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徳島の環境 | 徳島県

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アクティビティの説明・水環境プログラム1(3)

川を旅しよう・水環境プログラム1(3)

ゲ遊・体験
小学校5年生理科

【内容】
部屋の中央に水の入った大きなビンを置き、ビデオで川の上流から下流の映像を映しながら、そこで起こったことを話し、話の中のものを、中央のビンの水の中に入れ、その水について考える。
※「アリス・ファーガソン・ファゥンデーション:誰が川を汚したの?」(WhoPollutedThePOTOMAC?)を応用したものです。
原題の「誰が川を汚したの?」では、題名が直接的で単なる犯人探しになってしまい、子どもたちの思いが環境汚染だけに集中するようになってしまうおそれがあると考え、題名を変え、川に対する愛着や思いを子どもの心の中に芽生えさせるように工夫しています。


【ねらい】
ビンの水の変化を通じて、きれいだと考えている川の中の変化を実体験し、汚染の主な原因は、私たちの日常の生活の中にあることを実感し、川を、人間の生活中心に考えるのではなく、生き物全体で考えることができるようにする。


【準備】
・大きな透明のビン1
・小さなビン12(中に様々な物を入れておく)
・記録用紙(人数分)
・ビデオ


【実施上の注意】
●小さなビンに入れる物は、危険のない物にかえて活動をする。


【方法】
[1]部屋の中央に、半分ぐらい水を入れた透明のビンを置く。

[2]例えば、「この中に那賀川の源流、山の中の水を入れています。」と言い、ビデオで
映像を映す。

[3]指導者は物語を読んでいき、話の中で出てきたものを、子どもたちは指導者の指示に
従い、その都度、小さなビンから大きな中央のビンに入れる。

[4]そのとき、その水の中での人の様子や棲む魚の様子を考え、ワークシートに書く。

[5]物語が終わったら、グループごとにワークシートのわかちあいをする。

[6]クラス全体でわかちあいをする。

[7]この活動でわかったことや感じたことを各自でふりかえる。

<物語例>
みなさんのもっている小さなビンに、中に入っている物の名前が書いてあります。物語の途中で自分のもっている物の名前がよばれたら、ふたを開け、その中身を中央のビンの水の中に入れてください。ケースはふたを閉め、中央の大きなビンの側に置いてください。
自分の役が来るまでは、ケースは机の上に置いたままにしておいてください。物語の始まりです。
さわやかな秋の日、ここは徳島県一の山である剣山に続く「ジロウギュウ」という山の中です。ここの岩の裂け目から、水がしみ出しています。
何年か前に、山で降った雨が、長い間山の中を流れ、きれいな水となってここからわき出したのです。
水は集まって、小さな小川となり、下流に運ばれていきます。
小川を流れていくとき、きれいな小石を運んでいきます。
(小ビンに入った小石を中央のビンの中に入れてください)質問します。

●シートの1の欄に書き込んでください。

魚はこの水で気持ちよく泳げますか。
魚はこの水で生きていられますか。
あなたはこの水で泳げますか。
あなたはこの水を飲めますか。
雨が降ってきました。風も強くなり、風が木々を吹き払っていきます。川の中に葉っぱが
落ちました。
(小ビンに入った落ち葉を中央のビンの中に入れてください)質問します。

●シートの2の欄に書き込んでください。

魚はこの水で気持ちよく泳げますか。
魚はこの水で生きていられますか。
あなたはこの水で泳げますか。
あなたはこの水を飲めますか。