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平成30年9月定例会

正・副議長定例記者会見(平成30年10月10日)

正副議長記者会見写真
配付資料

1.議長会活動について(重清議長)

 はじめに,私から,議長会活動について報告をさせていただきます。

 まず,全国都道府県議会議長会についてですが,去る7月25日に,定例総会に出席いたしております。

 総会においては,地方税財源の充実確保に関する決議など5件の決議と,あわせて,平成31年度政府予算編成並びに施策に

関する提言を決定し、国に要望として提出することとなりました。

 また、8月7日に高知県で,四国4県議会・正副議長会議が開催され,四国4県が直面する共通の課題である平成30年7月豪雨による災害への対応についてや,四国への新幹線導入についてなど6項目を国への要望事項として決定したところです。

 そのほか,8月20日に大阪府で開催された近畿2府8県議会・議長会議等に出席し,国への要望活動の決定や各県の先進的な取組みなどについて,意見交換を行ったところであります。

 今後とも,これらの議長会活動を通し,本県議会の思いを積極的に発信して参りたいと考えております。

2.今定例会を振り返って(重清副議長)

 次に、今定例会を振り返りまして,ご報告させていただきます。

 今定例会におきましても,代表質問・一般質問において,議員各位が熱心に論議され,県施策の新たな展開を導き出しております。

 まず,全国各地で相次いで発生した豪雨や地震等の災害に対応するための防災・減災対策に関しては,
・大規模災害時の災害対応力強化や
・大規模風水害に備える消防力の強化など 

 地方創生に関しては,
・消費者庁等の徳島への全面移転に向けた取組や
・人口流出入の均衡を図るための取組など

 社会資本整備に関しては,
・高速道路や関連道路の整備をはじめとする県内交通ネットワークの推進や
・地震・津波対策や7月豪雨を教訓とした河川整備など
経済活性化に関しては,
・外国人観光客増に向けた徳島の認知度向上や
・経済グローバル化への対応や労働力の確保など
福祉施策に関しては,
・児童相談所の体制強化や
・障がい者スポーツの振興など

 そのほかにも教職員の働き方改革やエシカル消費の取組,恐竜化石の発掘や活用,環境施策や医療施策など,数々の提言がなされ,県の取り組みを推し進めたところであります。

 次に,徳島県消費者市民社会の構築に関する条例についてであります。

 この条例の制定については,本日,議員提案により,全会一致で可決したところであります。

 この条例は、消費者自らの消費生活における人権・地域・環境に配慮した消費行動を推進し,公正かつ持続可能な社会の形成を図り,その発展に寄与することを目的とし,消費者市民社会の構築に関する基本理念,県の責務,消費者の役割等を定めたものであります。

 この条例の制定を機に,消費者,事業者,行政等の様々な主体が一体となって,消費者市民社会の実現に向けた取組が積極的に推進されることを期待しております。

3.議会コンサートについて(重清議長)

 次に、議会コンサートについてであります。

 昨日10月9日、徳島県高等学校文化連盟 吟詠剣詩舞部会の皆さんによる議会コンサートを開催いたしました。

 吟詠剣詩舞とは、「剣舞」と「詩舞」の2つの舞踊を「吟詠」に合わせて舞う芸道で、当日は、城南高校、城北高校、城西高校の生徒さんによる、若さあふれる、はつらつとした演舞が披露され、本当に素晴らしいコンサートとなりました。

 県議会では、県民に開かれた議会活動の一環として、また、県民に対する芸術・文化の振興の観点から、平成23年度から議会コンサートを開催しており、今後も、このような取組を継続して実施してまいりたいと考えております。

 私からは、以上です。

4.発表(1)「徳島県消費者市民社会の構築に関する条例制定記念講演会」について(岩丸副議長)

 次に、私のほうから,2点発表させていただきます。

 1点目は、徳島県消費者市民社会の構築に関する条例制定記念講演会についてであります。

 お手元にご配布の「資料1」をご覧ください。

 先に議長から報告いたしましたとおり、徳島県消費者市民社会の構築に関する条例が本日可決・制定されました。

 条例の制定を記念するとともに、県民の皆様にエシカル消費や消費者市民社会の構築の重要性を認識していただくため、記念講演会を11月12日、13時からホテルクレメント徳島で開催いたします。

 岡佑樹議員の、条例の基本理念や内容についての基調報告のほか、とくしまエシカル消費推進会議や、事業者・団体・学校による、先進的なエシカルの取組報告及びエシカルトークセッションを予定しております。

多くの方のご参加をお待ちしております。

5.発表(2)大学との連携協定事業について(岩丸副議長)

2点目は、大学との連携協定事業についてであります。
資料2」をご覧ください。

 四国大学との連携事業として、10月24日に議員による講演及び県議会の概要説明を実施する予定であります。

この事業は、学生の地方議会制度への理解促進とともに、地域課題に的確に対応し、魅力ある地域づくりを担う人材育成に資することを目的として行うものであり、元木章生議員が、経営情報学部の1年生 約100名を対象に、講演を実施する予定であります。

 次に「資料3」をご覧ください。

 徳島文理大学との連携事業として、10月25日に、議員と学生との意見交換会を実施する予定であります。この事業は、議員と学生が、本県の課題について共に考え、議論を交わすことにより、互いの交流を図ることを目的として行うものであります。

 大学からは総合政策学部の学生12名程度、議会からは岸本泰治議員、原井敬議員、山西国朗議員の3名が参加し、活発な意見交換を行う予定としております。

 また、文理大学との事業では、このほか、大学が持つ知見を活用し、県議会の政策立案能力を高めることを目的として、

11月19日、徳島県議会大会議室において、文理大学教授による講演を、全議員を対象に、実施していただくこととしております。

 今後とも、次代を担(にな)う大学生に対し、県議会に対する理解や関心を、より深めていただく取組を進め、一層の開かれた議会を目指していきたいと考えております。

 私からは、以上でございます。

6.質疑応答

(記者)

 それでは,記者の皆さん質問があればお願いします。

(記者)

 「徳島県消費者市民社会の構築に関する条例制定記念講演会」についてですが,トークセッションpart2で,消費者庁の方が講演するのは分かるんですが,文化庁の方とエシカル消費が文化を救うという繋がりを説明していただけますか。

(事務局)

 タイトルが「エシカル消費が地域文化を救う」ということで二人がトークするようになっています。

県民の方全てがエシカル消費を生活の中に取り入れていただくことが地域文化に繋がっていくというお話になるかと思います。

(記者)

 また後で詳しくお聞かせ願います。

(記者)

 他にご質問はありませんでしょうか。

 ありがとうございました。

(重清議長、岩丸副議長)

 ありがとうございました。