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E型肝炎ウィルスによる食中毒に注意しましょう

野生動物の肉や豚レバーなどの豚由来の食品は十分加熱してから食べましょう!

北海道においてE型肝炎ウイルス感染事例が発生したと報道がなされました。

豚の内臓を十分に加熱しないで食べたことが原因として考えられると報道されています。

野生動物の肉や豚レバーなどの豚由来の食品を食べる場合、取り扱う場合には、次のことに注意してください。

県民の皆様へ

野生動物の肉や豚レバーなどの豚由来の食品を十分に加熱しないで食べることによりE型肝炎に感染する可能性がありますので、次のことに注意してください。

  • 豚レバーなどの豚由来の食品は生で食べず、十分に加熱してから食べましょう。万一ウイルスが残っていたとしても、通常の加熱調理を行えばE型肝炎ウイルスは感染性を失うため、豚レバーなどの豚由来食品を食べることによる感染の危険性はありません。
  • 生肉(内臓を含む)に使用した箸と焼いた肉を食べる箸は使い分けしましょう。
  • 箸、まな板及び包丁など調理器具は、使用後、熱湯消毒しましょう。
  • 野生のイノシシやシカの肉を生で食べることにより、E型肝炎にかかった事例もあります。生で食べることは避け、十分に加熱してから食べましょう。
  • ハム・ソーセージなどの加熱済み食品は心配はありません。

食品営業者の皆様へ

  • 飲食店においては、豚レバーなどの豚由来の食品を生で提供することは避けるとともに、十分に加熱してから提供してください。また、十分に加熱して食べるよう、呼びかけてください。
  • 飲食店、食肉の販売や食肉の処理などを行っている営業者の方は、豚レバーなどの豚由来の食品を処理、販売する際に使用した器具・容器及び手指の洗浄、消毒を徹底し、E型肝炎ウイルスの営業所施設内汚染の拡大防止に努めてください。また、施設内で使用する器具類は、肉用、魚用、野菜用などに使い分けをお願いします。

小さいお子さんや高齢者の方の食中毒にご注意

これまで、厚生労働省及び徳島県では、食中毒予防の観点から若年者、高齢者のほか抵抗力の弱い方については、生肉等を食べないよう従来から注意喚起を行っています。

参考文献・リンク

厚生労働省

  ・食肉を介するE型肝炎ウイルス感染事例について(E型肝炎Q&A)(外部サイト)

「国立感染症研究所感染症情報センター

  ・病原微生物検出情報(月報):IASR(外部サイト)