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【ご注意ください!】オオキンケイギクは特定外来生物です

特定外来生物オオキンケイギクの駆除にご協力ください

オオキンケイギクは,県内各地に群生しており,5~7月ごろ鮮やかな黄色の花を咲かせます。

実は北アメリカ原産の外来種であり,繁殖力が強いため,わが国本来の植生に重大な悪影響を与える恐れがあります。

そのため,平成18年に外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定され,人為的に拡散させる原因となるような行為(栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外へ放つことなど)が原則禁止されており,これらの項目に違反した場合は,罰則が科せられる場合があります。詳細は次のHPをご参照ください。
環境省自然環境局|日本の外来種対策|罰則について

【オオキンケイギクが群生している様子】

ガードレール下に群生するオオキンケイギク
フェンスで囲まれた空き地に群生するオオキンケイギク

【オオキンケイギクの花の近景と特徴】

花の近景。10円玉(直径23.5mm)と比較すると、花の直径は10円玉2~3個分程になる
測量ポール(1目盛20cm)と比較すると、このオオキンケイギクの草丈は2.5~3目盛(50cm~60cm)程になる。
出典:九州地方環境事務所作成「オオキンケイギクの特徴」

花の直径は5~7cm。黄橙色で、品種によっては根元部分のみが紫褐色。先端が4~5回不規則に分かれている。八重の品種もある。草丈は30cm~70cm。葉の裂片は楕円形。葉が対生。葉は細長いへら状で両面に荒い毛が生えている。葉の周りはなめらかで鋸歯は無い。葉の横幅は最も広い部分で2cm程度。

葉の表裏面の写真。葉は両面とも白い毛が生えている。奇数羽状複葉であり、細長いへら状の葉を10円玉(直径23.5mm)と比較すると側小葉は10円玉と同程度、頂小葉は10円玉3個分程になる。

オオキンケイギクを駆除するには

徳島県本来の植生を守るため、可能な範囲での駆除をお願いしています。

オオキンケイギクを駆除するときは、根ごと引き抜き、ビニール袋に詰め、現場付近でできるだけ長い間(1週間以上)天日にさらして枯死させてください。

枯死を確認した後は、燃えるゴミとして処分できます。

注意

オオキンケイギクは、生息地が拡大することを防止するため、外来生物法により、生きたまま移動させる、保管するなどの行為が禁止されています。

現場付近で枯死させてから処分するようお願いします。

オオキンケイギクを駆除する際のポイント

  • オオキンケイギクは多年草であり、種子もある程度地中で生きたまま残る植物です。 そのため、前年度オオキンケイギクがあった場所には、翌年も発生する可能性が高いと考えられます。
  • オオキンケイギクは外来生物法に基づき、平成18年2月1日に特定外来生物に指定され、栽培や売買等が原則禁止されました。 それ以降に、花卉販売店等で購入された種子や苗から栽培した植物であれば、オオキンケイギクではなく、似ている植物である可能性が高いと思われます。
  • 特定外来生物に指定される前は、自由に売買され、道路工事などの際の緑化資材として使用されていました。 そのため、河川敷などの身近なところにオオキンケイギクは生育しています。

特定外来生物について

  • Q1.特定外来生物とは?
    • A1.他地域から人為的に持ち込まれた生物のことを外来生物といいます。 これらの外来生物のうち、外来生物法により、生態系などに被害を及ぼすものとして指定された種を、特定外来生物といいます。
  • Q2.外来生物法とは?
    • A2.外来生物法(正式には「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」)は、特定外来生物による生態系等に係る被害を防止するために平成16年に定められた法律です。 特定外来生物に指定された生物(生きているものに限ります。)は、飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つことなどが、原則禁止されています。 これらの項目に違反した場合は罰則が科せられる場合があります。詳しくは次のHPをご参照ください。