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小中学生向けの水害に関する防災学習教材を作成しました

地域の次代を担う子どもたちの防災力向上のため、水害リスクや防災情報、自分の命は自分で守る行動(避難行動)を学んでいただけるよう、小中学生向けの水害に関する防災学習教材を作成しました。

防災学習教材

防災学習用副読本

小学校1~3年生、小学校4~6年生、中学生を対象とした、水害に関する防災学習用の副読本を作成しました。

この副読本は、水害に関する基礎知識や地域の水害リスク、命を守る避難の方法、避難に関する情報等について学び、学んだ内容を基に、防災行動計画である「ファミリータイムライン」を作成して、子どもたちが「災害から命を守るために必要な知識と行動」に関する理解を深め、避難の実効性を高める一助となることを目的としています。

各学校において防災学習で使用される際は、学校・生徒の学年に応じた副読本を選択してご活用ください。

主な内容

1.水害について知ろう

 雨や川の水がもたらす恩恵と災害、徳島県内で発生した過去の水害、水害を防ぐための対策

2.水害リスクの把握と避難場所などの確認

 洪水浸水想定区域図とハザードマップの見方、避難場所と避難経路の確認、避難する場所の種類と選択

3.取るべき避難行動と避難のタイミング

 立退き避難と屋内安全確保、警戒レベル・警戒レベル相当情報と避難のタイミング

4.命を守るためにすべきこと

 日頃の備えと大雨時にすべきこと、防災情報の取得方法、避難時の注意点

5.ファミリータイムラインの作成

 ファミリータイムラインとは、ファミリータイムラインの作り方

6.自分たちで作る防災マップ

 防災マップの作り方、作った防災マップで意見交換、実際に歩いて防災マップを確認

※学年によって異なる部分があります。

VR動画

洪水と、それに起因する外水氾濫、また内水氾濫について視覚的に分かりやすく理解してもらうことを目的として、VR動画を作成しました。

また、県が実施している防災出前授業では、VRゴーグルを用いた水害の疑似体験をしていただけますので、お申し込みいただく際にぜひ活用をご検討ください。

水害から大切な命を守るために[2分30秒](外部サイト)

洪水に関する防災学習指導の手引き

副読本を補完し、授業の参考となる知識を取りまとめた教職員向けの授業の手引き及び参考資料を作成しました。

各学校において、副読本を活用した防災授業を実施される際にご活用ください。

ファミリータイムライン

ファミリータイムラインとは、水害からの「逃げ遅れゼロ」を目的とし、台風の接近に伴う大雨によって河川の氾濫が予想される時に、あわてず余裕をもって避難行動を取るために家族が取るべき行動を時系列で取りまとめた、「家族の避難行動計画」のことです。

川が氾濫するまでの一連の流れを理解し、発信される情報の種類や入手方法、使い方を知ることで、どのタイミングでどのような行動を取るべきか考え、整理することができます。

台紙とアクションシールのデータを掲載していますので、防災授業に取り入れる際にご活用ください。

※小学校1~3年生用と、小学校4~6年生・中学生用の2種類作成しています。

小学校1~3年生用

小学校4~6年生・中学生用

なお、ファミリータイムラインの作成方法等については、こちらもご参考ください。

「ファミリータイムライン」作成の支援について(徳島県ホームページ)