文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい
ロゴ

TISネットワーク通信vol.19-REPORT(ジェトロ)

多様な分野で持続可能な製品・サービスの投入進む(ドイツ)

村上 義(独立行政法人 日本貿易振興機構(ジェトロ)徳島貿易情報センター 所長)
デュッセルドルフ市内のドラッグストア内で洗剤の詰め替えができるリフィルステーション(ジェトロ撮影)

 2015年の国連持続可能な開発サミットで、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択された。このアジェンダは、「持続可能な開発目標(SDGs)」を掲げたことで知られる。目標は17あり、その下に169のターゲットが設定されている。一方でドイツ連邦政府とドイツ企業は持続可能性やSDGsに、長年取り組んできており国際的にも評価が高い。

 持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)は、SDGsの達成度に関し国別ランキングを発表しており、2021年ランキングでは、165か国中ドイツは4位であり、環境先進国であることがわかる。(※日本は18位)

 ドイツでは政府連邦によるSDGs達成の戦略策定のみならず、企業に非財務情報の開示を求める法も整備されており、その中で社会や環境の課題等に関する重要なリスクや対応を明らかにすることが求められている。

 また、ドイツは世界的に見ても持続可能な取組を行っている企業が多く、産業分野のみならず身近な日用品分野でも持続可能な取組が進められている。(ex,洗剤の容器をドラッグストアやスーパーマーケットに持ち込むことで、洗剤の詰め替えを行うことができる。)

 ジェトロ海外調査部とデュッセルドルフ事務所では、ドイツでの持続可能な取組を中心に、上記に関する調査を実施しました。フィールド調査を通してドイツ企業の豊富な具体事例をご紹介しています。是非、ご覧ください。

報告書はこちら https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2021/1101/8ba6266f843c122b.html