〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
剣山サポータークラブの環境保全活動に関するトピックスを紹介します(随時更新)。
徳島県では、剣山国定公園地域連携協議会と連携し、剣山の貴重な植物をニホンジカの食害から守るため、毎年5月と11月に防護柵(ネット)の管理作業を行っています。初めての方でも安心して御参加いただけますので、是非とも御参加、御協力をお願いいたします!
本イベントは、とくしまボランティアパスポート制度の対象です。
👉 詳細確認及び参加申込みは、電子申請サービス(下のバナー)からお願いいたします。ユーザー登録なしでも御利用いただけます。
剣山(標高1955m)は日本百名山の1つで、愛媛県の石鎚山に次ぐ西日本第2の高峰です。リフトや歩きやすいコースが整備されていることから、日本百名山の中でも非常に登りやすい山とされているため、シーズンを通じて初心者からベテランまで多くの登山者でにぎわっています。原始林が姿を残し、高山植物の群生地もあって四季折々の変化が楽しめるほか、古くから山岳信仰の霊峰としても知られ周辺には1800m級の山々が並んでいて、環境省から国定公園に指定されています。(昭和39年(1964年)3月3日指定)
今回、この魅力あふれる剣山の自然を心ゆくまで堪能するとともに、その美しい環境を未来へつなぐ日帰りトレッキングツアーを、令和8年5月16日(土)に同時開催いたします。剣山の豊かな自然を楽しみつつ、登山ルート上に咲く高山植物の紹介や、現地で発生しているニホンジカによる植生被害及び登山道の荒廃についてガイドから学び、保全作業も体験します。
これから登山シーズンを迎える中、吹き抜ける爽やかな風とどこまでも続く新緑の美しい稜線を満喫しながら、剣山の未来を守る第一歩を一緒に踏み出してみませんか。皆様の参加を心よりお待ちしております!
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※上記の参加者募集1とは異なる申込みフォームですので御注意ください。
剣山国定公園は、中生層と変成岩の山地と渓谷(大歩危、小歩危、祖谷渓)の景観を見所とする自然公園ですが、こうした景観に加えて、多くの高山植物が自生しており、その中にはキレンゲショウマ、ツルギハタザオをはじめとする稀少植物が多く生育する自然が豊かで貴重な場所です。しかし、これらの貴重な植物が増加したニホンジカの食害により絶滅の深刻な危機を迎えています。
ニホンジカは草食動物で、果物、穀物、野菜、落ち葉など何でも食べます。高山植物や樹皮も食べてしまいます。個体差もありますがメスの場合、1頭当たり1日約5kgの草木を食べるとも言われており(注)、稀少植物に限らずニホンジカが食べることが可能な植物全体が被害にさらされています。
本来、ニホンジカは森林に生息する動物ですが、気候変動の影響により積雪が少なくなったことから、高標高域まで分布を拡大したことにより、急速に植生への深刻な食害が生じています。この状況が続けば生物多様性の低下だけでなく、保水性低下による土砂崩壊の危険性も高まり、土壌保全の観点からも対策が急務となっています。
(注:「南アルプスとニホンジカ問題 その1」環境省関東地方環境事務所 https://kanto.env.go.jp/blog/2019/11/-1.html)
なお、平成31(2019)年に環境省が鳥獣保護区における野生動植物の生態系バランスを維持又は回復させることを目的に策定した「国指定剣山系鳥獣保護区におけるニホンジカ管理計画」では、平成28(2016)年度のニホンジカの生息密度は約15頭/平方キロメートルと推定されていますが、生息密度が3頭/平方キロメートル以上となると下層植生の衰退が顕著となるとされているため、中期的な管理目標(10年間)を「生息密度を3頭/平方キロメートル以下まで管理する」としています。
(植物の写真の解説文は平成26年改正徳島県版レッドリスト掲載理由から引用)
1 防鹿柵の設置
シカの侵入を防ぐ柵を設置しています。
2 樹木ガードの設置
樹皮が食べられないようにネットを巻いています。
3 希少植物の保護
文化財であるコメツツジを保護するため、三嶺では生息地を保護する柵を設置しています。
4 登山道の補修
踏圧の影響や植物が食べられたことによる裸地化による保水力低下のため、洗掘等が見られる登山道の点検や近自然工法による補修を行っています。