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TISネットワーク通信vol.44-COLUMN

「とくしま高校生エシカルサミット2026について」

消費者庁新未来創造戦略本部 髙橋 美香

 令和8年8月24日から26日まで、徳島県において「とくしま高校生エシカルサミット2026」(主催:徳島県教育委員会・徳島県、後援:消費者庁ほか)が開催されました。エシカルサミットは、エシカル消費の視点を取り入れながら未来の社会を創る力の育成を目的として、全国の高校生が徳島県に集い、県内でのフィールドワークや意見交換等を通じてエシカル消費に関する課題やその解決策について考察し、その成果を発表する取組です。

 エシカル消費とは、地域の活性化や雇用の創出を含め、人や社会、環境に配慮した消費行動をいいます。消費者庁においても、消費者市民社会の構築に向けた取組の一環として、エシカル消費の普及・啓発を推進しています。

 本年度のエシカルサミットでは、「『住』から見た世界の課題とエシカル消費」をテーマに、住まいやまちの在り方について考えるパネルディスカッション、フィールドワーク及びプレゼンテーション発表が実施されました。消費者庁新未来創造戦略本部(以下、「未来本部」)からは総括室長が参加し、1日目のパネルディスカッションではモデレータを、3日目のプレゼンテーション発表ではコメンテーターを務めました。パネルディスカッションでは、都市環境、地方創生、住宅設備、国際的視点など多様な分野の登壇者がそれぞれの取組を紹介しました。参加した高校生は質疑応答を通じて、エシカル消費の観点から社会課題やその解決に向けた取組について理解を深めました。また、プレゼンテーション発表では、パネルディスカッションやフィールドワークを通じて得られた学びをもとに、各グループが持続可能な社会の実現に向けた提案を発表しました。四国の伝統工芸品に着目した産業振興と雇用創出や、乳幼児を育てる保護者を対象としたコワーキングスペースの活用など、高校生ならではの柔軟な発想による提案が行われ、審査の結果、「ベストパフォーマンス賞」「ナイスアイデア賞」及び「徳島サステナブル賞」が選出されました。

 消費者庁では、エシカル消費特設サイトを通じて、エシカル消費につながる個人や企業・団体の様々な取組を紹介しています。また、小学生から高校生までの若い世代を対象とした、エシカル消費やサステナブルファッションへの理解を深めるための消費者教育教材を作成し、ホームページで公開しています。今後も若い世代を中心としてエシカル消費への理解と実践が広がり、その担い手となる人材の裾野が拡大することで、持続可能な社会の実現に繋がることが期待されます。

 未来本部としても徳島県と連携し、持続可能な社会の実現に向けて、エシカル消費の普及・啓発に係る取組を一層推進してまいります。