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徳島の環境 | 徳島県

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徳島県版プログラム一覧表・生きもの6

生きもの学習プログラム6

対象:小学校高学年
プログラム名 磯の生きものたち
ねらい 日本の海岸で多く見られる岩礁海岸(岩場)は、開発の困難さから比較的良好な生態系が保たれており、徳島県でも蒲生田以南はこの海岸が多くを占めている。 ここでは、「潮間帯」のもっとも顕著な特徴である生き物がゾーン状に分布している様子「帯状構造」が観察しやすく、学習には絶好のフィールドである。
岩礁海岸での学習により、生き物と物理環境の密接な関係や競争、捕食等の生物間相互作用などの生態系を構成する重要な要素を理解する。
時数 42時間
学習活動 きづく 潮間帯って何だろう? 1.インターネットを活用して「潮間帯」「岩礁海岸」「帯状構造」について調べる。
2.(1)『移動する生きもの調べ』で、岩場において多くの生き物が生息していることに気づく。
6時間
つかむ 岩礁海岸の成り立ち1 3.(2)『固着する生きもの調べ』及び(4)『生きものの帯状構造を測ろう』によって、潮間帯における帯状構造の計測などを通じ、移動性の低い生き物の分布と地盤高(海面からの高さ)、波浪、日当たりなどの物理的環境の対比を考える。 10時間
深める 岩礁海岸の成り立ち2 4.採集された生き物を食性・移動性により分類し、おおよその密度を推定する。
5.(4)『どれだけ乾燥に耐えられるかな?』では、海水がなくてもどれだけ生存するか「乾燥耐性」の実験により、垂直分布域との関連に気づく。
10時間
広げる 生物同士の相互関係 6.(5)『くっつき競争調べ』及び(6)『貝殻の食事・産卵の観察』により、固着する生き物の付着空間を巡る競争や、肉食性貝類の採餌観察などを通じ、生き物同士の相互の関係を学ぶ。 10時間
ふりかえる・まとめる 潮間帯生態系の仕組み 7.学習をまとめることで、岩礁生態系のなりたち、物理環境と生物分布、生物間相互作用を学ぶ。 6時間