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令和5年11月定例会

正・副議長 定例記者会見(令和5年12月22日)

11月定例会HP写真
配布資料

1 議長会活動について(岡田議長)

 それでは、まず、議長会活動についてご報告させていただきます。この度、全国都道府県議会議長会では、「多様な人材が輝く議会のための懇談会」が設置され、私が座長に就任し、都道府県議会の女性副議長4名と若手議員の計10名が構成メンバーとなりました。

 12月1日には第1回会議を開催し、女性や若者、勤労者などが、多様な人材として活躍できる議会の実現に向けた課題や取組等について活発な意見交換を行ったところです。

 今後、2回程度の懇談会を実施し、意見を取りまとめの上、報告書を全国議長会の会長に提出することとしており、こうした活動を通じ、本県をはじめ、地方議会の活性化に結びつけてまいりたいと考えております。

2 要望活動について(岡田議長)

 次に、要望活動についてでありますが、去る10月26日に香川県で開催された全国都道府県議会議長会の議長会において決定いたしました、地域経済の持続的な成長の実現に関する決議など7項目の決議と令和6年度政府予算編成に関する提言を、そしてまた、11月22日には徳島県内議会3団体、徳島県議会、市議会議長会、町村議会議長会の連携協定に基づきまして、合同で高規格道路ネットワークの整備促進、参議院選挙における合区の解消など4項目について、それぞれ関係省庁等に出向き、要望活動を行ってまいりました。

 今後とも、本県が抱える様々な課題の解決に向け、関係組織の連携の下、しっかりと取り組んでまいります。

3 1年を振り返って(岡田議長)

 次に、今年も残すところわずかとなりましたので、この1年を振り返り、少しお話させていただきます。

 まず、春には、統一地方選挙があり、知事が20年ぶりに交代されるとともに、私たち県議会議員も、新たな顔ぶれとなりました。平均年齢は、4月1日時点では、59歳でありましたが、改選後の5月1日時点では55歳となり、4歳ほど若返り、新しい風が吹き込まれ、若手のフレッシュな感覚とベテラン議員の経験を合わせた、県民の皆様にとって、より一層、有益な議会活動が行えるのはではないかと考えております。

 また、機を同じくして、新型コロナウイルス感染症が5類となりました。物価高騰など新たな課題も顕在化してはいるものの、この4年間、中止や縮小となっていたイベントなども、再び活況を見せていることは、喜ばしい限りです。

 県議会におきましても、委員会視察や意見交換会、小学生社会見学ツアーなど従前のペースで実施し、多くの県民の皆様方と交流することができ、大変嬉しく思っております。

 もちろん、私も、先ほど報告させていただきました、全国都道府県議会議長会の会議をはじめ、各種要望活動やイベントなどに、出来得る限り積極的に参加し、県議会の代表として、徳島県のために発言や発信をさせていただいております。

 一方、5月の臨時議会を皮切りに、3定例会を経ましたが、やはり、今、重要課題となっておりますのは、新ホールをはじめ、「県都のまちづくり」についてでございます。

 今定例会でも、まちづくりの全体構想案が示され、議員からも県民の皆様からも、様々なご意見が示されたところでありますが、コストやスケジュール等については、本日可決いたしました、補正予算による調査を踏まえ、改めて示されるということでございますので、判断材料となり得るしっかりとしたデータを早急にお示しいただきたいと考えております。

 また、当該調査費と併せ、今定例会におきましては、物価高騰対策、防災減災対策等に係る285億円に及ぶ追加補正予算も可決したところであり、特に物価高騰対策については、6月補正、9月補正に続く対策となりますので、県民の皆様の暮らしや安全安心に係る不安を払拭し、経済活動の飛躍を実感できるものとするため、可能な限りの対応を図ってまいりたいと思っております。

 そのほか、今年は、議会改革検討会議を設置し、年度内の「第4期議会改革行動計画」の策定に向け、鋭意協議を進めております。

 すでに、9月から議員の旧姓使用の明文化、10月からはハラスメント相談窓口の設置、11月にはハラスメント防止研修及び県民と議員の意見交換会の実施など、実現可能なものから順次スタートさせているとともに、オンライン委員会については、来年度の実施に向け、準備を進めているところでございます。

 私からは、以上でございます。よろしくお願いいたします。
 

4 発表(1)徳島県議会表彰について(須見副議長)

 続きまして、2点発表させていただきます。

 1点目は、「徳島県議会表彰」の実施についてであります。

 お手元にご配布の資料1をご覧ください。

 この表彰制度は、スポーツ、芸術、文化活動等において、その成績が顕著なものを表彰し、その努力と功績をたたえ励ますことにより、徳島県の次代を担う人間性豊かな児童、生徒及び学生の健全育成を図ることを目的とし、平成24年度に創設をいたしました。

 徳島県内の学校に在籍する小学生から大学院生の方々のうち、スポーツ、学芸の各部門で、全国規模以上の大会やコンクールにおいて、最優秀の成績を収められた方を、各学校長等からの推薦に基づいて表彰しているものであります。

 今回は、令和5年1月から12月末までの間に、最優秀の成績を挙げた方を対象に、令和6年2月定例会の本会議開催日に、議場において4年ぶりとなる表彰式を執り行いたいと考えております。詳細の日程等につきましては、追ってご連絡をいたしたいと思います。

 本県の子どもや若者が、この県議会表彰をきっかけとして、徳島から全国へ、そして世界へと大きく羽ばたいていくことを期待するとともに、こうした取組を通じまして、子どもや若者が夢や希望を持ち、のびのびと成長できる社会の実現に向け、なお一層の努力を傾注してまいりたいと考えております。

5 発表(2)大学との包括連携協定事業の実施について(須見副議長)

 2点目は、「大学との包括連携協定事業」についてであります。

 資料2をご覧ください。

 昨日、毎年恒例の行事であります、四国大学書道文学学科の学生による書道パフォーマンスを実施し、学生が選んだ今年の漢字は動くと新しい、「動」と「新」などについて、豪快かつ繊細な筆さばきと若さあふれる、はつらつとしたパフォーマンスを披露していただきました。また、来たる1月16日に徳島文理大学との連携事業として、「議員と学生との意見交換会」を実施する予定であります。

 この事業は、意見交換を通じて、学生に議会や県政への関心を深めていただくとともに、互いの交流を図ることを目的として行うものであります。

 大学からは、総合政策学部の学生4名程度、議会からは、井下議員、古野議員、立川議員の3名が参加し、意見交換を行う予定としております。

 今後とも、次代の徳島を担う大学生に対し、県議会に対する理解や関心を深めていただく取組を進め、より一層の開かれた議会を目指してまいります。

 以上でございます。

6 質疑応答

(徳島新聞社)

 今年1年の振り返りもしていただきまして、ありがとうございます。質疑に入りたいんですけれども、もういろんな質問をいっぺんにしてもいいですか。

 では、本定例会を受けましてですね、今回、動議も出たり、珍しいことかなと思うんですけれども、まちづくりをどうするかっていうところ、調査費をどうするかっていうところが、焦点になったかと思うんですけれども、議会での議論っていうのをどういうふうに受け止めていらっしゃるか、改めて、議長、副議長にお伺いいたします。

(岡田議長)

 はい。今日は、長い議会になりまして、皆様、ずっと傍聴いただきまして、ありがとうございます。

 まず、おっしゃっていただいたように、初めて「記名」での投票っていうのをさせていただきました。それだけ、皆さんが、熱心に一つのことに対して、議論を深めているっていう表れではないかなっていうことと、予算の出し方は、議会に決定権はございませんので、知事部局の決定でございまして、今までも一つずつ提出してきていた。(予算を)1回出すのは一つの議案として提出されていたという経緯がございまして、今までは、ずっとそのまま審議を深めてきていたんですけど、知事が新しく変わられたところで、今、いろんな各議員さんの思いを表明したいということで、今回のような議会になったのではないかなと思っております。それで、議会といたしましては、それぞれ議員が、県民の皆さんに付託された議員の皆さんでございますので、それぞれの意思表示をする場所としての本会議でございますので、今回の動議、投票を行ったというのは、それぞれの議員さんが、それだけ熱心に一つのこと、新しいまちづくりに対して、考えられている表れではないかなと受け取っております。ただ、さっきも、申しましたように、予算に関しましては、議会としては、出される一つの議案に対して、一つで採択っていう慣例に則って、取り計らいをさせてもらったところであります。はい。

(須見副議長)

 先ほども議長のほうから発言がありましたけど、1年振り返って、知事が、20年ぶりに交代したことにより、議会も活発化してきたかなというような感じを受けております。

 今議会において、知事のほうから、新ホールの建設地の変更含めました県都のまちづくり構想が、示されたところではありますが、現時点では、やはりコストとスケジュール、判断材料が、乏しい。これからの感じがあるということで、そういった調査の予算を議会で先ほど可決したところでありまして、早期の新ホール整備を望む、県民の期待にも応えるためにも、一刻も早く調査結果をしっかりと取りまとめていただきまして、関係機関への真摯な対応に取り組んで、これから議会としても建設的な議論が進んでいくものと期待をいたします。

(徳島新聞社)

 ありがとうございます。皆さんどうぞ、質問。

(徳島新聞社)

 いいですか。質問。

(朝日新聞社)

 初めてっていうのは。

(岡田議長)

 私が議員になってから初めてです。すみません。言葉足らずで申し訳ないです。はい。ですので、17年間はなかったことですので。

(徳島新聞社)

 記名投票がですか。

(岡田議長)

 はい。そうなんです。札を見せてもらったのは初めてでした。

(須見副議長)

 初めて見ました。

(徳島新聞社)

 そうなんですね。

(岡田議長)

 ただ、議長は、投票権がなかったので、私は自分の(札)を見てないんですけど。

(須見副議長)

 はい。僕も議員になって十年経ちますが、初めて。

(徳島新聞社)

 ああ、そうなの。

(須見副議長)

 白と青の色の記名が入った、自分の名前が入った札を見ました。

(朝日新聞社)

 これは、いずれあれですか。ホームページか何かで記名投票だから発表するんですか。誰がどこに入れたかとか。

(岡田議長)

 当然。はい。議会事務局から。

(事務局)

 記名投票の場合はですね、議事録にちゃんと名前が載りますので。

(朝日新聞社)

 いずれ載るんですね。

(事務局)

 はい。

(須見副議長)

 ホームページで出るかな。

(岡田議長)

 ホームページは起立でも出てる。

(事務局)

 今日の夕方には、態度としては出るんですけど、それと別に紙の議事録できた時に名前が入っとると。

(岡田議長)

 そこが違うところらしくて、起立採決って言ったら、当然、皆さん、起立は誰と誰か分かるんですけど、それは、議事録には起立採決っていうところで賛成多数っていうことしか残らないんだけど、ただ、記名投票にすると、冊子になって出ている保存版の分に投票した人の名前が残るということでの違いがあるということで、記名投票というのを選ばれたというところがありました。

(NHK)

 ちなみに、何年振りとかっていうのは分かりますか。

(事務局)

 ちょっと、これ、また確認させていただきます。

(事務局)

 直近だけ言いますと、平成18年4月、臨時会です。平成18年4月が、直近の記名投票になります。

(NHK)

 なるほど。臨時会のですね。

(事務局)

 臨時会のですね。

(徳島新聞社)

 何の案件で。

(事務局)

 議員定数とか選挙区の条例採決です。

(徳島新聞社)

 選挙区の。

(NHK)

 選挙区の何ですか。

(事務局)

 条例案。

(徳島新聞社)

 他に質問ございませんか。

(徳島新聞社)

 じゃあ、ちょっといいですか。すみません。ハラスメントの相談窓口をこれ4月から設けられるんですね。

(岡田議長)

 いや、議会のほうのハラスメントの相談窓口はもう設けてます。

(事務局)

 すみません。10月から。

(徳島新聞社)

 はい。分かりました。

(岡田議長)

 ただ、それは、議員の中での話ですよね。はい。議会事務局というか、議会の中でのハラスメント対策ということで。

(徳島新聞社)

 もういろんなハラスメントの相談を受けていくっていう。

(岡田議長)

 はい。直接受ける局長の方からどうぞ。

(事務局)

 基本的には、セクハラとマタハラ等で、「等」をつけてますので、広くっていうことになるんですけど。確か10月10日、9月定例会の閉会日に窓口を設置して、今のところは、まだ相談っていうのはない状況でございます。

(徳島新聞社)

 分かりました。

(岡田議長)

 ハラスメントの分も、若い方とか、女性の議員の登用をっていうところで、一つの対応策としてさせてもらった経緯がございまして。

(徳島新聞社)

 はい。分かりました。あと、オンライン委員会、委員会にオンライン出席できるようにするのも、それも来年。

(岡田議長)

 それが4月からですね。

(事務局)

 すみません。資機材を購入して。

(徳島新聞社)

 はい。

(事務局)

 で、デモを行ったりする必要がありますので。
まず、予算が通ってからだと。試験を行った上で、できたら、来年度の後半ぐらいから、開始ができたらというふうには……。

(徳島新聞社)

 ありがとうございます。

(岡田議長)

 令和6年度の11月議会で、本格導入ができるようにということで、それで、4委員会が、現状同時でしてますので、4委員会の部屋に、それぞれ設置できるようにする予算が通るのが理想ですけど。はい。ていうところです。はい。

(徳島新聞社)

 すみません、まちづくりの予算、調査費が認められて、早急に判断材料を示してほしいということだったんですけど。期限とか、それは、これぐらいに示し、これぐらいまで示してもらわないとなかなか「君の要望に応えれないよ」というとこあると思うんですけど、まだ具体的にはないでしょうか。

(岡田議長)

 はい。その話は、私も「いつ頃にっていうのを設けてくれ」とは言ったんですけど、調査をしてみないと分からないから、まずは、予算をというところの話から入りまして。それで、ただ、知事がおっしゃっている「今期中にはある程度めどをする」っていう最終目標は、知事のほうがおっしゃってますので、それから逆算して、早期に対応してくれるのかなと思っているんですけど。ただ、本年度中とか来年度のいついつとかいう、区切りした期間は出ておりませんが、私たちとしては、「早急に調査を始めて、早急に答えは出してくれ」というところでは、要望させてもらっております。

(徳島新聞社)

 質問ございませんか。

 では、ありがとうございました。

(岡田議長・須見副議長)

 ありがとうございました。お疲れ様でした。