2025年5月1日から2日にかけて、大阪の夢洲にて開催中の2025年日本国際博覧会(以下「大阪・関西万博」という。)において、私たち消費者庁新未来創造戦略本部(以下「未来本部」という。)は、未来本部のプレゼンスや消費者ホットラインを周知・啓発するための活動を実施してまいりました。本活動は、伊東良孝内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)の指示の下、徳島県(万博推進課)の御協力により実現をしたものです。多様な来場者と直接対話を行う貴重な機会となりました。
大阪・関西万博では、世界中の国々が地球的規模の課題の解決に向け、対話によって「いのち輝く未来社会」を世界と共に創造することを目的として「テーマウィーク」が実施されており、そのうち「未来への文化共創ウィーク」の一環として、EXPOメッセ WASSEに徳島県が出展していた「阿波の国とくしまつむぐCAFE」に参加させていただきました。本ブースでは、徳島の食の魅力を詰め込んだフードメニューの提供や阿波人形浄瑠璃の上演、県産品の販売などあわ文化や徳島県の魅力の発信が行われていました。当日は幅広い年齢層、様々な国の人で賑わっていました。
そうした中で、未来本部は、ブース内の「つむぐステージ」に小田総括室長とイヤヤンが登壇し、未来本部の活動や消費者トラブルに遭った際の相談先、徳島県の魅力などを来場者に対して呼びかけました。その後は、イヤヤンとともにブース外でも消費者ホットラインや独立行政法人国民生活センターの訪日観光客消費者ホットライン、徳島県が主催するとくしま国際消費者シンポジウムの周知・啓発グッズの配布等を実施しました。
イヤヤンは、特に子供から人気を集め、多くの人が集まり、たくさんの写真を撮っていただきました。しかし、「なんで消費者庁が徳島県のブースで活動されているんですか?」「なんのキャラクターなんですか?」といったご質問を多数いただき、未来本部や消費者ホットラインの認知度の向上が課題だと感じました。その一方で、学生の方からは「家庭科の授業で188を習いました!」とお声がけをいただく場面もあり、現場の皆さんの努力で消費者行政が浸透していることを実感することができました。今後も積極的に周知・啓発活動を実施していきたいと思います。
最後に、今回の周知・啓発の機会を御提供いただいた徳島県、および啓発資材を御提供いただいた独立行政法人国民生活センターの方々に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。