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【目撃情報あり】ツキノワグマについて

最近、那賀町のスーパー林道や剣山登山道において、ツキノワグマの目撃事例が複数報告されています。

また、餌やりをしたり、写真・動画を撮影しようとしてツキノワグマに近づいている方がいるという情報もありますが、これらの行為は絶対にしないでください。(ツキノワグマが人に慣れてしまい、思わぬ事故が発生する恐れがあります。)

ツキノワグマは警戒心が強く、人を襲うことはまれで、過度に警戒する必要はありません。

しかしながら、剣山山系にツキノワグマが生息していることに留意していただき、熊鈴を携帯するなどツキノワグマと出会わないための対策をお願いします。万が一遭遇してもむやみに近づいて写真を撮影したりせず、落ち着いてその場を立ち去ってください。

また、登山やキャンプ、釣り、観光等で山に入った際には、ごみを持ち帰ってください。(ツキノワグマが人の食べ物の味を覚え、人里に出没するようになる恐れがあります。)

ツキノワグマは、四国全体で十数頭しか生息していないとされている貴重な動物ですが、人身事故等が発生すると駆除を検討せざるを得なくなります。保護のためにも皆様の御理解、御協力をよろしくお願いいたします。

徳島県ツキノワグマ対応指針

徳島県では、ツキノワグマの生息数が極めて少ない状況にあるため、地域個体群を長期にわたり保護していくことに努めています。通常、人の目につくところにツキノワグマは生息していませんが、山中で偶然出くわしたり、人里近い所にクマが降りてくることもあることから、徳島県では次の対応指針を定めています。

この対応指針は、ツキノワグマ出没時の対応や被害防止対策、また捕獲する場合の基準や学習放獣時の指針について定めたものです。

最近、西日本を中心にクマの目撃情報が増えていますので、山に入る場合は十分注意し、目撃した場合は速やかに鳥獣対策・ふるさと創造課まで御連絡下さい。

令和3年4月以降の徳島県内における目撃・痕跡情報は次のとおりです。

(情報は、専門家の現地確認等により、ツキノワグマと確定されたものです。)

目撃・痕跡情報

  1. 令和5年7月22日 那賀町岩倉(山の家から新九郎山方面の登山道途中)にて登山客が糞を目撃。
  2. 令和5年7月14日 三好市東祖谷の剣山から次郎笈への登山道にて登山客が目撃。
  3. 令和4年7月18日 那賀町管内スーパー林道上にて観光客が車に走行中に目撃し,写真を撮影。
  4. 令和4年6月26日 那賀町岩倉(町道槍戸線とスーパー林道の分岐及び町道槍戸線の笹原谷合流部) 観光客が車で走行中に目撃し,写真を撮影。
  5. 令和3年6月17日 那賀町木頭町久井谷 林業作業員が出勤したところ、現場に置いていたチェーンソーにクマの噛み跡がついていた。