1 議長会活動について(喜多議長)
2 今定例会を振り返って(喜多議長)
3 発表(1)「とくしま藍推進月間」に係る情報発信について(南副議長)
4 発表(2)「大学との連携協定事業の実施」について(南副議長)
はじめに,私から,議長会活動について報告をさせていただきます。
去る6月20日に開催されました全国都道府県議会議長会臨時総会におきまして,四国ブロックからの推薦をいただき,
この度,私が全国都道府県議会議長会副会長に選任されました。
地方創生や大規模災害対策など,地方を巡る課題解決に向け,本県議会の代表としてはもとより,
全国都道府県議会議長会と強力に連携し、地方自治の発展のため,副会長としての重責を果たすべく,
最善の努力をいたす所存であります。
次に,四国4県議会正副議長会議が,5月28日に愛媛県で開催され,本県からは,私と副議長が出席いたしました。
会議では,四国4県に共通する課題について,活発に意見交換が行われ,
・政府関係機関の四国移転の実現について
・四国地方の高速交通ネットワークの整備推進について
・震災対策関係施策の充実・強化について
など計11項目を,国に提出する要望事項として決定し,
7月8日に,南副議長をはじめとする4県の正副議長が経済産業省,国土交通省及び内閣府の3省庁に出向き,
四国4県の切実な思いを要請してまいりました。
また,6月10日に東京都で開催された財政基盤強化対策県議会議長協議会第1回総会において,
強化対策県の税財源確保と社会資本の整備促進に関する要望事項を決定し,直ちに国や関係機関に対し,
強く要請いたしたところであります。
さらに,6月24日には,総理官邸において開催された内閣総理大臣と都道府県議会議長との懇談会に出席し,
政府関係機関の地方移転の推進に向けて,消費者庁等の徳島への移転が成功事例となるよう,
積極的な組織体制づくりや財政措置を直接,お願いしたところでございます。
今後も,これらの議長会活動等を通じ,本県議会の思いを,積極的に発信してまいりたいと考えております。
次に,今定例会を振り返りまして,御報告させていただきます。
統一地方選挙後初めての定例会でありましたが,代表質問・一般質問において,議員各位が熱心に論議され,
県施策の新たな展開を導き出しております。
まず,県政運営に関しては,
・知事の政治姿勢をはじめ,
・県政運営の指針となる新総合計画
・新たな行財政改革の基本方針の策定や,
・地方交付税の確保など行財政運営,
・消費者庁等の徳島移転についてなど
地方創生の推進に関しては,
・地域を担う人材の創出・拡大についてや
・過疎対策,人口減少対策など
福祉施策に関しては,
・待機児童の解消に向けた保育士の確保,
・子どもの居場所づくりの推進や,
・障がい者の雇用促進など
社会資本整備に関しては,
・四国横断自動車道をはじめとする道路,河川,港湾の整備や,
・那賀川の治水対策など
また公立高校普通科における通学区域の見直しをはじめ,未来を切り拓く人材の育成などの教育施策のほか,
防災・減災対策,経済活性化,農林水産施策,文化・スポーツの振興など,数々の提言がなされ,
県の取組みを推し進めたところであります。
私からの報告は以上でございます。
次に,私のほうから,3点発表させていただきます。
第1点目は,とくしま藍推進月間にかかる情報発信についてであります。
資料1をご覧ください。
今月7月は,議員提案条例のとくしま藍の日及び徳島県の色を定める条例で定められた,とくしま藍推進月間となっております。
この月間における,県議会の取組について,2点ほど御紹介いたします。
まず,藍をテーマにしたパネルの展示についてであります。
これは,四国大学と県議会との包括連携協定に基づく事業として,
6月定例会開会日である6月19日から7月31日まで,議事堂1階ホールにおきまして,
藍に関する同大学の教育研究活動や取組についてのパネルを展示し,広く県民に周知するとともに,
県民の藍に対する関心と理解を深めていただくものであります。
次に,議会図書室において藍関係の文献コーナーを設置し,阿波藍の歴史や藍染めの技術,藍関連の作品など,
藍について深く知ることができる資料、文献を展示しているところであります。
ホールでのパネル展示とあわせて、議会図書室 藍関係文献コーナーにも是非お立ち寄りください。
また,県議会では,とくしま藍推進月間中の,藍染ウェア等の着用推進はもとより,
推進月間にかかわらず,年間を通じ,スカーフや名刺入れ等の藍製品を積極的に身につけ,
委員会や県内外の視察など,あらゆる機会を通じて,自らが広報マンとなり,
全国にとくしまの藍の魅力を発信してまいりたいと考えております。
去る5月20日には,阿波藍に関するテーマが,文化庁の日本遺産に認定されたところであり,
阿波藍についての機運は,非常に高まっております。
この機運を逸すことなく,県民の皆様方はもとより,全国各地で,
本県の伝統文化である藍に対する関心や理解が深まって欲しいと考えております。
次に,第2点目は,大学との連携協定事業の実施についてであります。
資料2をご覧ください。
県議会では,平成22年に徳島文理大学と,平成24年には四国大学と包括連携協定を締結し,
開かれた議会づくりの一環として、魅力ある地域づくりや地域における人材の育成に向け,
様々な連携事業を行っているところであります。
まず,今年度実施する徳島文理大学との連携事業でございますが,
去る4月25日に、総合政策学部の学生82名の方々に県議会へお越し頂き、
議会の概要説明や議場の見学等を通じて、県議会への関心を高めていただくとともに理解の促進を図りました。
また,今月18日には,総合政策学部の学生に対し,岡佑樹議員が講演を行います。
さらに,議会インターンシップの実施や,総合政策学部の教員による講演,調査レポートへの寄稿のほか,
本会議の傍聴や委員会の視聴,議員と学生との意見交換会など,協定に基づく様々な連携事業を実施することとしております。
次に,四国大学との連携事業についてでございますが,資料の裏面をごらんください。
先にご説明した藍をテーマにしたパネルの展示を含む,テーマを設定したパネル展を,年4回,各定例会中に実施いたします。
次に,9月12日には,議員と学生との意見交換会として,今年4月に完成したスポーツ健康館において,
強化指定スポーツ部に指定されているソフトテニス部と交流を行います。
また,議会インターンシップの実施や,議員による講演では,経営情報学部の学生に対し,
須見一仁議員が講演を予定しております。
12月には,毎年恒例の書道パフォーマンスも実施いたします。
今後とも,包括連携協定事業の充実に努めまして,魅力ある地域づくりや地域における人材の育成に,
より一層取り組んでまいりたいと考えております。
第3点目は,夏休み中学生県議会体験会の実施についてであります。
資料3をご覧ください。
本件につきましては,7月26日の開催日が近づいてまいりましたので,改めて御案内をさせていただきます。
この体験会は,近い将来,有権者となる中学生の皆さんに,議会活動について学び,我々議員と触れ合うことで,
政治に対する興味を深めるとともに,対話や討論を通じて,自ら課題を見つけて解決する力を育むことを目的として
実施しているもので,参加者からは毎回好評をいただいております。
今回は,
・防災力を高めよう
・未来へつながる消費をしよう
・徳島の魅力を発信しよう
・国際理解を深めよう
の4項目について,36名の中学生の皆さんと議員が意見交換を行う予定としています。
本県にとって大変重要な課題であるこれらのテーマについて,中学生ならではの率直な意見が交わされることを
とても楽しみにしております。
当日は,一般の方々にも開放しておりますので,多くの県民の皆様方,また,マスコミの方々にも,
是非とも,傍聴していただきたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。
私からは,以上でございます。
(記者)
それでは質問をお願いします。
(記者)
それでは、私のほうからご質問させていただきます。
今、副議長のほうから御説明のありました「令和元年度徳島県議会と四国大学との包括連携協定事業計画」
(資料2の裏面)で、6番目に議員名刺文字データ作成とありますが……。
(南副議長)
四国大学の書道部の学生に名刺をデザインしていただいて、いただいたデータを名刺に取り込んで、
それを印刷するということです。
副議長の肩書きで作ってもらっているので、私も今後、使っていきたいと考えています。
これまでにも議員の中で名前を書いてもらって、それを使っている方は何人かいらっしゃると思います。
(記者)
なるほど。
すみません。細かい質問でした。
(南副議長)
いえいえ。
(喜多議長)
私も藍色の名刺を作りました。
(記者)
他に何か記者の方からございますでしょうか。
それではご質問なければこれで終わらせていただきます。
どうもありがとうございました。
(喜多議長、南副議長)
ありがとうございました。