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徳島の環境 | 徳島県

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アクティビティの説明・水環境プログラム3(2)

川原の昆虫観察・水環境プログラム3(2)

調外
小学校3年生理科

【内容】

すみかや鳴き声などテーマを決め、昆虫を中心とした生き物の様々な生態を観察する。


【ねらい】

川には多くの生き物が生息している。川原は、かつて子どもたちにとっては格好の遊び場所であったが、最近は自然を相手に遊ぶことが少なくなり、自然を相手に遊ぶ方法もあまり知らないように思われる。

ここでは、川原の昆虫を中心とした動物観察を行い、川原に親しみ、川原のこれからの活動をより積極的に展開できるようにするとともに、昆虫を中心とした動物に興味を持ち、自然を身近なものとして感じたり、自然を美しいものとして捉えることができるような感性を培う。


【準備】

・虫取り網

・虫めがね

・虫かご

・記録用紙

・筆記用具

・ピンセット

・生き物を入れる透明容器


【実施上の注意】

● 事前にフィールドの安全を確認し、注意を喚起する。

● 指導者は、子どもたちとともに活動する者と、全体の安全を見守る者とに、役割をはっきりと分担する。

● 安全に川原で活動できる履き物、服装を指示する。


【方法】

[1] 事前に昆虫観察についての注意事項を聞き、調べたいことを話し合う。

<テーマの例>

・すみかの違う昆虫を見つけよう(土の中、葉っぱの上、木の幹、石の裏など)

・昆虫の声(鳴き声)を聞こう

・とぶ昆虫の特徴を調べよう

・昆虫の抜け殻や卵、さなぎや糞を調べよう

・昆虫の体を観察しよう

・川原の石などで生き物が這ったあとを調べよう

[2] 川原に集合し、子どもたちに活動の説明と注意をする。

(活動を展開するフィールドの範囲と、注意点、活動時間を知らせる。みんなで行動するように伝える。

空き缶やガラスのビンなどでケガをしないよう、履き物、作業の注意等を話す。

すべったり、足をとられたりすることがあるので、壊れやすいものや先のとがったものは身につけないようにする。

できるだけ多くの指導者がフィールドに展開し、安全を確認しながら、子どもたちに感動を喚起させる声かけをする。

採集作業については、全く初めての経験である場合が多いので、具体的な動きを加えながら説明する。

生き物を捕まえたときに、命を大切にすることを話しておく。)

[3] 記録用紙に必要なことを書き入れる。

[4] 生き物を探す。

(指導者はともに活動して感動をわかちあう。安全確認を担当する指導者は、子どもたちの活動に入らず、常に全体の監視に努める。)

[5] 調べたことを記録用紙に書き入れる。

[6] 調べ終えたら、観察した生き物は川原に戻す。

[7] 全体でわかちあいをする。

1.各グループで観察したことの発表をする。

2.質問をする。

3.観察の中で気がついたことを発表する。

4.さらに観察したいことを発表する。

[8] 各自ふりかえりをする。

[9] あとかたづけを行う。