令和8年5月29日、ナイチンゲール生誕祭特別講演を開催しました。
盲導犬ユーザーでパラリンピック競泳・金メダリストの酒井喜和氏を講師にお迎えし、「盲導犬と生きる―視覚障がい当事者とともに考える『合理的配慮』―」についてご講演いただきました。
酒井さんからは、盲導犬は段差で止まるなどのサポートをする一方で、信号の判断はできないことや、飲食店でのメニューは分からないといった生活の困難など実体験が語られました。
視覚障がいの症状は様々で、必要な支援も人それぞれであるため、医療従事者として「まず聞く」「一緒に考える」「調整する」ことが重要だと学びました。さらに、盲導犬に対しては集中力を切らさないよう、声をかけたり触ったりしない等の周囲の配慮についても教わりました。
講演後には、各学科の代表学生による質疑応答の時間が設けられました。「私たち抜きで私たちのことを決めないで」という酒井さんの言葉を胸に、看護職としての役割を深く考える有意義な時間となりました。