の開会日である9月15日,「城東高等学校 邦楽部」の生徒さんによる「議会コンサート」を開催いたしました。
県議会では,県民に開かれた議会活動の一つとして,また,県民に対する芸術・文化の振興の観点から,平成23年度から「議会コンサート」を開催しており,当日は,6名の生徒さんに箏,尺八,三味線による二重奏や合奏,全4曲を演奏していただき,一生懸命に演奏する生徒と会場全体が一体となった,素晴らしいコンサートとなり,私も本当に感動いたしました。
県議会としては,広く発表の場を提供することで,学生による芸術文化活動への更なる支援につなげてまいりたいとの趣旨から,今後も,このような取組を継続して実施してまいりたいと考えております。
私からは,以上です。
(記者)
それでは,質問をお願いいたします。
(記者)
衆院選の公示が迫っておりますが,議長としては発言は難しいかもわかりませんが,何か感じることがあればお願いします。
(木南議長)
各議員から施策による選択の材料を早く提供していただき,県民,国民,有権者の公平な判断に委ねたいと思っております。
(記者)
他に質問よろしいですか。ありがとうございました。
(木南議長・寺井副議長)
ありがとうございました。