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徳島の環境 | 徳島県

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徳島県版プログラムの概要

この学習プログラムは、単なる「環境学習プログラム」ではなく、「徳島県版」と冠がついています。これは、徳島県だから取り組まなければならない、徳島県だから取り組むことができる、そのような環境学習とは何か、ということについての議論から生まれたものだからです。

ここでは、対象とするテーマを、徳島が豊かさを誇る「太陽(エネルギー/温暖化)」、「生きもの」、「水環境」と徳島に住む人々の関心がとても高い「ごみ」問題の4つの分野に絞っています。

環境とは「ひとつながり」のものです。環境学習のねらいは、私たちの「くらし」と私たちの周囲にあるすべてのもの(環境)との「つながり」あるいは「かかわり」を学び、見つめ、さらに必要に応じて、守ったり、変えたり、改善したりするための知識や技能、また考え方や姿勢を培うことにほかなりません。

4つのテーマは、お互いに何の関係もないように見えます。しかし、4つのテーマは確実につながっているのです。

▼1.まず、「太陽(エネルギー/温暖化)」に関する学習プログラムから始まる。

4つのテーマのつながりを示した図1を見てください。徳島県版環境学習プログラムは、太陽(エネルギー/温暖化)から始まります。

地球上のすべての生きものが生きていくためのエネルギーは、すべて太陽から供給されています。このエネルギーは、クロロフィルという緑色の色素を持っている植物やプランクトンの光合成作用により物質として固定されます。図に示されているように、私たち人間を含めすべての生きものは、この物質として固定された太陽のエネルギーを利用して、様々な生命活動を展開しています。

この学習プログラムを「太陽(エネルギー/温暖化)」をテーマとするものからスタートさせることには、このような大きな意味があります。

▼2.「地球温暖化」に目を向け、そしてエネルギーを考える。

ここでは、まず、エネルギーの利用が原因となって起こっている人類史上最大の課題である地球の温暖化に目を向けます。

次に、目には見えないエネルギーや太陽エネルギーについて、アクティビティを通して、体験的に学びます。最後に、太陽エネルギーや太陽エネルギーに由来する自然現象をくらしにうまく取り入れること、そして、エネルギーを大切に、賢く使うにはどうしたらよいかということについて学びます。

4つのテーマ間のつながり

▼3.太陽の光が「生きもの」を育む。

それでは、太陽のエネルギーを原動力として、どのような生命活動が、どのようにして展開されているのでしょうか、また、それは、どのようなことやものを通して私たちの暮らしと「つながり」あるいは「かかわり」をもっているのでしょうか。

このようなことを学習するのが「生きもの」に関する学習プログラムです。

ここでは、私たちの周りの自然やその変化を知り、私たちの暮らしと生きものの活動とのつながりに気づき、活動の場となる自然を保全することの大切さを学びます。

▼4.生きものには「水(環境)」が不可欠。

生きものは体内に多くの水を抱えています。水は生きものが生きていくためには無くてはならないものなのです。生き物の生命活動を支える「水環境」に関する学習プログラムでは、私たちにとって水の主な供給源である川や地球上で最大の水環境である海を題材として、その保全や私たちの暮らしとのかかわりについて学習します。

ところで、生きものの中には、水の中で生活しているものもいます。「生きもの」と「水環境」の2つのテーマの下に作成された学習プログラムを構成するアクティビティの中には、類似した内容のものもあります(例「川や海からの贈り物(干潟の生きものと人の暮らし:生きもの)」と「漂着物調べ(「海」は世界とつながっている:水環境)」)。

このよう活動を組み合わせて、新たな学習プログラムをつくり、水という共通の媒体を通して、複合的な視点をもって学習活動を展開することもできるでしょう。

▼5.自然から「ごみ」の循環を学ぶ。

私たちは、物質として固定された太陽のエネルギーを、様々な形で利用しながら生きているということは、既に述べたとおりです。このプロセスの最後には、必ず廃棄物(ごみ)が残ります。自然の中では、廃棄物は、水や二酸化炭素のように光合成作用に利用されたり、落葉した植物の葉や動物の死体のように分解されて土に返ったりして地球上の物質循環サイクルに取り込まれていきます。

しかし、私たち人間の生命活動や社会経済活動の所産である廃棄物は、現在、その処理をめぐって様々な試みがなされている段階にあります。「ごみ」に関する学習プログラムでは、私たちの暮らしの中で出てくる廃棄物(ごみ)に対して、どのような姿勢あるいは態度で臨めばよいのか、リサイクルあるいは生ごみ処理などについて体験的に学び、ごみの減量を視野に入れた消費生活のあり方を考えます。

※「アクティビティ」とは、本来、活動・遊びという意味であり、ここでは、個々の具体的な目標やねらいを持った最少単位の活動をいいます。

一方、「プログラム」とは、本来、物事の予定、各種催しの番組・組み合わせ・順序・筋などを書いたものという意味であり、ここでは、ひとつひとつのアクティビティを組み合わせて、一連の流れやつなが りを持たせた全体をいいます。

例えば、後ほど示す「校庭の生きもの探し」というプログラムは、「校内の自然をマップにしよう」、「樹木・雑草の名前調べ」、「池にすむ(訪れる)生きもの調べ」といったいくつかのアクティビティで 構成されています。