調内
小学校5年生家庭科、小学校6年生理科
【内容】
子どもたち自身が一日に利用した乗り物と時間をワークシートに記入し、さらにCO2(二酸化炭素)排出量を算出する。次に、自宅での宿題として、家族の乗り物利用について調べ、家族一人一人のCO2排出量を求める。
※参考モビリティ・マネジメントの手引き(自動車と公共交通の「かしこい」使い方を考えるための交通施策):土木学会編
【ねらい】
私たち自身の日常生活によって地球温暖化の原因となるCO2が排出されていることに気づき、さらに、その量を把握する方法を経験する。
【準備】]
・ワークシート1
・ワークシート2
【実施上の注意】
●調査対象者のプライバシー保護に配慮する。
●職業や住宅の立地等の違いによってCO2排出量が大きく異なるのは当然。
したがって、排出量の多い人が悪いとは言えない。大切なことはCO2排出量を現在よりも減らす工夫をすること。
【方法】
[1] 子どもたち自身が前日の行動を振り返り、一日に利用した乗り物の種類と時間を書き出す。
●乗り物は、
1.徒歩
2.自転車
3.バイク
4.タクシー
5.バス
6.市電
7.地方の鉄道
8.大都市圏の電車
9.トラック
10.自家用車(運転)
11.自家用車(同乗)
12.自家用車以外の車(運転)
13.自家用車以外の車(同乗)
14.その他(動力船や飛行機など)、に分類する。
[2] ワークシート1の記入後、乗り物別に利用時間をまとめてワークシート2に記入、乗り物別の排出量を求める。
●すべての排出量の合計が、1日の乗り物利用によって出るCO2の量である。
[3] 同じ方法で子どもたちの家族全員のCO2排出量を調べる。
[4] 一人一人のCO2排出量には大きな違いがあることを知り、さらにその理由を考える。