〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
徳島県では、地域資源を活かした創意工夫ある活動に取り組み、地域の活性化に顕著な功績のある個人又は団体を表彰することにより、優れた取組事例を幅広く普及し、集落再生の実現を図ることを目的として「とくしま集落再生表彰」を実施しています。
古くから草木染めの原料として活用されながらも、紅花など他の染料の流入やその染色技術の困難さから、今では市場からほとんど姿を消した「日本茜」について、
三好市での有利な生育環境や歴史的背景に着目し、地方創生や観光振興のテーマとして活用。
日本茜の栽培や茜染め製品の製造に取り組むほか、年配者やインバウンドをターゲットとした茜染め体験の観光ツアーの企画等を通じて、地域の新たな魅力づくりに大きく貢献している。
<主な活動地:三好市>
上勝町が有する「葉っぱビジネス」や「ゼロ・ウェイスト」といった地域資源を教材とした教育旅行に特化した観光ビジネスを展開。
事業会社・教育機関・行政など、各ニーズに合わせ、「クリティカルシンキング」や「暗黙知」を活用し、事業化・人づくりのサポートを行う。
地域の様々な主体との連携しながら、これまで数多くの企業研修、修学旅行、行政視察の受け入れを行っており、上勝町の知名度向上や町内経済の活性化にも大きく貢献している。
<主な活動地:上勝町>
上勝町民が「心身ともに健やかに」「上勝町に住み続けられる」ように、人・物・場所をつなぐ役割を果たそうとの思いから、町民有志の手で設立。
過疎高齢化が進み、かつての上勝町と比べると、集落で「できなくなった」ことが増えている現状のなか、有償ボランティアタクシー事業による町民の移動手段の確保、
高齢者の運動機能を維持するためのサロンの開講、多世代交流イベントの企画等、地域で「できるやり方」を考えて形にすることで地域のつながり創出に大きく貢献している。
<主な活動地:上勝町>
令和7年3月12日(水)県庁において、表彰式を行いました。
合併後、市の中で存在感が薄いという危機感から、川島の魅力を掘り起こし、地域の良さを伝えることで賑わいを取り戻そうと発足し、長年行われていなかった「川島ふるさと祭り」を15年ぶりに復活させ、来場者数約1万人のイベントへと発展させた。少子高齢化の加速で、衰退するイベントが多い中、様々な企業による就職説明会や、地元の中高生ボランティアとの連携により、将来の地域を担う若者と関係を深め、若者の流出という地域の課題解消を目指し、賑わい創出に大きく寄与している。
<主な活動地:吉野川市>
休校となった旧郡里小学校を地域住民の交流拠点(郡里地域活動センター)として積極的に利活用を行い、「安心安全なまちづくり」を目指し、施設の維持管理や定期的な防災訓練を実施することで休校でありながら避難所としての機能を維持し、地域活力の低下を防ぐことに貢献されている。また、地域食堂やクリスマスのイルミネーションなど、1年を通じて実施されている四季折々の様々なイベントは、他校区の住民にも呼びかけ、交流活動の場を広げ、地域活性化に大きく寄与している。
<主な活動地:美馬市>
過疎化が進んだ神山町を盛り上げようと、桜の育成、植栽、管理の活動を25年以上継続され、これまで育成した桜の苗木は6,700本を超える。「地域の桜は地域で守る」という自発的な活動が地区の中から生まれ、地域住民と連携した活動は、地域の活性化や美しい景観に大きく寄与している。令和2年には、育成されている枝垂れ桜が「神山枝垂桜」として登録されるなど、「日本一美しい枝垂桜の町」を目指し、地域内外から多くの来場者を呼び、地域の魅力づくりに貢献している。
<主な活動地:神山町>
日本の棚田百選に選ばれている「樫原の棚田」保全のために、「棚田オーナー制」を創設し、継続的に都市在住者等と農村交流ができる仕組みを構築することで、毎年農作業労働を含む交流人口を獲得している。集落連携を目的とした組織創設支援・活動継続支援といった中間支援をはじめ、コロナ禍ではZoom・メタバース等の「デジタル」を活用した交流の場を創出するなど、新たな活動形態創出による持続可能な地域づくりに寄与している。
<主な活動地:上勝町>
四国霊場23番札所・薬王寺の門前町(桜町通り)のにぎわいを復活させることを目的に結成し、空き家を観光ギャラリーに改修したり、町出身の挿絵画家のデザインを取り入れた「ウミガメマスク」を製作している。また、新しい観光のあり方として町内の観光資源を電動バイクで巡るツアーの実施やスタンプラリー形式で桜町通りの店舗を回ってもらうイベントの開催など、門前町の町並みを活かした活動は町内全体に広がっており、地域活性化に貢献している。
<主な活動地:美波町>
交流人口獲得と売上げの減少が顕著であった道の駅の活性化を目的に活動している。主な活動として、地域住民から農作放棄地問題解決の要望を受け、令和2年から道の駅が主体となり、地元の学校や行政と協働で、耕作放棄地を観光農園として再生する取組み「808(ヤオハチ)農園」をはじめ、野菜等の苗の植え付けから収穫までをイベントとして実施し、交流人口を増加させることで道の駅を含めた地域活性化に貢献している。
<主な活動地:勝浦町>
木頭地区を拠点として、キャンプ場の再生や空き家の活用をはじめ、特産のゆずを使用した加工品販売など、持続可能な地方創生に取り組んでいる。2019年4月にはグランピングを楽しめる「CAMP PARK KITO」をグランドオープンし、2020年4月には地域の買い物環境の改善という目的に加え、未来の主役である子どもたちへのメッセージをデザインの力を通して伝える場所として「未来コンビニ」をオープンするなど、全国の限界集落の地方創生ロールモデルを目指し、様々な事業を展開・発信している。
<主な活動地:那賀町>
家賀地域の伝統的な農法・文化継承を目的に、世界農業遺産でもある「にし阿波傾斜地農法」を活かし、藍栽培を復活させ、無農薬・有機肥料で栽培した藍を県内の企業と連携し、「食べる藍」として商品開発や販売を行っている。さらに、傾斜地農法を含めた家賀地域の魅力を伝える観光ツアーの実施や視察の受け入れ、農福連携の取組み等で多くの団体と交流を図っている。家賀集落の藍栽培が海外で紹介されるなど、国内外での本地域の知名度の向上に寄与し、交流人口の増加という点からも地域活性化を図っている。
<主な活動地:つるぎ町>
地域の素材と人材を生かし、「菓子工房」と「農家民宿」を立ち上げ、地域活性化に貢献している。美郷の特産品である梅を使った「梅のし」や、地域の里山食材で作る「田舎だんご」など、地元食材を活用した商品開発や、地元物産館での販売やテストマーケティングを行い、「美郷流マクロビオティック料理」の研究開発などにも取り組んでいる。農家民宿では、農村ならではの体験プログラムを提供し、季節ごとに様々な体験イベントの企画を行い、美郷地区の活性化と交流人口の増加に寄与している。
<主な活動地:吉野川市>
牟岐町において、県内外の大学生が主体となって団体を設立し、教育支援等の企画・運営を行っている。基幹事業で、中学生のキャリア教育プログラムである「シラタマ活動」では、中学生に大学生が併走しながら、地域住民を巻き込みながら地域課題に挑戦するという活動を行っている。また、高校がない牟岐町で、高校生が大学生ともに学べる機会を創出する「ローカルハイスクール」の展開や、県外の大学と連携した合同イベントの開催等、関係人口創出の取組み等を通じて、町の活性化に貢献している。
<主な活動地:牟岐町>
脇町うだつの町並み周辺の活性化に向け、町の景観を損なわないようにエリアマネージメントを行いながら各事業に取り組んでいる。サテライトオフィスの運営をはじめ、重要伝統的建造物群保存地区の古民家を改修し、著名なイタリアン料理シェフ監修のレストランと宿泊施設を開業させた。さらには、惜しまれつつ閉店した老舗ラーメン店の事業承継等に取り組み、繁盛店として復活させるなど、地域の課題であった、「通過型観光から滞在型観光への転換」を図り、地方創生事業に貢献している。
<主な活動地:美馬市>
(1)表彰の対象
現在、徳島県内で活動しており、今後も活動を継続することが見込まれる個人又は団体
(過去に同一の功績により、大臣表彰又は県知事表彰を受賞していないこと)
(2)募集時期について
毎年10月頃を予定(毎年3月頃に表彰式を実施)
(3)その他
詳細等は、地域連携課(電話番号:088-621-2099)までお問い合わせください