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令和2年6月定例会

正・副議長 定例記者会見(令和2年7月6日)

正副議長定例記者会見
配布資料

1 新型コロナウイルス感染症に係る県議会の対応について(寺井議長)

 まず,新型コロナウイルス感染症についてですが,全国的な新型コロナウイルス感染症の感染者数は,一時期より減少しているものの,依然として一定人数発生しており,第2波,第3波の感染拡大も懸念されております。

 日々,御対応いただいている医療従事者をはじめ,関係者の皆様の御努力に,心より敬意を表する次第でございます。

 徳島県議会といたしましても,感染が広がりをみせはじめた4月17日に,県議会の全会派が,知事に対し,経済・雇用環境への対策や,学校休業に対する支援など,新型コロナウイルス感染症への迅速な対応について要望をいたしました。

 また,4月30日には,4月臨時議会を開会し,緊急的な対策予算の審議を行い,可決するとともに,国に対し,緊急の措置並びに,医療物資の安定供給や検査体制強化の対策などを講じられるよう,意見書を提出したところであります。

 さらに,5月27日には,県民の命と生活を守りながら,県内経済を確かな回復基調へ導くため,再度,知事に対し,既決予算の積極活用を含む緊急の要望を行い,6月15日の開会日には,要望を反映した緊急対策が盛り込まれた補正予算を先議するとともに,本日,閉会日には,国の第二次補正予算に即応した,さらなる補正予算について審議を行い,可決いたしたところであります。

 また,防災対策特別委員会の付議事件に感染症対策を加え,集中的な審議を行うなど,県議会としても感染拡大防止や経済対策の迅速かつ丁寧な対応が図られるよう,できる限りの対応を行ってきたところであります。

2 議長会活動について(寺井議長)

 さらに,全国都道府県議会議長会や四国4県議会正副議長会等においても,

・医療提供体制の強化や,緊急経済対策の速やかな実施
・国の補正予算の速やかな編成
・影響を受ける事業者や農林漁業者に対する継続的な支援
・事態収束後の観光振興や消費拡大への支援

などについて,政府や関係省庁へ,強く要請をしてきたところであります。

 引き続き,県議会として,新型コロナウイルス感染症の拡大防止と県内経済の回復に向け,全力を傾注してまいりたいと考えております。

3 今定例会を振り返って(寺井議長)

 また,今定例会におきましても,コロナ対策を中心に,代表質問・一般質問において,議員各位が熱心に論議されたところであります。

 まず,

・県議会の要望を踏まえた新型コロナウイルス感染症対策予算について をはじめ,
・第2派,第3派の到来に備えた医療提供体制の充実強化や,感染症に強い徳島づくりの実現
・本県経済の反転攻勢に向けた取組 や,
・WITH・コロナの状況が続く中での観光振興
・新しい生活様式の実践に向けたデジタル技術の利活用や,テレワークの推進
・学校の臨時休業を踏まえた新たな教育環境の構築
・避難所における新型コロナウイルス感染症対策
・新しい生活様式に対応した高齢者,障がい者への福祉サービスの提供や,フレイル対策

など,この難局を,県民の皆様と共に乗り越えるための対応策などが提言され,本日の,緊急対応の補正予算可決に繋がったところであります。

 そのほかにも,

・知事の政治姿勢や,全国知事会会長としての活動 をはじめ,
・消費者庁新未来創造戦略本部と連携した消費者行政や消費者教育の推進について や,
・四国横断自動車道の整備促進をはじめとした社会資本整備の推進ほか,地方創生の推進,農林水産業施策

など,数々の提言がなされ,県の取組を推し進めたところであります。

 また,今定例会においては,本日,閉会日に,意見書1本を可決いたしました。

 近年,米軍機と見られる航空機の低空飛行訓練の目撃情報が増加しており,県民の皆様の不安と懸念が一層強まっていることから,「米国軍用機の低空飛行中止を求める意見書」を国へ提出することといたしております。

 私からの報告は以上でございます。

4 発表(1)「とくしま藍推進月間」に係る情報発信ついて(岡田副議長)

 次に,私のほうから,1点発表をさせていただきます。

 「とくしま藍推進月間」にかかる情報発信についてであります。

 皆様お手元に御配布の資料1を御覧ください。

 今月7月は,議員提案条例の「とくしま藍の日及び徳島県の色を定める条例」で定められた,「とくしま藍推進月間」となっております。

 この月間における,県議会の取組について,2点ほど紹介させていただきます。

 まず,藍をテーマにしたパネルの展示についてであります。

 これは,四国大学と県議会との包括連携協定に基づく事業として,6月定例会開会日である6月15日から7月31日まで,議事堂1階ホールにおきまして,藍に関する同大学の教育研究活動や取組についてのパネルを展示し,広く県民の皆様方に周知するとともに,県民の藍に対する関心と理解を深めていただくものであります。

 次に,議会図書室において,藍関係の文献コーナーを設置し,阿波藍の歴史や藍染めの技術,藍関連の作品など藍について深く知ることができる資料,文献を展示しているところであります。

 議事堂ホールでのパネル展示とあわせて,議会図書室藍関係文献コーナーにも是非お立ち寄りください。

 また,県議会では,とくしま藍推進月間中の,藍染ウェア等の着用推進はもとより,年間を通じて,扇子やスカーフ,名刺入れなどの藍製品を積極的に身につけております。コロナ禍におきましては,藍染めのマスクの着用も勧めて行っております。委員会や議会活動など,あらゆる機会を活用し,私たち議員自らが広報マンとなり,全国にとくしまの藍の魅力を発信できたらと考えております。

 このような取組を通して,県民の皆様方はもとより,全国各地から本県の伝統文化である藍に対する関心や理解が深まって欲しいと考えております。

 私からは,以上でございます。

5 質疑応答

(記者)

 それでは,質問をお願いします。

(記者)

 冒頭と重複する部分があると思うのですが,今期の定例会を振り返っての所感,審議議案などについて,正副議長それぞれにお願いしたいと思います。

(寺井議長)

 御存知のとおり,既に皆様方は傍聴なさっていたと思いますけれども,特にコロナウイルス感染症対策は,大変だったのかなと思っております。

 ただ,飯泉知事をはじめ,県民の皆様方が一致して御協力いただき,他県と比べれば発生数も少なく,本当にありがたく感謝をいたしております。

 今後,このコロナウイルス感染症については,第2波,第3波の感染拡大が懸念される訳でございますけれども,これを最小限に抑えられれば,本当にありがたいなと思っております。まず基本に立ち返って,3密であり,マスクの着用とか,そういった基本的なものを,しっかり守っていくことができれば,対応ができるのではないかと思っております。

(岡田副議長)

 私も議長がおっしゃられたとおり,まず県民の皆様方が,このコロナウイルス感染症対策に関しまして,3密を避ける,また,マスクの着用であったり,消毒をする,手洗いをするといった基本的な衛生習慣を守っていただいたことによって,感染の拡大を防ぐことができていると思っております。

 まず,その旨において,県民の皆様方に感謝するとともに,今回,県内での宿泊,そして,また,8月からは国内での移動という部分で,経済活動が活発化して参りますので,その旨においても,やはり,衛生管理に関する諸動作は忘れずに。

 そうして自分の身を守っていただくことを確実にしていただきながら,経済活動を広げていただくとともに,「新しい生活様式」というところの,「新しい」が,もう既に日常として取り入れられるようになっていくことが,コロナウイルス感染症対策と共存していくという意味では,非常に重要ではないかと思っております。

 「新しい」ではなくて,もう既に日常として,3密を避ける,また,ソーシャルディスタンス,距離を空ける,また,窓を開ける,換気をする,そして,消毒,手洗い,うがいといったことを,これからの普通の生活として取り入れていただけるように,是非お願い申し上げておきたいと思っております。

(記者)

 それでは,他に御質問があれば,よろしくお願いします。

 御質問がなければ,終了させていただきます。

 ありがとうございました。

(寺井議長、岡田副議長)

 どうもありがとうございました。