調外
【内容】
帯状構造で異なる場所にいる生き物、垂直的に分布域が異なっている貝を、タマキビ、カサガイなど数種類採集し、海水がなくてもどれだけ生存するか「乾燥耐性」実験を行う。
【ねらい】
潮間帯上部にいるタマキビ類は、長期間海水がなくても生存する。一方、下部にいる貝類(スガイ、イシダタミなど)は海水が無いと数日で死亡することから、乾燥耐性と垂直分布域の関連に気づく。
【準備】
・海水
・貝
・ピンセット など
【実施上の注意】
●生存を確認する日数は適宜調整する。
●死んだ貝は丁重に埋葬する。
●夏場は高温で弱りやすいので、採集時にはクーラーを持参する。
【方法】
[1] タマキビ、カサガイ、イシダタミ、スガイなどを傷つけずに採集する。
[2] それぞれ数個体を用意し、海水を与えず、シャーレに放置する。
[3] 3日おきに生存状況を確認する。
・確認方法は、海水中に入れたとき、はい出してきたものを生存とする。
・動かないものはピンセットでつついて確認する。