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令和4年9月定例会

正・副議長 定例記者会見(令和4年10月7日)

正副議長定例記者会見

1 新型コロナウイルス感染症について(南議長)

 報告の前に,新型コロナウイルス感染症についてでありますが,7月以降,オミクロン株BA.5系統への置き換わりが進み,全国的に急増した感染者数は減少傾向にあるものの,依然として一定数の新規感染者が確認されており,第7波の早期収束と次なる第8波に向け,新型コロナ感染症対策に取り組むことが重要であります。

 このような状況の中,最前線で御対応いただいている医療従事者の皆様をはじめ,感染拡大防止に御協力いただいてる県民・事業者の皆様に心より感謝と敬意を表する次第であります。

2 議長会活動について(南議長)

 それでは,私から御報告させていただきます。

 議長会活動についてであります。

 まず,全国都道府県議会議長会についてですが,去る7月27日に東京都において定例総会が開催され,副議長が出席いたしました。

 総会においては,地域経済の早期回復に関する決議など5件の決議と令和5年度政府予算編成並びに施策に関する提言を決定し,国に対し要請を行いました。

 また,8月17日に本県において開催した中国四国9県議会正副議長会議では,ウイズコロナ・アフターコロナを見据えたインバウンド需要の拡大について,国への要望事項として決定するとともに中国四国9県が直面する共通の課題である鉄道ネットワークの維持について情報交換を行いました。

 さらに,8月10日には三重県で開催された近畿2府8県議会議長会議に,8月25日には高知県で開催された四国4県議会正副議長会議に出席し,国への要望活動の決定や各県の取組みなどについて,意見交換を行ったところであります。

 今後とも,これらの議長会活動を通じ本県はじめ地方の声を積極的に発信して参りたいと考えております。

3 今定例会を振り返って(南議長)

 次に,今定例会を振り返りまして御報告させていただきます。

 皆様御承知のとおり,長引くコロナ禍やウクライナ情勢の長期化,さらには歴史的な円安の影響に伴い,原油価格・物価高騰など県民生活や地域経済に深刻な影響が及んでいるところであります。

 こうした中,徳島県議会といたしましては,先の6月定例会閉会以降,8月2日には総務委員会及び文教厚生委員会を臨時的に開会し,福祉・児童等利用施設の例年にない猛暑による熱中症へ対応するため,電気料金等の高騰に係る緊急支援について説明聴取を行いました。

 また,9月14日の9月定例会・開会日には,迅速な事業実施により効果の早期発現を図るため,新型コロナワクチン接種促進事業やトラック運送事業者GXチャレンジ支援事業等,約45億円の補正予算を先議いたしました。

 さらに,本日,閉会日には,新型コロナ対策,原油価格・物価高騰対策,さらには人口減少対策など,総額126億円の補正予算を可決し,県民や事業者の皆様の不安を払拭し社会経済活動の回復を確かなものとするため,可能な限りの対応を行ってきたところであります。

 次に,代表質問・一般質問においても議員各位が熱心に論議され,開幕まで1,000日を切った大阪・関西万博に向けた徳島モデルの展開をはじめ,県市協調による新たな武道館整備用地の検討,全数把握の全国一律見直し後のコロナ感染症対策,さらには国際往来の回復の機会を捉えた観光誘客や企業の海外展開支援など,アフターコロナ,さらにその先のポストコロナ新時代を切り拓く県施策を導き出しております。

 そのほか,防災減災対策,環境施策,教育施策,農林水産施策など,県政の重要課題に対する数々の提言がなされ,ポストコロナ新時代における新たな価値観SDGsの目標である誰一人取り残さない社会の実現に向け,県の取組を推し進めたところであります。

 また,本日,北朝鮮によるミサイル発射に抗議する決議を可決したところであり,北朝鮮に対し厳重に抗議の意を表明するとともに,国に対し国民の安全確保に万全を期すよう強く要請することといたしております。

 私からの報告は以上であります。

4 質疑応答

(記者)

 タブレット端末が議会に導入されて1年ぐらいになると思うんですが,我々にもペーパーでは来ないのがあったりするんですけど,慣れましたか,という点と,どんな効果があったのか教えていただけたらと思います。

(南議長)

 紙だと束ねておけますけど,タブレットと紙で議会進行するとちょっと置き場所が幅広くなって,議長席はちょっと狭いかなという感じはあります。

 一般の議員としては,持ち運び資料が少なくなって助かる部分もあるのかなという気はします。

 あと,データでパソコンにずっと残していけるので管理しやすいのではないかと思います。以前だったらずっと資料をスキャンしていたので,その手間がなくなったけど,ダウンロードも結構面倒かなというところはあるんですけどね。

(井川副議長)

 確かに机の上にいっぱい書類を積んでいたのがだいぶなくなりましたし,紙は減らせているとは思います。

 使い方はやっぱり詳細まで使いこなすってなかなか私は大変なところがあるんですが,慣れたら大丈夫かと思います。

(記者)

 タブレットの導入とかで議会のIT化っていうのが進んでいるなっていう気もするんですけども,一方で例えば新型コロナウイルスに感染されて議会中に議員さんが来られないとか,もしくはクラスターで多くの議員さんが出席できないケースの場合に,例えば一般企業でしたらZoom会議とかですね,今わりとネットを使って頻繁にやってますけども,県議会で今後そういうことを検討するっていうようなことは,お考えとしてありますか。

(南議長)

 当然,考えはしていかなければいけないと思います。まだ,「せないかんなぁ」というところで止まっていますけど,そういう考えはございます。

(記者)

 具体的にどうこうはないけど,ちょっとやるべきかなというような空気はあるということでしょうか。

(南議長)

 どうしても南海トラフ地震とかの時に,やはり来られないことが想定されるわけであって,そのときになって慌てるのではなくて,事前に色々考えていくべきことはあるのかなと思います。

(記者)

 今回,大学生の方がインターンシップで来られていたと思います。若い人の政治への関心をどう高めるかっていうのが話題になっていると思いますけれども,何か交流とか意見交換とかした中でヒントみたいなものはありましたでしょうか。

(南議長)

 私の持論なんですけど,北欧では結構投票率が高いじゃないですか。向こうの方は主権者教育じゃなくて将来議員になりましょうっていう形の教育をしていると聞いている中で,日本のこの主権者教育っていうのはちょっとそういうところから言えば遅れているのかなという気はします。

(記者)

 ほか,各社さんありますか。

 では,以上で会見は終わります。

(南議長,井川副議長)

 ありがとうございました。