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平成28年11月定例会

正・副議長定例記者会見(平成28年12月16日)

定例記者会見
配布資料

1.議長会活動について(嘉見議長)

 それでは、私の方から、3点ほど報告をさせていただきます。

 まず、「議長会活動」についてでございますが、10月25日に、茨城県で「全国都道府県議会議長会」の「定例総会」が開催されました。総会では、「平成29年度政府予算編成に関する提言」等を決定し、これを受けて、11月7日、私が委員長を務める「全国議長会・国土交通委員会」の委員によりまして、道路の整備促進や防災・減災対策の充実強化などについて、要望を行って参りました。

2.今定例会を振り返って(嘉見議長)

 また、今回の定例会におきましては、代表質問・一般質問において、議員各位が熱心に議論されまして、まず、「地方創生の推進」に関しては、シームレス民泊の推進、「地方創生人材」の育成戦略などについて、議論が交わされておりました。

 「福祉・医療施策」に関しては、元気な高齢者の活躍の場づくり、また中山間地域の医療提供体制など議論がなされました。

 また、「経済活性化対策」に関しては、観光誘客戦略、地域の伝統的産業や技能の継承など、そのほか、「県西部地域の振興策」、「農林水産施策」、「エネルギー活用施策」、「防災・減災対策」など数々の議論がなされたところであります。

 また、今定例会においては、意見書2本を可決いたしております。

 「国の教育政策における財政的支援」及び「飲食・宿泊業者等に配慮した受動喫煙防止対策を求める意見書」を本日、閉会日に可決いたしました。地方の声を国政に反映させるよう取り組んで参りたいと思っております。 

3.大学との包括連携協定事業の実施について(嘉見議長)

 次に、今定例会中に実施しました「大学との連携協定事業」について、ご報告いたします。

 まず、代表質問日の12月1日に、徳島文理大学総合政策学部の学生14名が本会議を傍聴し、同月9日には、同じく文理大学の学生14名が、文教厚生委員会および県土整備委員会を視聴したところであります。

 また、昨日には、四国大学文学部書道文化学科の学生5名、名西高校芸術科の生徒9名による書道パフォーマンスを実施しました。

 今回は、両校のコラボにより、息の合った若者らしい、はつらつとしたパフォーマンスを披露していただきました。

 学生、生徒が選んだ今年の漢字2作品は、年内いっぱい、議会ホールに掲示しておりますので、是非ご覧ください。

 次に、今後の事業につきまして、資料1に基づき、ご説明いたします。

 徳島文理大学との連携事業として、来年1月26日に、「議員と学生との意見交換会」を実施する予定でございます。

 この事業は、意見交換を通じて、学生に議会や県政への関心を深めていただくとともに、互いの交流を図ることを目的として行うものであります。

 大学からは総合政策学部の学生15名程度、議会からは、須見議員と丸若議員の2名が参加する予定となっております。活発な意見交換が行われますことを期待しております。

 今後とも、次代を担う大学生に対し、県議会に対する理解や関心を、より深めていただく取組を進め、一層の「開かれた議会」を目指していきたいと考えております。

 私からは、以上です。 

4.発表(1)県議会表彰について(喜多副議長)

 続きまして、私から、3点発表させていただきます

 第1点目は、「徳島県議会表彰の実施」についてであります。

 この表彰制度は、平成24年度に創設し、今年で5回目となっております。お手元にご配布の資料2をご覧ください。

 まず、表彰制度の趣旨でございますが、スポーツ・芸術文化活動等において、その成績が顕著な者を表彰し、その努力と功績をたたえ、励ますことにより、徳島県の次代を担う人間性豊かな児童、生徒及び学生の健全な育成を図ることを目的としております。

 次に、制度概要でございます。

 対象者は、徳島県内の学校に在籍する、小学生から大学院生までとしておりまして、「スポーツ部門」と「学芸部門」を設けております。

 スポーツや学芸の分野で、全国規模以上の大会やコンクールにおいて、最優秀、つまり全国一位や世界一位の成績をおさめた者を各学校長等から推薦していただくこととしております。

 今回は、平成28年1月から12月末までの間に最優秀の成績を挙げた者を対象に、平成29年2月定例会の本会議開催日に議場において、表彰式を執り行いたいと考えております。

 日程等、詳細につきましては決まり次第、ご連絡をいたします。

 本県の子どもや若者が、この県議会表彰をきっかけとして徳島から全国へ、そして世界へと大きく羽ばたいていくことをぜひ期待したいと思います。

5.発表(2)議会コンサートの実施について(喜多副議長)

 2点目は、「議会コンサート」の実施についてであります。

 来年の2月定例会開会日が予定されている2月15日に「議会コンサート」の開催を予定しております。

 今回は、「徳島市国府中学校 吹奏楽部」の皆さんに演奏をお願いすることとしております。

 「国府中学校 吹奏楽部」は、部員数32名で、各種コンクールへの出場、定期演奏会の開催や地域イベントに参加するなど、活発に活動されております。

 最近の主な受賞歴といたしましては、平成27年度は、第63回全日本吹奏楽コンクール全国大会 銀賞、第39回全日本アンサンブルコンテスト四国支部大会 金管八重奏 金賞、木管八重奏 銀賞、今年度は、第64回全日本吹奏楽コンクール四国支部大会 金賞を受賞されております。

 一生懸命に演奏する生徒と会場全体が一体となった、素晴らしいコンサートとなることを期待しているところでございます。

 このような取組を通じまして、県民に開かれた議会の実現と、学生の芸術文化活動への支援等につなげていきたいと考えております。

6.発表(3)県議会小学生社会見学ツアーについて(喜多副議長)

 第3点目は、「県議会小学生社会見学ツアーの充実」についてであります。

 このツアーは、議会改革の一環として、開かれた県議会を推進することを目的として、平成25年度から、県内の小学校を対象に実施しております。

 「本会議の傍聴」及び「議事堂見学」等を行うものでありますが、これまでにご参加いただいた学校の引率教員の方から、「ツアー参加以降は県議会の話題が出るようになり、政治を身近に感じることができている。」「議事の内容は難しくとも、小学生のうちから、このような場に触れておくことは大変意義深い。」といった大変嬉しいお話を頂いております。

 私といたしましても、実際に小学生と触れ合い、その明るく積極的な姿勢に手応えを感じているところでありまして、この事業をより一層充実していきたいと考え、この度、取りまとめたところであります。

 お手元にご配布の資料3をご覧ください。

 このツアーの特長は、「この機会に県議会以外の施設も見学したい。」との要望があれば、県議会が主導的に県有施設等との調整を行い、学校側のご希望に沿ったオプショナルツアーを実施し、子どもたちに本県の様々な取組を知っていただくことであります。

 これまでは、県庁舎や県警本部、文化の森総合公園内の各施設、新聞放送会館を学校へご案内しておりました。

 それぞれ好評を頂いている一方で、既に校外学習等で訪れたことがあるというお声もあることなどから、この度、議事堂から無理なく立ち寄れる範囲で、案内先を一挙に4カ所から15カ所に拡充することといたしました。

 幅広い分野の施設を取りそろえ、授業で学習している内容や、学校で積極的に取り組んでいることなどに合わせ、よりニーズに合った場所を選択し、知識を深めていただければ、と考えております。

 拡充しました施設につきましては、受け入れ準備等の都合もあることから、来年度のツアーから開始する予定としております。

 本県の未来を担う子供たちに、こうした機会を提供することで、楽しみながらツアーにご参加いただき、県議会や政治により一層親しみ、理解を深めていただけるよう、今後とも工夫を凝らしまいりたいと考えております。

 以上でございます。よろしくお願いします。

7.質疑応答

(記者)

 何か質問はありますか。

 

(記者)

 県の財政が以前より良くなったとは思うんですけど、まだ厳しいと思うんです。今回の議員報酬の引き上げで県民に県の財政が良くなったというイメージを与えてしまうのではないかと…。

 

(議長)

 引き上げではない。カットを戻すという話です。実際に、公債比率も良くなっておるし、簡単に言うと、借金が減って、基金の貯金というものも増えてきております。イメージといいますか現実的にそうなっているところでございます。

 

(記者)

 県民への説明というかイメージとしては基金も増えているからということでしょうか。

 

(議長)

 基金も最低の時は80億くらいだったのが600億くらいになっておりますし、県債残高も少なくなったと認識しております。

 

(記者)

 今年7月の参院選で合区ということになったのですけれど、その後、各県内、議会内で意見書を出したり、陳情に行ったりして合区解消を求める動きをしていると思うのですけれど、なかなか国政においては、積極的な動きがまだ見えにくい部分がある。今後、さらに県議会の方で合区解消に向けて働きかけるような取組とかお考えはありますか。

 

(議長)

 飯泉知事も知事会で合区解消について積極的に発言していただいておりますし、知事会の発言というのがやっぱり、かなり効いておるなあというイメージでおります。今、都会だけが議員が増えていて、田舎の議員の意見が通りにくいというのも確かでありますが、私ども県議会としても、積極的に合区解消に向けて頑張っていきたいというように思っております。

 

(記者)

 他にありますか。ないようですので終わります。  

 

(議長・副議長)

 はい、どうもありがとうございました。

 

配布資料