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野生動物の肉はしっかり焼いて食べましょう!

野生動物等の肉の生食は危険です!

E型肝炎ウイルス等による食中毒を引き起こす恐れがあります!

【E型肝炎とは】

E型肝炎はE型肝炎ウイルスの感染によって引き起こされる急性肝炎であり、主として経口感染します。

症状としては、発熱、悪心・腹痛等の消化器症状、肝腫大、肝機能の悪化が現れ、大半は安静にしておくことで治癒しますが、まれに劇症化するケースもあります。

国内では、野生のシカ肉やイノシシ肉及び豚レバーの生食等により感染したと思われる事例が報告されております。

☆E型肝炎ウイルスの詳細はこちら〔外部サイト(厚生労働省ホームページ)〕☆

【その他の食中毒リスク】

生又は加熱不十分な野生動物の肉には、腸管出血性大腸菌(O157)寄生虫による食中毒のリスクもあります。

【食中毒の予防方法】

●シカ及びイノシシなどの野生動物の肉(内蔵を含む。)は生で食べないようにしましょう。

・シカ及びイノシシなどの野生動物の肉は中心部まで火が通るよう、十分に加熱して食べましょう。

・新鮮な生肉であっても安全とは言えません。

●生の肉類と加熱済みの肉類は分けて取り扱いましょう。

・取り扱う箸、皿、調理器具も区別して使用してください。

●子供やお年寄りは特にご注意ください。

・抵抗力の弱い子供やお年寄りは抵抗力が弱いため、食中毒の危険性が高まります。

※野生動物の肉に限らず、牛肉や豚肉等についても同様です。

【野生動物の肉の安全性】

野生動物の肉等に万一ウイルスが残っていたとしても、通常の加熱調理を行えばE型肝炎ウイルス等は感染性を失うので、加熱調理された野生動物等の肉を食べることによる感染の危険性はありません。

なお、ハム・ソーセージなどの加熱済み食品についても心配はありません。

【その他】

<野生動物の食肉加工を行う場合>

食用とする野生動物の食肉加工を行う場合には、食品衛生法の規制対象となる場合があります。

具体的には、

・基準に適合する食肉処理施設を設けること、処理加工を行うために必要な営業許可を受けること

・基準にしたがって衛生的に処理加工を行うこと

が必要となります。

さらに、徳島県では、野生動物(シカ・イノシシ)の処理加工において守るべき衛生管理の方法などを示したガイドラインを作成しています。

野生動物肉の処理加工を始める際には、各保健所等へご相談ください。

詳しくは「阿波地美栄処理衛生管理ガイドライン」のページをご覧ください。

<野生動物の肉を食肉として販売する場合>

野生動物の肉を食肉として販売する場合は、食品衛生法で定められた営業許可が必要です。

詳しくは各保健所等へご相談ください。

【関連情報】