文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい
ロゴ

TISネットワーク通信vol.33-NEWS

「四国から広げる『消費者市民社会』in 愛媛」の開催について

 四国4県の消費者や事業者等の消費者意識の向上や、4県連携による消費者行政・消費者教育推進への機運の醸成を図り、四国から全国モデルとなる「消費者市民社会」の確立を目指すため、セミナーを会場・オンラインで同時開催します。

 興味のある方は、専用申込フォーム (外部サイト)(申込締切:令和6年12月12日(木)17:00まで)から申込みをお願いします。

 皆様のご参加、ぜひお待ちしております!

1 開催日時

令和6年12月18日(水)12時40分から14時10分まで

2 開催場所

愛媛大学南加記念ホール(〒790-0826 愛媛県松山市文京町3)

3 開催方法

会場・オンライン同時開催(オンライン配信はZoom)

4 内容

(1)テーマ

今日から実践!!エシカルコンシューマー

(2)主催者挨拶

(3)基調講演(オンライン)

「私たちの選択が未来を作る ~エシカル消費とSDGs~ 」一般社団法人エシカル協会 代表理事 末吉 里花

(4)取組報告

「消費者庁新未来創造戦略本部の取組について」消費者庁新未来創造戦略本部 次長 黒木 理恵

(5)パネルディスカッション

○コーディネーター

消費者庁新未来創造戦略本部 次長 黒木 理恵

○パネリスト

徳島県 有限会社NOUDA 代表取締役社長 納田 明豊

香川県 うどんまるごと循環コンソーシアム 事務局長 久米 紳介

愛媛県 特定非営利活動法人eワーク愛媛 理事長 難波江 任

高知県 高知大学国際協力団体すきっぷ 代表 酒井 彩花

※詳細は、こちら(別ウィンドウ)をご覧ください。


国際交流員から!~令和6年度 第2回 海外大学等とのオンライン交流会~

 11月1日(金)に、徳島県の鳴門教育大学、四国大学、徳島文理大学、徳島大学、マレーシアのマラヤ大学、タイのスコータイタマティラートオープン大学、フィリピンのフィリピン大学ディリマン校、オーストラリアのエディスコーワン大学の計8校の学生が参加し、今年度2回目の「海外大学等とのオンライン交流会」を実施しました!

 今年度のテーマは「食におけるエシカル消費の在り方」です。この交流会の成果物として、各校で、消費者が個人で実践できるエシカル消費についてハンドブックを作成します。7月に実施した第1回の交流会に続き、参加の8校それぞれから、これまでの進捗が報告され、意見交換を行いました。

 内容は以下のとおりです。

~今回の各校の発表内容まとめ~(発表順)

  1. 鳴門教育大学:食のエシカル消費をめざした行動変容ー大学祭での容器包装削減 を中心に
    • ○大学祭で取組の実施:模擬店代表者向けの必須セミナー・パッケージ削減などの実践・取り組みの効果を踏まえてハンドブックの作成
  2. 四国大学:エシカルな食卓を未来につなぐ~食品ロス削減に向けて私たちができること~
    • ○解決に向けた提案(私たちができること)
      • 幼児の好き嫌いアンケートの実施・調査結果
      • 「エシカルなフードショッピング for 大学生キャンペーン」の実施
  3. 徳島文理大学:徳島県の大学生が実践できるエシカルな食の消費
    • ○班分け:
      • 地産地消レシピ作成班「レシピ(夏ver)の完成・レシピ評価調査の実施)」
      • 野菜の自家栽培班(実験・自宅でできる簡単な栽培法と地産地消レシピと関連した消費方法の提案)
      • 買い物の時にできるSDGsな工夫を考案する班(計画方法の提案・TFT Lunch・おにぎりAction)
  4. 徳島大学:エシカル消費と徳大CSA部
    • ○400年続くソバ栽培からの学び状況・農業支援活動(アルバイト)の進捗・見えて来た課題点・まとめ(パンフレット作成に向けて)
  5. マラヤ大学(マレーシア):サステナブルな食の未来づくり
    • ○マレーシアが、サステナブルな食料システムへの転換で直面している課題 (1)財政問題 (2)技術的な成熟度の問題 (3)問題意識
    • ○解決に向けた私たちの提案・勧告 (1)公的資金 (2)ITの専門家 (3)国際協力
  6. スコータイタマティラートオープン大学(タイ):食品のエシカル消費
    • ○食品ロスとグリーンウォッシングの原因
    • ○タイの廃棄物管理方法
    • ○タイのエシカル消費ガイドライン(提携企業や政府との協力関係の強化・政府の政策・成功事例の適用)
  7. フィリピン大学ディリマン校(フィリピン):エシカル消費に向けたフィリピンの食の遺産の活用
    • ○フィリピン社会の背景から食の遺産の理解
    • ○エシカル消費に向けた解決策としての食の遺産
    • ○地域社会と個人がエシカル消費のための在来の食文化を復活させる取組
  8. エディスコーワン大学(オーストラリア):学校におけるサステナブルな食品利用・学校や大学での食品廃棄物の最小化 ※1回目発表
    • ○学校における食品・サステナブルなフードサイクル
    • ○学校でフードロスの最小化に関する提案

 意見交換の中では、実践しやすい取組やハンドブックのPRに活用できることなどについて注目が集まりました。また、持続可能な社会を実現するためには、個人の努力だけでなく、企業と政府が全面的に協力する必要性も強調されました。

 再び意見交換を踏まえ、反省点や改善点を生かし、学生の皆さんが2月中に内容をまとめて、ハンドブックを完成させる予定です。また、徳島県では、学生から提出されるハンドブックの内容を3月中を目途にホームページで公開する予定です。このハンドブックについては、来年6月の「とくしま国際消費者フォーラム」で発表し、議論することとなっています。こちらの詳細は決まり次第、お知らせしますので、楽しみにお待ちください。

※参考までに、これまでに作成したハンドブックと、昨年度の「とくしま国際消費者フォーラム」の様子は、以下からご覧いただけます。

 令和4年度 持続可能な消費に向けたハンドブック(別ウィンドウ)

 令和5年度 とくしま国際消費者フォーラム(別ウィンドウ)