デジタル社会の進展により、私たちは言葉も国境も関係なく、指先だけで世界中のさまざまな情報にアクセスし、求めるものを手に入れることが可能となりました。その利便性はもはや否定することが難しい一方で、オンラインプラットフォームにはフェイクレビューやダークパターンが蔓延し、デジタル社会で消費者は情報の海におぼれ、自らの情報を無意識のうちに搾取され、気づかぬうちに行動を操られています。
急速に進むデジタル社会において消費者はどのような危険に直面しているのでしょうか。また、デジタル社会の利便性を享受しつつ、消費者はどのように自らを守れば良いのでしょうか。デジタル時代における消費者の在り方とは―――。
消費者庁新未来創造戦略本部とともに消費者政策において日本を牽引する徳島に、世界の消費者リーダーや次世代リーダーが集結。いま、徳島から世界へ、デジタル時代における新しい消費者の在り方を提言します。当フォーラムにおける議論が、国際的な消費者政策の進展、そして世界中の皆様の持続可能な社会に向けた消費行動につながる有意義なものとなれば幸いです。