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令和元年9月定例会

正・副議長定例記者会見(令和元年10月11日)

正副議長記者会見写真
配付資料

1.議長会活動について(喜多議長)

 はじめに,私から,議長会活動について報告をさせていただきたいと思います。

 まず,全国都道府県議会議長会についてでありますが,去る7月31日に定例総会に出席いたしました。

 総会においては,地方税財源の充実確保に関する決議など3件の決議とあわせて令和2年度政府予算編成並びに施策に関する提言を決定し,8月1日に,全国都道府県議会議長会を代表して,国に対し要望活動を行って参りました。

 また,8月2日には,本県において,四国4県議会・正副議長会議を開催いたしました。

 四国4県が直面する共通の課題である四国における鉄道ネットワークの維持についてなど8項目を国に提出する要望事項として決定し,9月3日に,4県の議長等がそろって,国土交通省及び厚生労働省に出向き,要望活動を行って参りました。

 さらに,8月22日に山口県で開催された中国四国9県議会・正副議長会議,8月27日に福井県で開催された近畿2府8県議会・議長会議に出席し,国への要望活動の決定や各県の取組みなどについて,意見交換を行ったところであります。

 今後とも,これらの議長会活動を通じ,本県はじめ地方の声を積極的に発信して参りたいと考えております。

2.今定例会を振り返って(喜多議長)

 次に,今定例会を振り返りまして,ご報告させていただきます。

 今定例会におきましても,代表質問・一般質問において,議員各位が熱心に論議され,県施策の新たな展開を導き出しております。

 まず,県政運営に関しては,
・全国知事会長に就任した知事の決意をはじめ,
・新たな人口ビジョンや総合戦略の策定による地方創生の方向性
・予算編成方針をはじめとした行財政運営
・人口減少問題を解決するための新たな基金の創設
・消費者庁・新未来創造戦略本部の設置決定を受けた消費者行政の推進についてなど 

 社会資本整備に関しては,
・徳島自動車道の4車線化の促進をはじめ,
・四国横断自動車道におけるインターチェンジやアクセス道路の整備
・地域公共交通ネットワークの構築
・大鳴門橋の自転車道の設置についてなど

 防災・減災対策に関しては,
・県の「国土強靱化地域計画」の策定や,
・消防体制の充実強化など 

 教育施策に関しては,
・オリンピック・パラリンピックを通じた教育の取組みや
・高等教育機関との連携による教育力の向上など

 また健康寿命の延伸や少子化問題をはじめとした医療,福祉施策のほか,農林水産業施策,観光振興施策,環境施策,交通安全対策など,数々の提言がなされ,県の取組みを推し進めたところであります。

 また,今定例会においては,本日,閉会日に,意見書1本を可決いたしました。

 現行の過疎地域自立促進特別措置法が令和3年3月末をもって失効いたしますが,さらなる総合的な過疎対策の充実強化が必要であることから,新たな過疎対策法の制定を求める意見書を国へ提出することといたしております。

3.議会コンサートについて(喜多議長)

 次に、議会コンサートについてであります。

 先月19日,徳島県立名西高等学校合唱部の皆さんによる議会コンサートを開催いたしました。

 同校は,昨年度の全国合唱コンクール全国大会で銅賞に輝くなど,多数の受賞歴を持ち,当日は,5曲演奏を頂きましたが,清らかで,心洗われるような美しい歌声が披露され,本当に素晴らしいコンサートとなりました。

 県議会では,県民に開かれた議会活動の一環として,また,県民に対する芸術・文化の振興の観点から,平成23年度から議会コンサートを開催しており,今後も,このような取組みを継続して実施してまいりたいと考えております。

 私からは、以上でございます。

4.発表(1)大学との連携協定事業について(南副議長)

 次に,私のほうから,大学との連携協定事業について,発表させていただきます。

 先に資料提供させていただいておりましたが,本日午後1時から,徳島文理大学との連携事業として,徳島県議会大会議室において,徳島文理大学保健福祉学部の夛田羅(たたら)学部長に「障がい者こそスポーツを」と題して講演していただきます。

 この事業は,大学が持つ知見を活用し,県議会の政策立案能力を高めることを目的に,全議員を対象に実施するものであります。

 次に「資料1」をご覧ください。

 また,四国大学との連携事業として,来る11月6日に議員による講演及び県議会の概要説明を実施する予定であります。

 この事業は,学生の地方議会制度への理解促進とともに,地域課題に的確に対応し,魅力ある地域づくりを担う人材育成に資することを目的として行うものであり,須見一仁議員が,経営情報学部の1年生約150名を対象に,講演を実施する予定であります。

 今後とも,次代を担(にな)う大学生に対し,県議会に対する理解や関心を,より深めていただく取組を進め,一層の開かれた議会を目指していきたいと考えております。

 私からは、以上でございます。

5.質疑応答

(記者)

 それでは、ここから質問があれば、お願いしたいと思います。

 各社質問はありませんか。

(記者)

 昨日発表されたばかりですが、そごう徳島店が8月閉店となることについての受け止めと、議会として、そういう話をされたのか伺いたいと思います。

(喜多議長)

 まだ具体的には全然話はないんですけれども、昨日そういう発表があって、昭和58年の秋10月に開店して約36年間、徳島にとって大切な百貨店のひとつでございまして、残念な思いでいっぱいです。

 今後については、やはり今日も知事からも話がありましたように、商工団体そして県、市とが中心になって、これから対策を進めていかなければならないと。駅前のいわゆる中心市街地の核となるそごうがなくなることについて、本当に残念な思いでいっぱいでございます。

 私事で恐縮ですけれども、私がちょうど市議会に出してもらった年に、オープンしたので、余計、思いがあります。それがなくなるということは残念な思いであります。

 今後、あれだけのすばらしい建物を、有効に活用していただいて。今の従業員等の対策もありますけれども、それの次ということで、徳島の活性化になるような施設が、そごう以上の施設ができたらいいなあということを、大変期待しております。

(記者)

 今回議会では、人口目標も知事が示して、総合戦略骨子案も地方創生のまさに戦略ですよね、そんな中でのひとつの閉店というのは、徳島の地方創生にとっても影響があるかなと思うんですけれども。

(喜多議長)

 そうやね。いかにあれを有効活用というか、それはもう今後、最大の課題になりますね、当面の。

 徳島でないとできないような、都会の大都市のマネをするのではなく、徳島だからできるようなこと。例えば、徳島ってそんな素晴らしい施設があるんだなあというような、徳島らしさを活かすような施設になってほしいなあと思っております。

(南副議長)

 私は、昭和56年に大学を卒業したのですが、大学、高校の同級生あたりは、そごうに就職が決まって、1年間よその店で研修をして、この開店に合わせたという同級生もいたりしました。

 私もちょうど60歳という定年の時に、そういう施設がなくなって。閉店までには、まだ1年ちょっとありますけれども。まあ時代なのかなという部分もありますが。

 昔、私が大学を卒業した頃、香川県丸亀市の商店街が非常にはやっていたのですが、その後にバブルではじけた後、シャッター街になりかけていたのが、今、非常にきれいに再生されて、活発な感じがするのです。これは、地元の商店街の協同組合が頑張って再生したわけで、やはり徳島もそういう大資本に頼るのではなくて、地元の若手の経営者あたりが奮起して、あれを再生しようというような気持ちになっていただきたいなと。徳島の商店街が四国4県の中で、一番人通りが少ないと言われている、そういう中で、そごうをそういう人たちが活用して徳島を再生していってほしいなというふうに思っています。まあ、個人的な意見ですけれども。

(記者)

 他にご質問はありませんでしょうか。

 ありがとうございました。

(喜多議長、南副議長)

 ありがとうございました。