令和4年度「徳島県集落再生加速化支援費補助金（「快適集落」支援事業）」の採択事業のご紹介

　徳島県集落再生加速化支援費補助金は、県内において人口減少・少子高齢化が進行し、集落の機能が低下することが懸念される中、持続可能な地域社会を実現するため、民間事業者等が行う地域の活力維持や集落再生に関する取組みなど、徳島ならではの地方創生モデルとなる先導的な取組みに要する経費に対し、予算の範囲内において交付するものです。

　この補助金における令和4年度交付対象事業が「快適集落」支援事業であり、地方分散型社会を実現するため、民間事業者等が行う民間ならではの新たな発想やノウハウを活かした、地域課題解決や地域の魅力向上、生活の利便性向上につながる取組について、事業内容の具体化から事業実施までを包括支援することにより、都市部との差を縮め、快適かつ活力のある地域づくりに繋がる事業を創出することを目的とするものです。

このたび、令和4年度採択事業である9事業についてご紹介いたします。

本事業の詳細は、以下のページを参照ください。

令和4年度「徳島県集落再生加速化支援費補助金（「快適集落」支援事業）」について

徳島県南部・牟岐町の沖合にぽっかりと浮かぶ出羽島。「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されていますが、島民の平均年齢が75歳を超えるなど、高齢化と過疎化が加速しています。このプロジェクトでは、出羽島の今を写真集と映像などで記録します。

専門家のアドバイスを取り入れ、地域農産物を使用した6次産業としての新商品を開発します。「阿波かつうらブランド」となるシリーズ化を目指すほか、マルシェ出店や地元の学校とのコラボ、ふるさと納税返礼品への出品を通じての地域活性化を図ります。

アウトドアイベントから考える地域活性化をテーマに、幅広く楽しめるトレイルトリップを自然豊かな東祖谷での商品化を目指します。

耕作放棄地を活用した地域農産物の生産・加工・販売を事業展開するとともに、家賀地区の伝承医薬を用いた薬膳料理専門の農家レストランをオープンするなど、家賀地区の地域資源を掘り起こした独自ブランド展開による地域活性化を図ります。

那賀町・勝浦町において小学校同士のスポーツ交流の開催や、保育園の子どもたちのサッカー巡回指導を行います。子どもたちの笑顔は過疎地における盛り上がりのカンフル剤になります。

厄介者の「放置竹林」を整備し、CO²削減し温暖化防止、地域の環境美観事業に貢献しております。また、その伐採竹をパウダー化し、地域の農業へ利活用して、無肥料無農薬のお米「竹姫」ができました。ブランド化をはかり、ふるさと納税返礼品を目指します。

日本一の清流穴吹川をメインステージとして、川・山・キャンプでのサウナが体験出来るアウトドアサウナツアー事業を実施し、美馬市への集落増加による地域活性化を目指します。火起こしやローピングなど、キャンプや防災にも使えるアウトドアスキルも学ぶことができます。

サテライトスクールは、都市部の児童生徒が親子で地方に滞在しながら、サテライトオフィス等においてオンラインで自分の学校の授業を受け、休み時間や放課後は自然・文化や地元の人々と関わる、新しい学習方法です。そのサテライトスクールをコーディネートし、たくさんの親子を受け入れます。

質量分析技術によって徳島県内の医療の検体に含まれる成分を網羅的に検査することで、あらゆる病気に対する網羅的な早期診断の実現を目指しつつ、効率のいい検査体制により県民の医療費の負担を軽減します。