水筒ややかんに酸性の飲料を長時間保管したことによる、銅の金属中毒が報告されています。
水筒の事例では、水筒の内部が破損し、通常は飲料に接しない二重構造の内部に酸性の飲料が染み込み、保温構造に使われていた銅が溶出していました。
やかんの事例では、古くなったやかんの内側が黒色に変色し、金属の一部は腐食していました。この部分に水道水に微量に含まれる銅が付着し、蓄積されていました。
銅を過剰摂取すると中毒を起こし、頭痛、めまい、吐き気などの症状を呈します。
銅が溶けた液体は、苦みや金属味を感じます。
金属の容器に入れた酸性飲料の味が変だと感じたら飲むのを止め、容器は交換しましょう。