体験・調内
小学校5年生家庭科、小学校6年生理科
【内容】
照明器具種類、カバーの有無などデザインの違いといった様々な条件により、照明の明るさにどのような違いがあるのかについて、明るさを測定する装置「照度計」を用いて調べる。
※蛍光管を全てカバーで覆ってしまうようなデザインの蛍光灯では、隙間から進入するホコリや虫でカバーが汚れると、始めの頃よりも暗くなる。また、蛍光管がむき出しの照明器具でも、蛍光管の丈夫にホコリなどが積もったり、静電気でホコリを吸い付けたりすることで汚れ、本来の性能が発揮できないことがある。
【ねらい】
使う場所に適したかしこい照明の選択や器具を汚さない、上手な照明の使い方を身につける。
【準備】
・照明器具(種類、デザインなどが違うもの数種)
・照度計
・記録シート
【実施上の注意】
● 照度の概念説明は、小中学生には難しいため、「照らされる場所の明るさ」など分かりやすい言葉で説明する。
● 掃除ができていない照明器具があれば、その状態でまず実験してみる。
● 照度計が学校に無い場合は、保健所などで借りてくる。
【方法】
1回目
[1] 照明器具について学ぶ。
[2] 実験の説明を行う。
・照度の説明:照らされる場所の明るさ
・照度計の使い方の説明
・照度を測る方法の決定・・・条件を一定にする
(照明の真下の床から1mの場所など)
[3] 照明の明るさを計測し、記録する。
・そのままの状態、カバーを外した状態、掃除した状態など
2回目
[4]記録した結果をグラフにまとめる。
・蛍光灯、白熱電球など種類による違い。
・照明器具毎に、それぞれの状態の結果を棒グラフなどで表し比較。
[5] 各グループで発表を行なう。