調外
小学校6年生理科
【内容】
河川に棲む生き物を調査し、生き物の種類から水の汚れ度合いを知る。
※ 参考資料:川には生き物がいっぱい(国土交通省四国地方整備局)
【ねらい】
子どもたちが親しんでいる川の生き物は、魚やカエルなどに限られている。しかしながら、川には多くの生き物が生息し、また、その種類も水の汚れの度合いによって違っている。
川の汚染については、パックテストなどによる化学的な調査もあるが、それだけでは自然を美しいと感じたり、身近なものとして捉えることが困難なように思われる。
ここでは、川に棲む生き物を調べることを通じ、多くの動物に興味を持ち、川やその環境を保全することの大切さを理解する。
【準備】
・テキスト
・記録用紙
・筆記用具
・ルーペ(虫めがね)
・ピンセット
・あみ(目の細かいもの)
・白いバットまたはタッパー
・バケツ
【実施上の注意】
● 事前にフィールドの安全を確認し、注意を喚起する。
● 指導者は、子どもたちとともに活動する者と、全体の安全を見守る者とに、役割をはっきり分担する。
● 安全に水の中にはいることができる履き物、服装を指示する。
【方法】
[1] 集合し、子どもたちに活動の説明と注意をする。
(活動を展開するフィールドの範囲と、注意点、活動時間を知らせる。
みんなで行動するように伝える。
空き缶やガラスのビンなどでケガをしないよう、履き物、作業の注意等を話す。
すべったり、足をとられたりすることがあるので、壊れやすいものや先のとがったものは身につけないようにする。
できるだけ多くの指導者がフィールドに展開し、安全を確認しながら、子どもたちに感動を喚起させる声かけをする。
採集作業については、全く初めての経験である場合が多いので、具体的な動きを加えながら説明する。)
[2] 記録用紙に必要なことを書き入れる。
[3] 生き物を探す。
(指導者は、子どもたちとともに活動して感動を分かち合う。
安全確認を担当する指導者は、子どもの活動に入らず、常に全体の監視に努める。)
[4] 生き物の種類を調べ、記録用紙に書き入れる。
[5] 水のきれいさを決める。
[6] 調べ終えたら、観察した生き物や石は、川に戻す。
[7] 気づいたことを話し合う。