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令和3年9月定例会

正・副議長定例記者会見(令和3年10月1日)

正副議長記者会見写真

1.新型コロナウイルス感染症に係る県議会の対応について(岩丸議長)

 まず,報告事項からさせていただきます。

 新型コロナウイルス感染症への対応についてでありますが,本県における新型コロナウイルス感染症の状況は,9月に入って,新規感染者数の減少傾向は続いているものの,今後,第6波の到来に備え,気を緩めることなく,引き続き警戒することが重要であります。

 このような状況の中,最前線で御対応いただいている医療関係従事者の皆様をはじめ,感染拡大に御協力いただいている皆様の御努力に,心より感謝と敬意を表する次第であります。

 徳島県議会といたしましても,先の6月定例会閉会以降,8月26日には,県土整備委員会を臨時的に開会し,危機管理調整費の執行に係る説明聴取を行ったところであり,9月10日の9月定例会開会日には,
・ 時短要請に伴う飲食店等の支援,また,
・ 医療提供体制の強化
のための追加対策 約29億円の補正予算を先議したところであります。

 さらに,本日,閉会日には,新型コロナ対策予算を含む総額200億円の補正予算を可決するとともに,新型コロナウイルス感染症対応においても,地域の医療体制として,重要な役割を果たしている「公立・公的病院の維持・存続を求める意見書」を可決し,国に対し,強く要請することといたしております。

2.議長会活動について(岩丸議長)

 さらに,全国都道府県議会議長会や四国4県議会正副議長会等各種議長会においても,国,地方公共団体,民間が一体となって,コロナ対策を強力に推進していくよう,
・ワクチン供給量の十分な確保
・経済・雇用環境への支援,
・感染防止対策に取り組む介護施設,障がい者施設等に対する財政支援の拡充や代替職員の確保策,
・緊急包括支援交付金の対象拡大や増額,地方創生臨時交付金の必要額の確保など,
政府や関係省庁へ,強く要請して参りました。

 今後とも,新型コロナウイルス感染症の拡大防止と収束,また,大きな影響を受けた県内経済の再生に向けて,全力を傾注して参りたいと考えております。

3.今定例会を振り返って(岩丸議長)

 次に,今定例会における代表質問・一般質問についてでありますが,ワクチン接種をはじめ,新型コロナウイルス感染症対策に軸足を置きつつ,アフターコロナを俯瞰した出口戦略についてもしっかりした議論がなされたところであります。

 まず,新型コロナウイルス感染症に関しては,
・ワクチン接種の推進や差別の防止
・コロナ禍における本県の財政状況や補正予算
・雇用の維持確保に向けた取組の推進など,
この国難とも言える難局を,県民の皆様とともに乗り越えていくための数々の対応策等が提言されております。

 また,知事の政治姿勢については,去る9月16日の代表質問において,喜多議員から「来る衆議院議員選挙への出馬を,力強く表明していただきたい」との質問に対し,飯泉知事からは,「熟慮に熟慮を重ね,揺るぎない決断をしていく」という答弁がなされております。

 そういった中で,先ほどの知事のあいさつの中での決意があったのではないかなと思います。

 そのほかにも,
・外観イメージが公表された徳島文化芸術ホール(仮称)の整備
・新法を踏まえた過疎対策
・10年目を迎えたサテライトオフィスの今後の展開などの県政運営や地方創生,

・道路整備の促進
・河川の治水対策や河川管理施設の機能向上
・福祉施設の災害対策の強化
・事前復興の取組支援 などの異常気象がもたらす激甚化する災害への対策,

 また,グリーン社会や脱炭素社会の実現のための
・国を上回る本県の目標2030年度 温室効果ガス排出量50%削減や
・2050年 カーボンニュートラルの目標達成に向けた取組のほか,
農林水産業施策,医療福祉施策,教育施策など,
県政の重要課題に対する数々の提言がなされ,アフターコロナを見据えた県の取組を推し進めてきたところであります。

 最後に,今定例会からペーパーレス会議システムを導入し,本会議や委員会等の資料をタブレット端末から閲覧しております。

来年2月定例会からの本格運用に向け,紙と併用しながら,検証を進めてまいります。

 私からの報告は以上でございます。

4.質疑応答

(記者)

 質問よろしいでしょうか。

 ごめんなさい。初めてなもので。

 議長と副議長もお話しされるんでしょうか。

(元木副議長)

 必要があればさせていただきます。

(記者)

 それでは,質問に入ってよろしいですか。

(岩丸議長)

 はい。

(記者)

 おつかれさまでございました。

 最終日に大幅に議会の本会議の開会が遅れるという事態になりました。

 私たちにも,この原因が何だったのかということは分かりませんし,インターネットを視聴している県民の方にも説明が必要かなと思いますので,この場で,どういう経過で遅れたのか,言える範囲でお願いできますでしょうか。

(岩丸議長)

 開会できなかったのは,基本的には,定足数に達しなかったということであります。

(記者)

 議場に入るまでに,控室では人数が揃っていたのかなと思っていますけれども。

(岩丸議長)

 まあ,色々,会派としての協議等々もあったのではないかと思っております。

(記者)

 できればその内容をちょっと。

(岩丸議長)

 これについては,私からというよりは,やはり,その会派の会長なり責任者に確認していただけたらと思います。

(記者)

 そうですね。だから同席をお願いしたんですが……。

(岩丸議長)

 先ほどもお話ししたような感じになるのですが,今日は,もう皆,予定も入ってまして。今おっしゃったように,本来ですと,一時ぐらいからの予定が全て遅れているような感じで。

(記者)

 議長として動議が出るという連絡を受けたのは,いつになるんですか。

(岩丸議長)

 もしかしたらというようなことは,ちらっとは聞いてはいたんですけれども,正式に出たのは,直近ということです。

(記者)

 直近というと。

(岩丸議長)

 もうすぐ前ですね。

(記者)

 もしかしたらと聞いたのは,いつ頃ですか。

(岩丸議長)

 今朝ぐらいですかね。

(記者)

 そうですか。

(岩丸議長)

 御本人の方から,委員長・副委員長互選の休憩あたりで,ということです。

(記者)

 そうですか。本人というのは,仁木議員ですか。

(岩丸議長)

 はい。そうですね。

(記者)

 議長と県議会自民党とのやりとりは,それまでにあったんでしょうか。

(岩丸議長)

 総会があるということは聞いていましたけれども。あと,まあ,多少遅れるかなと。

(記者)

 そのことについては,御意見は特にありますか。

(岩丸議長)

 これについては,そういうことで仕方がないのかなというふうに思います。

(記者)

 はい。分かりました。

 ほかに何かありますか。

(記者)

 本日はどうもありがとうございました。

 総会があるということを事前に伺っていたということですが。

(岩丸議長)

 事前と言っても……。

(記者)

 直前ですか。

(岩丸議長)

 直前ですね。

(記者)

 それは,総会があるとだけ伝えられたんですか。

 例えば,どれだけ遅れるかだとか,そういったことは。

(岩丸議長)

 それはないですね。

(記者)

 事前にはないということですね。

 ありがとうございます。

(記者)

 ほかに何かありますか。

(記者)

 一時間も開会が遅れたわけですけれども,総会でどういうお話し合いをして,知事とどういうやりとりをして,なぜ遅れたのかということについては,どういうふうにお聞き及びですか。

 当然,予定通り,昨日の議運で決めたように普通は進むものだと思うし,執行者の方も皆さん揃ってらっしゃったので。そのあたりについては,どのようにお聞き及びですか。

(岩丸議長)

 詳しいことについては,報告はなかったんですけれども。先ほども申し上げたように,詳細については,いわゆる会派の会長なり幹事長なりに聞いていただいたらというふうに思います。

(記者)

 特に説明はないということですか。総会を開いているからちょっと待ってくれというだけですか。

(岩丸議長)

 そうですね。

(記者)

 はい,分かりました。

(記者)

 ちょっと重複をしてしまうんですけれども。改めて,議長のお立場から今日,予定時刻の2時間後に開会したことについての説明は,どういうふうに。つまり,理由について,いきさつについては,もちろん言えないことがあると思うんですけれども。正式にしっかり説明していただきたいですね。

(岩丸議長)

 これについては,会派としての色々な決断というか,徳島の将来を見据えての色々なことを,しっかりその中で話し合って,本会議に臨もうということだったんだろうなというふうに思います。

(記者)

 その過程で,どういった話し合いがされたかということはお聞きしていますか。

(岩丸議長)

 このことについては,もう,私からそんなに詳しくは述べることは控えさせていただきたいというふうに思います。

(記者)

 分かりました。ありがとうございます。

(記者)

 県議会の場で,二度にわたって知事が衆院選を巡る質問に対して答えるというやりとりがあって,で,今回このようにその二回を経て,出馬しないということになったんですが。大変県民が注目しているので,県議会の場での一連の結果につきまして,議長としてどのように受け止めていらっしゃいますか。

(岩丸議長)

 県議会自由民主党から為された質問に対して,知事から何度も答えがあったかと思うんですが,「熟慮に熟慮を重ねて」ということで,知事自身も非常に悩まれたのでないかなというふうに思うんですけれども。最終的に今日,本会議場の中で御挨拶されたような決断をされたのかなというふうなことで,私としては,それをしっかりと受け止めて,今後,車の両輪として,しっかりと県政運営に,県政発展のために尽くしていけたらなというふうに思っております。

(記者)

 すみません。関連してもう一つ。

 二回に渡って自民党の県議の方々から,出馬を促すような質問があったにも関わらず,今日の動議の決議案の採決では,全員,知事にとどまるようにという決議案に賛成されました。一つの議会で,違う方向の選択をしたということで,混乱しているんですが,それについては,議長としては,どういうふうに。

(岩丸議長)

 知事に質問された方は,皆,退席されていたのではないかなと,見た範囲ですけれども。それ以外では,あの決議案に対して,知事に残ってほしいという方がいたんだろうなあというふうに思っているんですけれども。

(記者)

 自民党の県議として質問の中で背中を押しておきながら,今回はとどめさせる決議をしたということについてどうですか。

(岩丸議長)

 それは,それぞれの考え方もあって。その質問をした方は,あの決議の採決には加わってなかったというふうには思います。あとの自民党の中でも,それぞれ皆,考え方があって,知事にとどまってほしいという者が,あのような感じで賛成したのかと。

(記者)

 すみません。僕,ちょっと見てなかったんですが。じゃあ,退席は……。

(岩丸議長)

 退席は何名かしましたよね。5~6名はしたのではないかな。もっと多かったか……。

(事務局)

 また確認して後ほど御報告をいたします。

(記者)

 残った28名全員同意だったと思うんですけれども。また後でよろしくお願いします。

(記者)

 ほかはございませんか。

 はい,ありがとうございました。

(岩丸議長、元木副議長)

 ありがとうございました。