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令和3年11月定例会

正・副議長 定例記者会見(令和3年12月16日)

正副議長定例記者会見
配布資料

1.新型コロナウイルス感染症に係る県議会の対応について(岩丸議長)

 それではまず,私のほうから新型コロナウイルス感染症への対応についてであります。

 本県における新型コロナウイルス感染状況は,現在,新規感染者数は落ち着きをみせているものの,新たな変異株オミクロン株の世界的な広がりや,第6波の今後の到来に備え,強靱な感染防止体制の整備が重要であります。

 徳島県議会といたしましても,先の9月定例会閉会以降,新型コロナウイルス感染症の第6波に備えた医療提供体制の確保をはじめとした新型コロナ対策について,10月28日に,経済・文教厚生・県土整備の3委員会を,翌29日には,10月臨時会を開会し,予算審議を行い,可決したところであります。

2.議長会活動について(岩丸議長)

 次に,議長会活動について報告をさせていただきます。

 全国都道府県議会議長会についてですが,去る10月20日,各委員会がオンライン開催され,私も,地方自治委員会及び国土交通委員会に出席し,地方行政上の直面する諸課題について,活発に意見交換を行って参りました。

 また,10月28日にオンラインで開催された定例総会において,地方税財源の充実確保,新型コロナウイルス感染症対策などに関する4項目の決議と,あわせて令和4年度政府予算編成に関する提言を決定し,去る11月25日に,国土交通委員会の代表として,二之湯国土強靭化担当大臣をはじめ,国土交通省など政府・与党に出向き,要請活動を行った次第であります。

 また,自治功労者の表彰があり,徳島県からは,永年勤続功労議員として,在職30年以上の西沢貴朗議員,在職20年以上の臼木春夫議員,在職10年以上の長池文武議員,岡佑樹議員の4名が表彰されております。

 そのほか,財政基盤強化対策県議会議長協議会等の総会が書面開催され,要望事項をそれぞれ決定し,国や関係機関に対し,善処方を要望いたしております。

 今後とも,これらの議長会活動を通し,本県はじめ地方の声を積極的に発信して参りたいと考えております。

3.徳島県内議会3団体合同の要望活動について(岩丸議長)

 次に,徳島県内議会3団体合同での要望活動についてであります。

 徳島県議会,市議会議長会,町村議会議長会は,連携協定に基づき,去る11月22日,3団体合同で,地方創生の実現に向け,地方財政の充実・強化について,参議院選挙における合区解消についてなど4項目について,自由民主党本部,参議院自由民主党及び関係省庁に出向き,要望活動を行って参りました。

 今後とも,本県が抱える様々な課題の解決に向け,3団体の連携のもと,しっかりと取り組んで参りたいと考えております。

4.今定例会を振り返って(岩丸議長)

 次に,今定例会における代表質問・一般質問についてでありますが,
新型コロナ,人口減少,災害列島,3つの国難打破に向け,GX(グリーン・トランスフォーメーション),DX(デジタル・トランスフォーメーション)をツールとした課題解決策について,しっかりと議論がなされたところであります。

 まず,経済雇用対策については,
・県内企業への経営改善支援策
・ワクチン・検査パッケージの活用による観光誘客
・ニューノーマルに対応した観光イベントへの推進など,

 また,県政運営,地方創生については,
・知事の政治姿勢や,
・DX推進戦略をはじめとした地方創生など,

 農林水産施策に関しては,
・農業の高収益化のための新技術の研究開発や,
・農林水産物の輸出拡大のほか,

 アルコール依存症や医療的ケア児,ひとり親家庭への支援などの保健医療・福祉施策,防災・減災対策,教育施策,環境施策など,数々の提言がなされ,アフターコロナを見据えた県の取組を推し進めたところであります。

 さらに,来年度の当初予算編成や国の経済対策への対応については,16か月予算,強力な経済雇用対策などの方針が示され,本日,閉会日には,県民・事業者の皆様に,事業効果を早期に発現すべく,さらなる補正予算を可決いたしたところであります。

 また,今定例会においては,11月26日の開会日に1本,本日の閉会日に3本の意見書を採決いたしました。

 原油価格高騰への総合的な対策を求める意見書,インボイス制度導入に係るシルバー人材センターへの適切な措置を求める意見書,国の教育施策における財政的支援を求める意見書並びに森林整備等林野関係事業の推進に関する意見書の計4本を可決し,国に対し,強く要請することといたしております。

 私からの報告は以上でございます。

5.発表(1)県議会表彰について(元木副議長)

 続きまして私から,3点発表させていただきます。

 1点目は,徳島県議会表彰の実施についてであります。

 お手元に御配布の「資料1」を御覧ください。

 この表彰制度は,スポーツ・芸術文化活動等において,その成績が顕著なものを表彰し,その努力と功績を称え励ますことにより,徳島県の次代を担う人間性豊かな児童,生徒及び学生の健全育成を図ることを目的として,平成24年度に創設されました。

 徳島県内の学校に在籍する,小学生から大学院生の方々のうち,スポーツ,学芸の各部門で,全国規模以上の大会やコンクールにおいて,最優秀の成績をおさめられた方々を,各学校長等からの推薦に基づいて表彰しているものであります。

 今回は,今年の1月から12月末までの間に最優秀の成績を挙げた方々を対象に,令和4年2月定例会の本会議開催日に議場において,表彰式を執り行いたいと考えております。

 また,詳細の日程につきましては,追って御連絡をいたします。

 本県の子どもや若者が,この県議会表彰をきっかけとして徳島から全国へ,そして世界へと大きく羽ばたいていくことを期待するとともに,こうした取組を通じまして,子どもや若者が夢や希望を持ち,未来を創造することができる社会の実現に向け,なお一層の努力を傾注して参ります。

6.発表(2)大学との連携協定事業の実施について(元木副議長)

 2点目は,大学との連携協定事業についてであります。

 「資料2」を御覧ください。

 昨日,毎年恒例の行事であります四国大学の学生による書道パフォーマンスを実施し,豪快かつ繊細な筆さばきと,若さ溢れる,はつらつとしたパフォーマンスを披露していただきました。

 また,来年1月18日には,徳島文理大学との連携事業として,議員と学生との意見交換会を実施する予定です。

 この事業は,意見交換を通じて,学生に議会や県政への関心を深めていただくとともに,互いの交流を図ることを目的として行うものであります。

 大学からは総合政策学部の学生5名程度,議会からは,南恒生議員,井下泰憲議員,立川了大議員の3名が参加し,意見交換を行う予定としております。

 今後とも,次代を担う大学生に対し,県議会に対する理解や関心を,より深めていただく取組を進め,一層の開かれた議会を目指していきたいと考えております。

7.発表(3)高校生との意見交換会の実施について(元木副議長)

 次に,高校生と県議会議員との意見交換会の実施についてであります。

 「資料3」を御覧ください。

 徳島県議会では,開かれた県議会,親しみやすい県議会を推進しており,また,選挙権年齢の引き下げに伴い,若者を対象とした主権者教育事業の一環として,平成27年度から高校生との意見交換会を実施しております。

 今年度につきましては,来年1月17日に,井川龍二議員,仁木啓人議員,庄野昌彦議員が阿波高等学校へ,1月20日に,原徹臣議員,山西国朗議員,扶川敦議員が城西高等学校へ訪問し,各校の生徒さんと意見交換を行う予定としております。

 高校生の皆さんから,フレッシュかつ鋭い御意見や御質問を頂けるものと,期待をいたしております。

 今後このような取組を通じて,高校生の皆さんの議会や政治への関心が高まり,積極的に社会参加していただく一助になれば,と考えております。

 以上でござます。

8.質疑応答

 (記者)

  それでは,質問のある方は挙手をお願いいたします。

 (記者)

  私の把握が間違っているかもしれませんが,ガソリンの高騰に基づく意見書の話がなかったように思うんですけれども。

  先日の議運とか今日の議論でもいただいているのは,インボイスと教育施策に対する財政支援と……。

 (岩丸議長)

  できるだけ早くということで、先議で開会日に議決しております。

 (記者)

 了解しました。すみません。ありがとうございます。

 (記者)

  なければ,これで終わらせていただきます。

  ありがとうございました。

 (岩丸議長,元木副議長)

  ありがとうございました。