文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

徳島の環境 | 徳島県

サイトマップ

徳島県版プログラムの使い方

1.テーマを選びましょう。

徳島県版環境学習プログラムの使い方を、図2に沿って説明します。

これまでお話してきたように、徳島県版環境学習プログラムは、4つのテーマから構成されています。もちろん、さきほど明らかにしたように、「太陽(エネルギー/温暖化)」から順番にはじめるのが理想ですが、なんといっても、皆さんが子どもたちや参加者とともにやってみたいテーマを選んでください。でも、選んだテーマでの学習に取り組む際、他のテーマとのつながりを考えながら進めると、学習の幅も広がり、理解が深まることが期待できます。

2.選んだテーマに設定されている学習目標やプログラム構成を理解しましょう。

それぞれのテーマについて、学習の目標やプログラム構成が示されています。選んだテーマの目標やプログラム構成を理解してください。各テーマの最初には、プログラム間の関係を示す図がありますので参考にしてください。

3.学習の進め方を決めましょう。

大きなねらいのもとに、1つのプログラムを通して学習をすすめるのか、あるいは、プログラムの中に示されているアクティビティを1つか2つ選んで学習を進めるのかを決めましょう。この場合、学校の授業あるいは一般向けの講座など、対象者の年齢や学習活動のねらいなどを考慮する必要があるでしょう。また、授業の場合には、年間の指導計画なども考慮する必要があることは言うまでもありません。
1つのプログラムを構成するアクティビティは、そのねらいに従って「きづく」、「つかむ」、「深める」、「まとめる」あるいは「まとめる・ふりかえる」、「広げる」、「ふりかえる」の順番に並べられています。1つのプログラムを通して学習活動する場合は良いのですが、アクティビティを1つか2つ「つまみ食い」する場合は、これまでの指導の経緯などを考慮しながら、アクティビティを選んでください。

4.総合的な学習だけではなく、教科の学習に利用することも考えてみましょう。

この環境学習プログラムは、主に総合的な学習の時間での利用を念頭において作成されています。しかし、教科の学習にも活用できることは言うまでもありません。その場合には、関連する教科や「校内や校外での調査活動」、「学習」、「ものづくり」などの学習形態がアクティビティごとに示されているので参考にしてください。
例えば、理科の教科書には、「観察をしよう!」といった単元がよく配置されています。その場合、説明だけで実際には観察活動が行われないことがよくあります。こういった時には、「生きもの」をテーマとするプログラムの中の観察活動を中心としたアクティビティを利用するのもよいでしょう。

5.学習をスムーズに進めるために工夫を加えましょう。

アクティビティの中には、その内容について詳細に示されているものもあります。しかし、中には、それほど詳細には説明されていないものや全く説明がないものもあります。また、ワークシート例が示されているものもあれば、ないものもあります。
このような場合には、プログラムやアクティビティに示されたねらいを効果的に達成できるようアクティビティの内容を工夫してください。また、「4 環境学習お役立ち情報」やインターネットその他の情報源を活用するのもよいと思います。
さらに、詳細な説明があるアクティビティについても、学習の場や対象者、時期など、それぞれの状況に応じて、内容の工夫をしていただきたいと思います。

6.子どもたちや参加者の学びを考えながら、活動プランづくりをしましょう。

テーマ設定、アクティビティ選定、内容の工夫やワークシート作成など一連の作業を終えたら、具体的な活動プランの作成に入ります。
その際、アクティビティの各段階で、子どもたちや参加者が、ねらいに向かって、何を、どのように学んでいくのかを考えながらプランづくりをしましょう。プランを作る人が、思い描いているとおりの学びを、子どもたちや参加者が得ているのかどうかを知り、また、評価するためにも、プランを作る人が子どもたちや参加者の学びについて、明確な予想あるいは期待を具体的に持っていることが必要です。

7.活動プランを評価し、改善しましょう。

レディメイドのアクティビティやプログラムを利用したとはいえ、これまでの説明のとおり、実施の段階では、かなり実施側の考えや工夫が盛り込まれているはずです。アクティビティを終えた後には、プランを作るときに、あなたが抱いた明確な予想や期待に照らして、実際にどうであったかを評価してみましょう。
評価のための有用なデータには、あなたの実施時の観察記録(活動中の子どもたちや参加者とのやり取りも記録する)、子どもたちや参加者の感想文あるいは、アンケートに対する彼らの回答などがあります。これらのデータを分析することによって、プランを改善し、最終的にはあなた自身のオリジナルなアクティビティやプログラムを作り上げてください。

あなたが育てる徳島県版環境学習プログラム

アクティビティやプログラムの実施報告をお寄せください。
皆様からの実施報告をもとに、今後、徳島県版環境学習プログラムを育てたいと思っています。
ご協力をよろしくお願いします。

送り先:徳島県 環境首都課
(メールアドレス)kankyousyutoka@pref.tokushima.jp
(住所)〒770-8570 徳島市万代町1ー1
(電話) 088-621-2210
(ファックス) 088-621-2845