調内
小学校5年生社会科、小学校6年生家庭科
【内容】
うどんの原材料がどこから来たのかを調べ、地図に記入するとともに、どのように輸送・調理されて製品となるのかを考える。
【ねらい】
日本的な料理であるうどんは、その原材料のほとんどを外国からの輸入にたよっているという現状が、食と環境の問題の追究を生む。
ここでは、食材の生産地が日本各地、世界各国に広がっていることを知り、自分たちの食生活が、いろいろな地域や国によって支えられていることを理解する。
また、地産地消に関心を持ち、その環境的な側面に気づく。
【準備】
・世界地図
【実施上の注意】
●うどんの原材料やその原産地について追究が可能となるように、メーカー等に問い合わせたり、資料を用意したりすることが必要となる。
【方法】
[1]うどんは原材料からどのように輸送・調理されてできるかを話し合う。
「小麦粉は小麦から作られるんだ」
(うどんの材料をできるだけ原材料にまでたどることを通じて、原材料や品質表示に関心を持たせる。)
[3]原材料の輸入先を白地図に記入する。
「世界中から来ているんだ」
「全然知らない国からも来ているよ」
(5年生の社会科の学習を想起させ、食料を外国にたよっている状況を確認する。)
[4]食料を外国に依存することによる問題を話し合う。
「輸入がストップしたら大変だ」
「輸入すると環境にも負担がかかる」
「食の安全の問題もある」
「地産地消って環境にいいんだ」
「地産地消でうどんを作ってみたいな」
(中国四国農政局や徳島県(農林水産部)の担当の方をゲストティーチャーに招き、食糧自給率の現状と課題、地産地消の意義などについて話してもらうとよい。)