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令和7年度 海外大学等とのオンライン交流の実施について 「持続可能な未来へつなぐ、エシカル消費の“実践”~『宣言』から『提言』へ~」

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徳島県では、「消費者政策における国際連携」の更なる構築を図るため、令和3年度より、県内大学と海外大学との間において、学生が主体となる、消費者教育等についての取組発表や意見交換をオンラインで行っています。

令和7年度は、個人や社会が取り組むべき課題等について、国・自治体・企業等への提言を行うことを目標に、「持続可能な未来へつなぐ、エシカル消費の“実践”~『宣言』から『提言』へ~」をテーマとしたオンライン交流会を開催します。

令和7年度参加校

  • 徳島大学
  • 鳴門教育大学
  • 四国大学
  • 徳島文理大学
  • マラヤ大学(マレーシア)
  • フィリピン大学ディリマン校(フィリピン)
  • スコータイタマティラートオープン大学(タイ)
  • エディスコーワン大学(オーストラリア)
  • コーディネーター:カライスコス・アントニオス 龍谷大学教授
  • アドバイザー:西村隆男 横浜国立大学名誉教授

学生交流会の様子(令和7年7月24日)

県内会場と海外をオンラインでつなぎ、参加校による発表および意見交換を実施しました。
発表では、各大学がそれぞれの国で取り組んでいるエシカル消費に関する実践例が共有されました。内容としては、マイボトルの持参、省エネを促すシールの設置、ハンドブック等の配布、食品アクセス困難地域での調査、色分けされたゴミ箱の活用促進、食品廃棄物の堆肥化等、多様な活動が紹介されました。一方で、エシカル消費を推進する上での課題としては、一般的な認知度の低さや、継続的な活動を支える人的資源不足等が挙げられました。
意見交換では、各校の実践内容をさらに深掘りするやりとりが行われたほか、「エシカルな商品を購入するという一歩を、どう踏み出すか」といった参加者に共通する課題意識にもとづく問いかけもなされました。これに対し「エシカルな商品を選ぶことは、自分自身の価値観の表現につながる。世界が抱える様々な問題への配慮であることを考えると手に取りやすくなるのではないか」といった意見も寄せられました。
この交流会を通じて得られた学びや気づきを踏まえ、今後、参加校は、国・自治体・企業等に向けた政策提言の作成に取り組む予定です。

海外大学等とのオンライン交流事業(2021~)

「消費者政策における国際連携」の更なる構築を図るため、令和3年度より、徳島県では県内大学等と海外大学との間において、消費者教育等についての取組発表や意見交換をオンラインを活用して行っています。