学習・調内・調外
小学校5年生理科、小学校5年生家庭科
【内容】
水のしくみを調べ、水道水を使わなくてもよい「水」があることに気づくとともに、雨水利用法の1つを体験し日常的に使う方法を考える。
【ねらい】
私たちの暮らしの中で、水道は欠かせないものとなっている。蛇口をひねれば、どこでも、いつでの清潔な水が得られる暮らしをしている。このような水道水は、遠くの水源から送水管を通じて運ばれ、浄水地で消毒され、その後、各家庭へ運ばれています。そこには、多大なエネルギーを使っている。しかし、庭の水やりやトイレの水といった、口に入らないような水では、水道水のような消毒された水は必要ない。ここでは、水道水を使わなくてもよい水に気づき、雨水利用など水を大切にする暮らしを考える。
●水道水を作るためには多くの施設が必要で、水を送るためにも多くのエネルギーが使われていることを理解する。
● 水道水を使うべきところ、使わなくて良いところを区別し、水を大切にする暮らしを身につける。
【準備】
・雨水を溜めるもの(大きなバケツ)
・できれば、大きな槽(雨水をためる)、雨どいから雨水を樽に分ける弁
【実施上の注意】
●飲料水など、直接飲んだり触れたりする水では雨水は使わないようにする(保健衛生面)。
●雨水を屋外で溜める際には、ボウフラなどがわかないように、気をつける。
【方法】
1回目
[1] 水道のしくみについて学習する。
・水道水ができるまで(水源から蛇口までの施設・設備のしくみ)
(水道局の見学、日本水道協会HPなどでの調べ学習)
[2] 水道水を使わなくてもよい水を考える。
・家の外:花の水やり、打ち水、洗車…
・家の中:トイレの水
2回目
[3] 雨水をため、実際に使用してみる。
・バケツでトイレの水を流す
[4] 学校生活の中で日常的に使う方法を考える。
・生物を飼う、花の水やり…発展工事が可能であれば、雨どいに水を分ける弁を設置し、大きな樽などに溜める。