調内
小学校5年生家庭科、小学校6年生理科
【内容】
干潟に汚濁の負荷をかける可能性のある家庭からの排水のCOD濃度(化学的酸素要求量濃度)を測定する。
【ねらい】
干潟には、流入河川により有機物が運ばれてくるが、分解能力を超える流入は富栄養化や汚染を招く。徳島県では、公共下水道や合併処理槽などの汚水処理施設の普及が遅れ、家庭からの排水も原因となっており、CODの測定を通じ、環境への負荷となっていることを実感する。
【準備】
・CODパックテスト
・温度計
【方法】
[1] 味噌汁、ラーメンの汁、油などの台所から流される汚染源を用意する。
・できれば、風呂水、し尿排水なども。
[2] 濃いものは希釈し、COD濃度を測定する。
[3] 台所排水、洗濯排水、風呂排水などのCOD濃度を比べてみる。
[4] それぞれの排水ごとの水量を調べてみる。
[5] 濃度×水量=負荷量により、負荷量を求め、どれが一番多いかなどを比べてみる。
[6] 干潟が持つ生物浄化能力を調べ、家庭排水をどれだけ浄化できるか計算する。
・経済的価値がわかる。