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平成29年度県税収入の概要

平成29年度県税収入の概要について

平成29年度の県税収入は784億3千4百万円となり、前年度決算額766億2千万円と比較して、率で2.4%、税額で18億1千4百万円の増収となりました。

2月補正(5億円減額補正)後の予算額761億円と比較すると、3.1%の増、23億3千4百万円の増収となりました。

また、徴収率は前年度と比較し、0.3ポイント増の98.7%となりました。

1.近年の景気動向が主な理由で増収となった税目

(1)法人県民税

円安等を背景とする企業業績の回復により、前年度決算比13.4%の増、4億1百万円の増収となりました。

(2)地方消費税(貨物割)

景気の回復や円安の進行に伴う輸入額の増により、前年度決算比25.1%の増、3億4千万円の増収となりました。

(3)個人県民税(均等割・所得割)

所得の増に加え、徴収率の向上(0.9%)により、前年度決算比1.0%の増、2億1千2百万円の増収となりました。

2.株価の上昇等が主な理由で増収となった税目

(1)個人県民税(株式等譲渡所得割)

株価の上昇等を背景とする株式等譲渡益の増により、前年度決算比98.2%の増、6億6千3百万円の増収となりました。

(2)個人県民税(配当割)

企業配当の増や、源泉徴収選択口座内における配当益の増により、前年度決算比24.1%の増、2億6千3百万円の増収となりました。

3.制度改正が主な理由で増収又は減収となった税目

(1)自動車取得税

エコカー減税の見直しにより、減税対象車が絞り込まれたことから課税台数が増え、前年度決算比32.7%の増、2億4千1百万円の増収となりました。

(2)法人事業税

外形標準課税法人の税率変更の影響により、前年度決算比2.2%の減、3億8千6百万円の減収となりました。

以上により、平成29年度の県税収入は、旧法による税を除く16税目で見ると、法人県民税を含む9税目で増収となり、法人事業税を含む7税目で減収となりました。