プログラム名 | 私たちの…川をもっと知りたい | |||
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ねらい | 「地域の誇りとする自然は何か」と質問すると、「清流…川だ」と答える子どもたちは多くいる。 ところが、具体的に「どのようなことに誇りをもっているか」「その誇りとする…川を大切にしている活動はしているか」と聞くと、答は返らない。学習により知識で得た環境保全の心は、体験や活動を通して身につき、生涯にわたる実践へとつながっていく。 ここでは、水に気づき、親しむとともに、自分たちの生活との関係を知り、どうしたらいいのかを考えて提案できるようにする。さらには、故郷を大切にしようとする心や、自分のできることから活動していこうとする態度を育む。 |
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時数 | 42時間 | |||
学習活動 | きづく | 川の抱える問題点・課題を知る | 1.(1)『川をさかのぼろう』による川の観察を2回(日を変えて)行い、川の抱えている問題点・課題に気づく。 2.(2)『指令書ゲーム』によって、指導者の示す課題の解決を図る中で、川の課題についてより深く理解する。 |
5時間 |
つかむ | 課題が何であるのかを調べる | 3.(3)『川を旅しよう』では、様々なものをビンに入れ、その水の状況変化により、課題は我々の生活の中にあることに気づく。 4.(4)『みんなの町づくり』では、紙上で建物や施設などを貼り付けた町をつくる中で、環境学習を進める上での考え方を学ぶ。 5.(5)『川の汚れ調べ』等を全員で行い、pH(水素イオン濃度指数)、COD(化学的酸素要求量)濃度の測定を通じ、水質の汚染状況に気づき、環境問題の解決に向けた科学的認識の重要性を知る。 |
7時間 | |
深める | 調査結果を踏まえ、再調査等を行う | 6.各自が調べたいことをKJ法で出し、グループを決める。 ・現地での調査探求活動 ・教室での調査探求活動 7.報告と再調査活動を行う。 8.各グループで調査報告書をつくる。 |
13時間 | |
広げる | 未来の町の提案とできることからの実践 | 9.これまでのグループを解体し、新たに提案を考えるためのグループをつくる。 10.(6)『未来の町づくり』を指導者が呼びかけ、各グループで提案をまとめ、討論する中で、紙上で将来の自分たちの町をこうしたいという提案図を作る。 11.(7)『…川ごみ…海岸ごみ0作戦を提案しよう』では、自分たちができることを考えて「ごみ0作戦」をまとめ、実際に活動を行う。 |
15時間 | |
ふりかえる・まとめる | ポートフォリオをまとめ、ふりかえる | 12.ポートフォリオをまとめていく中で、指導者とふりかえりを行い、学習をふりかえる。 | 2時間 |