体験
小学校6年生家庭科
【内容】
環境にやさしい調理(エコクッキング)のために、「買い物」、「調理」、「片づけ」などの面から、どうしたらいいのか、話し合いや家庭・地域での取材を通じてまとめ、これをもとに、食材を大切に使い切る、省エネに心がける、ごみを出さないといった工夫を凝らしたエコクッキングに挑戦する。
【ねらい】
食品は、その製造、流通、消費、廃棄などの様々な過程で、多くのエネルギーを消費する。日常生活や業務において、食品の消費に伴うエネルギーを可能な限り節約することにより、二酸化炭素の排出量を減らすことができる。
ここでは、エコクッキングによるみそ汁づくりを通じて、身近な食生活においても、環境に負荷をかけない工夫ができることを知る。
【準備】
・付箋紙
・四つ切り大の画用紙
・模造紙
・マジックペン
・みそ汁の材料
【実施上の注意】
● 火を使うので、やけどなどに十分注意する。
【方法】
[1]環境にやさしいみそ汁作りになるためにはどんなことができるか相談する。
(「買い物」「調理」「片づけ」「その他」の項目について、できることを話し合わせる。)
・計画して買い物する
・水の出しっぱなしをしない
・残さないで食べる
・大根の葉っぱを食べるって聞いたことある
・冷蔵庫を開け放しにしない
(家庭や地域で環境にやさしい調理の方法や工夫の取材をさせる。 )
[2]取材してきたことを付箋紙に書き、「買い物」「調理」「片づけ」「その他」の4つの項目ごとにまとめていく。
・自分の買い物ぶくろを持っていく
・食べきれる量を作り、捨てないようにする
・汚れた食器を重ねない
・洗剤は使いすぎないようにする
(グループごとに話し合って同じようなものをまとめさせる。)
[3]みそ汁の調理の順番に「買い物」「調理」「片づけ」「その他」の4つの項目を大きな模造紙にまとめていく。
[4]自分のワークシートにエコチェックとしてまとめていく。
(エコクッキングのポイントを味噌汁作りの手順のワークシートに書き込む。)
[5]環境にやさしい調理として挙げた点をもとにエコクッキングに挑戦する。
・食材は地域の旬の大根
・作りすぎない
・節水する
・鍋やフライパンの底の水滴を拭いてから調理
・コンロの火は鍋からはみ出さない
・いつまでのぐらぐらと煮ない
・量もきっちりと計量する
[6]できたこと、できなかったことをふりかえる。