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特定外来生物「ヒアリ」について

外来生物法により「特定外来生物」に指定されている「ヒアリ」が,東京都や神奈川県,静岡県,愛知県,大阪府,兵庫県,岡山県,広島県などで確認されています。

見つかったヒアリの多くは海外から運ばれたコンテナや,コンテナを水揚げするコンテナヤードで発見されており,生活環境への定着は確認されておらず,徳島県への侵入は今のところ確認されていません。

【ヒアリの特徴】

○ 体長は2.5mm~6.0mmまでで,小さな赤茶色。同じ群れに様々な大きさのアリが混在する。

○ 原産地は南米で,北米や中国,台湾,オーストラリアなどに定着しており,世界各地で問題化。

○ 土でアリ塚を作り,集団で生活する。

○ 攻撃性が強く,棒などでつつくと集団で襲いかかってくる。

○ 腹部(おしり)に毒針を持ち,刺されると熱いと感じる激しい痛みがある。

【ヒアリの見分け方】

ヒアリかどうかは,専門家が顕微鏡で見なければ判定出来ません。

○ 体は赤茶色で,腹部(おしり)の色は暗め。

○ 体長は2.5mm~6.0mmまで,同じ群れの中に大小様々な大きさのアリが混じる。

  → 黒いアリや2.5mm以下の小さなアリ,赤っぽいアリでも大きさに連続的変異のないアリはヒアリではありません。

ヒアリ1
ヒアリ2
ヒアリ3
触角等拡大写真

【アリグモとヒアリの見間違いに御注意ください】

「ヒアリ」と見間違え,在来種の「アリグモ」が多く寄せられています。

アリに擬態していますが,アリグモには脚が8本あります。(アリは6本です。)

アリグモ注意
環境省ホームページより

【ヒアリかもしれないアリを見つけたら】

○ ヒアリは強い毒を持つことから,見つけても決して触らないでください。

○ 最寄りの市町村役場に連絡してください。

○ 博物館など専門機関に依頼して,ヒアリなのか同定(種名を調べる)作業を行い,市町村役場を通じて結果をお知らせします。

○ 基本的に写真による同定はできません。

【ヒアリに刺された場合は】

○ ヒアリの毒への反応は,人によって大きく異なります。

○ 刺されたときは20~30分程度安静にし,体調に変化が無いか注意します。必要に応じて皮膚科、小児科、内科など適切な医療機関を受診してください。

○ 体質によっては,重度の症状となる場合があります。

  容体が急変したときは,救急車を要請するなど,すぐに医療機関を受診してください。受診の際は「アリに刺されたこと」「アナフィラキシー(重度のアレルギー反応であること)の可能性があること」を伝えてください。

【参考】

○ ヒアリに関する諸情報について(環境省)

 https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html

環境省ヒアリ相談ダイヤル(0570ー046ー110)

https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/05_contact/index.html