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流域水管理計画

 近年、雨の降り方が局地化・集中化する一方、少雨の年が増加し二極化の様相が強まるなど、気候変動の影響による深刻な洪水・渇水の発生が懸念され、水問題は新たな局面を迎えています。これらの問題に正面から立ち向かうため、先人の絶え間ない治水の労苦の歴史に鑑み、「治水の上に利水が成り立つ」との考えの下、未来を切り拓く水管理の「道標」として、「徳島県治水及び利水等流域における水管理条例」を全国に先駆けて平成29年4月から施行しています。

 この条例に基づき、水管理を総合的かつ計画的に推進するため、県の全域及び流域ごとに、「流域における水管理に関する計画(流域水管理計画)」を策定することとしています。

とくしま流域水管理計画を策定

 条例に基づく「総合的な水管理」の具現化を図るため、条例で示す「治水」「利水」「水循環及び環境」「災害対応」「水教育」の5本柱による施策を盛り込み、県の全域における30年先の将来像を描いた水管理の「羅針盤」となる「とくしま流域水管理計画」を平成30年12月に策定しました。

 計画の策定にあたっては、県民、学識経験者、行政機関などで構成される「未来へ紡ぐOUR(あわ)の水会議」で議論を重ね、また、県民の皆様から頂いた数多くのご意見を幅広く反映しております。

 また、計画について県民の皆様に広く知っていただくとともに、水管理の大切さを理解していただき、「県民総ぐるみ」での水管理を展開していくことを目的に、推進シンポジウムを開催致しました。

とくしま流域水管理計画の一部改定

 「とくしま流域水管理計画」の具体的な取組については、流域単位で策定する「流域水管理行動計画」で示し、地域の特性や実情を踏まえ、施策毎に管理指標を設定するとともに、計画的な施策の推進に向けた進捗管理を行います。

 この「流域水管理行動計画」の作成を進め、令和元年12月に鳴門市大麻町大谷地区において、大谷川流域で地域住民や鳴門市とともに「大谷川流域水管理行動計画」を作成しました。(流域水管理行動計画は下のほうに掲載しています)

 今後、このような地域が主体となった支川単位の行動計画を積み重ねて拡大していきながらとりまとめ、施策の効果と実効性を高めるため、地域住民や学識経験者、関係行政機関からなる「未来へ紡ぐOUR(あわ)の水会議」で様々なご意見を頂き、令和元年12月に「とくしま流域水管理計画」8章計画の推進方針について一部改定しました。

とくしま流域水管理計画

目指すべき将来像と計画の体系

概ね30年後の目指すべき流域の将来像として、

永久に続く、夢と希望が膨らむ「OUR(あわ)の水」社会

を掲げ、それを実現するため条例で示す5つの柱ごとのプランを流域水管理プランとして示しています。

県税木の将来像

流域水管理プラン

  • 治水対策プラン:県民の命と暮らしを守る治水を最優先とした水管理
  • 利水管理プラン:限りある水資源を最大限に利用する水管理
  • 水循環及び環境創造プラン:豊かな水資源と多様な環境を創出する水管理
  • 災害対応プラン:事前の備えを固め、迎え撃つ災害対応
  • 水教育推進プラン:”とくしま”ならではの水管理を次世代へ継承する水教育
とくしま流域水管理計画の表紙

以下は分割版になります。

流域水管理行動計画

地域の実情や特性を踏まえた具体的な取組を示す行動計画について、地域とともに策定を進めています。

〇令和元年度策定

〇令和2年度策定

〇令和3年度策定

〇令和4年度策定

〇令和5年度策定

流域区分のとりまとめ

流域区分は、吉野川上流域、吉野川下流域、那賀川流域、勝浦川流域、海部川・宍喰川流域、その他重要河川の流域とし、地域の特性や実情など、水管理上の課題を共有する地域毎に流域計画としてとりまとめます。