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特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害状況(令和7年)について

令和7年中における県内の特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害状況等について情報提供いたします。

【令和7年中の被害状況】※ 県警本部調べ

○合計 ※括弧内は、前年同期実績(前年比ではない)
・認知件数
特殊詐欺103件(91件)
SNS型投資・ロマンス詐欺107件(59件)

・被害額
特殊詐欺6億695万円 (4億129万円)
SNS型投資・ロマンス詐欺10億2,131万円(5億8,688万円)

○内訳 ※括弧内は前年同期比較
(1)オレオレ詐欺45件(+30件)4億9,589万円(+2億2,699万円)
(2)預貯金詐欺2件(+2件)1,587万円(+1,587万円)
(3)架空料金請求詐欺42件(▲3件)5,833万円(▲2,062万円)
(4)還付金詐欺1件(▲1件)47万円(▲170万円)
(5)融資保証金詐欺2件(▲3件)550万円(+386万円)
(6)金融商品詐欺3件(+1件)1,066万円(+911万円)
(7)ギャンブル詐欺1件(±0件)3万円(▲192万円)
(8)交際あっせん詐欺0件(▲2件)0万円(▲2,705万円)
(9)その他6件(▲13件)1,271万円(▲636万円)
(10)キャッシュカード詐欺盗1件(+1件)750万円(+750万円)
(11)SNS型投資詐欺60件(+30件)7億7,977万円(+4億1,789万円)
(12)SNS型ロマンス詐欺(投資名目)34件(+13件)1億8,241万円(+628万円)
(13)SNS型ロマンス詐欺(その他のロマンス等名目)13件(+5件)5,914万円(+1,028万円)

令和7年12月31日時点の県内の特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害事例について

<事例:県西部在住の70歳代男性>【オレオレ詐欺】<被害額:暗号資産時価約1,289万円相当>
6月下旬ころ、被害者方の固定電話に厚生労働保険局職員を名乗る男Aや石川県警警察官を名乗る男Bから「あなたの保険証が悪用されている」「保険証が悪用された件で捜査を進めている」という電話がかかってきた。その後、フェイスブックのメッセンジャーでのやりとりを求められ、警察官や検事を名乗る男CやDともやりとりを行った。Bから「あなたには口座売買の容疑がかかっている。石川県警で捕まえている犯人があなたから通帳を買ったと供述している」「あなたの身の潔白を晴らすためには、口座預金の紙幣番号を調べる必要がある」などと言われ、相手に指示されるまま、E銀行及びF銀行の口座開設と、暗号資産取引所G及びHでの暗号資産取引口座の開設を行った。
その後、被害者はBの指示に従って保有口座の預金をE銀行とF銀行の口座に移動させ、さらに、それぞれの銀行口座からG及びHの口座に預金を移動させ、3回にわたって暗号資産Iに交換し、交換したIをBに指定されたコインアドレスに送信した。その後もBやDとやりとりを続けていたが、詐欺被害を心配して被害者方を訪れた警察官に事情を説明したところ、詐欺被害に遭っていることに気がついたもの。

<事例:徳島市在住の30歳代女性>【架空料金請求詐欺】<被害額:電子マネー利用権約1,108万円> 
10月中旬、被害者がThreadsを閲覧中、「このサイトに登録したらお金が貰えた」というメッセージとURLを載せているアカウントAの投稿を見つけた。URLをタップすると無料通信アプリBが起動し、アカウントCから「女性Dが亡き夫の遺産2,500万円をあなたに相続したいと言っている。遺産の受取を希望する場合は連絡してください」というメッセージが送られてきた。Cに受取希望だと伝えると、遺産の相続についてはアカウントEと連絡を取るように言われた。Eから「あなたが遺産の正式な受取人であることを証明するためには様々な処理や申請、書類の発行などが必要なので、まずは、受給口座を認証するための費用3,000円を電子マネーで支払ってください」と指示された。被害者は3,000円分の電子マネーを購入してEにコードを送信すると、「登録処理費用5,000円を電子マネーで支払ってください」というメッセージが送られてきたので、5,000円分の電子マネーをEにコードを送信した。その後も必要な手続費用として様々な名目でお金の支払いを要求され、160回にわたって合計約1,108万円分の電子マネーのコードをEに送ったが遺産を受け取ることはできなかった。このことを家族に相談したら詐欺を指摘され、被害に遭っていることに気がついたもの。

<事例:徳島県内在住女性>【SNS型投資詐欺】<被害額:現金約1,467万円>
7月上旬、被害者のLINEに突然、シンガポール在住の女Aからメッセージが届いた。LINEのやりとりを通じてAとどんどん仲良くなっていき、FX投資を持ちかけられた。Aの親戚にFXに詳しい人がいて、A自身も利益を得ていると説明を受けた。Aから紹介された投資サイトBにアクセスし、カスタマーサポートマネージャーCの指示を受けながら取引口座を開設した。Cに指定された口座に投資金を振り込むとCがBに送金してくれるので、Aから指示されたタイミングでFX商品を売買して投資を行った。11回にわたって合計約1,467万円を振り込んで投資を行うと、Bでの残高は約4,800万円になっていた。7月下旬、警察から「詐欺に遭っていないか。」との問合せを受けて不安になり、投資金を出金しようとすると「高額認証保証金として約522万円が必要。」などと言われ、詐欺被害に遭っていることに気がついたもの。

<事例:徳島市在住の40歳代男性>【SNS型ロマンス詐欺(投資名目)】<被害額:現金約149万円> 
11月下旬、被害者はマッチングアプリを通じて42歳の女Aと知り合い、LINEで連絡を取り合うようになった。Aは、副業でネットショッピングサイトを運営しており、手取りで約50万円の収入を得ていると話していた。毎日何通ものメッセージのやりとりを重ねて仲良くなっていくと、Aから「一緒にオンラインショップを経営して副収入を得ないか」と副業を勧められ、被害者は挑戦したいと伝えた。Aから送られてきたURLを開くとネットショッピングサイトBが表示され、Aの指示に従って販売者登録を行った。被害者はAから「あなたは特別店主なので何の操作も必要ない」と説明された。しばらくすると、被害者が運営する店舗に『空気清浄機』が掲載され購入されたが、Aから「初めて経営するため店舗ウォレットに残高がない。最初に仕入れた価格を支払う必要がある」などというメッセージが送られてきた。オンラインサポートに連絡し、指定された個人名義の口座に空気清浄機の代金約7万7,000円を振り込んた。Aから一度利益を受け取るように指示されたので出金手続きを行うと、被害者の口座に8万円余が振り込まれたので被害者はAやBのことを完全に信用した。次の商品として『ドローン』が掲載され購入されたので、商品代金約34万円を振り込んだが、オンラインサポートから「相手に商品が届いていないのでまだ出金申請することができない」と言われた。その日のうちに次の商品として『ブランドのブレスレット』が掲載され、商品代金支払いの請求がきたので2回に分けて約107万円を振り込んだ後、家族にこの副業の話をしたら詐欺を指摘され、被害に遭っていることに気がついたもの。

特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺に注意!

特殊詐欺やSNS 型投資・ロマンス詐欺の被害が増加し、令和7年の県内被害総額は約16億円を超える極めて深刻な状況にあります。
このため、県では、県警や市町村、関係機関・団体と連携し、「特殊詐欺、SNS 型投資・ロマンス詐欺被害防止」に向けて、県民総ぐるみで詐欺被害の撲滅に向けた取組を実施しています。

県民の方への呼びかけ

犯人側は「+」から始まる国際電話番号を使って詐欺の電話をかけています。国際電話番号を悪用した詐欺の対策は、固定電話の場合は、国際電話不取扱受付センターに利用休止の申込みをすれば、発着信を無償で休止できます。また、携帯電話の場合は、キャリアの着信拒否サービスや電話着信規制アプリを利用することで発着信を規制することができます。国際電話を利用する必要がない人は、国際電話に出ないで下さい

警察官を名乗る者から電話で捜査対象となっていると言われた場合は詐欺です。一旦電話を切って警察相談専用電話(♯9110)に相談してください。警察や検察が、逮捕を免れることを理由に金銭の振込や出金を指示したり、金塊を購入するよう求めることは絶対にありません。

警察官がLINEなどの通話アプリを使用して事情聴取することはありませんし、「警察手帳」や「逮捕状」の画像などを示すことも絶対にありません。電話等で「逮捕」というキーワードが出れば詐欺です

金融機関の職員や警察官が暗証番号を聞いたり、自宅にキャッシュカードを受け取りに行くことはありません。電話で「口座」「キャッシュカード」「お金」の話が出たら詐欺を疑ってください。

SNSでの副業紹介による詐欺被害が増加しています。簡単に高額報酬が得られるなどとうたった副業紹介は詐欺を疑ってください。SNSでの副業紹介は詐欺の可能性が高く、初期に少額の報酬を得られる場合もありますが、これは信用させるための手口です。初期費用やサポート料、タスク名目でお金をだまし取られる被害が多くなっています。

SNSやマッチングアプリで知り合った相手がすぐにLINEなどの通話アプリでのやり取りを希望し、連絡を取り合って信用させ、投資金や出金手数料名目でお金をだまし取る手口が複数発生しています。直接会ったことのない相手からのお金の話は詐欺を疑ってください。

SNSから始まる投資話による詐欺被害が増加しています。相手はニセのアプリを使って利益が出ているように見せかけ、初期に少額の利益を出金できる場合がありますがこれは信用させるための手口です。取引を開始する前に、登録事業者であることの確認やインターネットで記事検索を行うようにしてください。実際に投資を行っていたり、知識のある方も被害に遭っています。ひとりで判断せず、家族や警察に相談してください。

○スマートフォンのアプリ「LINE」を悪用した詐欺被害が多発しています!心当たりのないグループに突然追加され、「儲かる」うまい話を持ちかけられても、詐欺を疑ってください!
また、LINEの友達自動追加機能はオフにしてください!

LINEの設定変更方法は?コチラ

詐欺犯は電話を受けた人の冷静さを失わせてから犯行に及びます。「留守番電話」を嫌うため、在宅中でも「留守番電話」に設定しておくということも被害防止の一手です。怪しい電話があったときは、お住まいの消費生活センターにご相談ください(消費者ホットライン188)また、万一、被害に遭った場合は、最寄りの警察署に届け出てください。
 

【用語解説】

(1)オレオレ詐欺

 親族、警察官、弁護士等を装い、親族が起こした事件・事故に対する示談金等を名目にだまし取る(脅し取る)詐欺

(2)預貯金詐欺

 親族、警察官、銀行協会職員等を装い、「新しいキャッシュカードへの交換手続が必要」などの名目で、キャッシュカード、クレジットカード、預貯金通帳等をだまし取る(脅し取る)詐欺

(3)架空料金請求詐欺

 未払いの料金があるなど架空の事実を口実とし金銭等をだまし取る(脅し取る)詐欺

(4)還付金詐欺

 税金還付等に必要な手続きを装って被害者にATMを操作させ、口座間送金により財産上の不法な利益を得る詐欺

(5)融資保証金詐欺

 実際には融資しないにもかかわらず、融資を申し込んできた者に対し、保証金等の名目で金銭等をだまし取る(脅し取る)詐欺

(6)金融商品詐欺

 架空又は価値の乏しい未公開株、社債等の有価証券、外国通貨、高価な物品等に関する虚偽の情報を提供し、購入すれば利益が得られるものと誤信させ、その購入名目等で金銭等をだまし取る(脅し取る)詐欺

(7)ギャンブル詐欺

 不特定多数の者が購入する雑誌に「パチンコ打ち子募集」等と掲載したり、不特定多数の者に対して同内容のメールを送信する等し、これに応じて会員登録等を申し込んできた被害者に対して会員登録料や情報料等の名目で金銭等をだまし取る(脅し取る)詐欺

(8)交際あっせん詐欺

 不特定多数の者が購入する雑誌に「女性紹介」等と掲載したり、不特定多数の者に対して「女性紹介」等を記載したメールを送付するなどし、これに応じて女性の紹介等を求めてきた被害者に対して会員登録料金や保証金等の名目で金銭等をだまし取る(脅し取る)詐欺

(9)その他上記に該当しない詐欺

(10) キャッシュカード詐欺盗

 警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を装って被害者に電話をかけ、「キャッシュカードが不正に利用されている」等の名目により、キャッシュカード等を準備させた上で、隙を見るなどし、同キャッシュカード等を窃取する詐欺

(11) SNS型投資詐欺

 投資すれば利益が出ると思わせて投資アプリ・サイトなどに誘導し、アプリ等の画面上では嘘の利益を表示させ勘違いをさせることにより、偽の投資を継続させながら、さらなる利益のため増資を募ったり、出金手数料名目などで金銭等をだまし取る詐欺

(12) SNS型ロマンス詐欺

 SNSのメッセージ機能を通じて、メッセージをやり取りする等して、恋愛感情や親近感を持たせた上で、投資詐欺と同様に投資金名目や利益の出金手数料名目で金銭等をだまし取る、又は交際を続けることを前提に様々な名目で金銭等をだまし取る詐欺

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